ラノベの感想) 魔弾の王と戦姫<ヴァナディース> 第9巻 (MF文庫J)

ティグル(ウルス)を取り合うエレンとエリザヴェータの対決はウルスの仲裁により不発に終わりました。
ウルスはエリザヴェータに文句を言って迫る、エレンとルーリックにご主人さまを虐めないで下さいと言って止めました。
これにはエレンも絶句して追及を諦めましたね。
エレンとルーリックはウルスがティグルだと見破っていましたが証拠が無いのでエリザヴェータを追及できませんでした。
ウルスに助けられた格好になったエリザヴェータが可愛いですね。
わたし虐められてなんかいないと不平を言ってますね。

ウルスの事は一時棚上げにしてエリザヴェータとエレンはイルダーの攻略作戦を練り始めました。
二人はイルダーがジスタート南部の地理に疎いので街道を使い軍隊を小分けにして進軍して来ると考えていましたがイルダーの軍を補足できないでいました。
二人が頭を悩ませているとウルスがイルダーの進軍経路を看破しましたね。
彼はソリを使い雪の積もった山間部を移動しているんだよと進言しました。
偵察してみたら、その通りだったのでエリザヴェータが山間部を警戒しつつイルダーを追いかけ、エレンが別動隊としてイルダーの側面を突く作戦を採ることになりました。
ウルスの貢献がエリザヴェータには嬉しかったみたいですね。
ウルスはエリザヴェータの側に控えて作戦に従事する事になりました。
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戦闘が始まるとイルダーの軍が優勢に運びました。
エリザヴェータはイルダーが自分の背後を突いてくる事は分かっていましたが、部隊が雪の上で回頭するのに手間取ったんだよ。
イルダーはエリザヴェータを抑え込む事にしたようです。
彼女との直接剣を交える事になりました。
流石に剣技に優れていますね、エリザヴェータのバカ力に対抗していました。
一進一退の攻防が続く中、エレンの部隊が側面を突いてきました。
エレンはイルダーに一騎打ちを願い出て対決が始まりました。
イルダーは本当に強かったですね、エレンの剣技と互角に張り合っていましたね。
しかし残念ながらイルダーの剣が折れました、流石にエリザヴェータと竜具と打ち合った後にエレンのアリファールとの打ち合いをしたので剣の強度が限界を超えましたね。
イルダーは部下の進言で逃げました。
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ウルスはエリザヴェータの側近ナウムに頼み込んで騎兵を三十機借り受けました。
それを使ってイルダーの軍の背後を突こうとしました。
当初の目的は達成されてイルダー軍に混乱を与えましたが、更なる好機を得ましたね。
敗走するイルダーを見つけてイルダーを捕獲する事に成功しました。
ここでもウルスの弓の腕が発揮されました。
ウルスの活躍にエリザヴェータは鼻高々でしたね、可愛いですね。
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イルダーは投降して王都に向かい国王に申し開きをする事になりました。
今回の謀反は次期国王を巡る問題だったのですが、仕掛けたのは戦姫のヴァレンティナだったね。
彼女がイルダーの屋敷に仕える使用人を買収してユージェンの贈った火酒に毒が入っていた事を偽装しました。
火酒を飲むのに使ったグラスの方に毒が塗ってあったのね。
彼女はジスタート国内に混乱を起こしたかったようです。
ヴァレンティナは王家の傍系なので自分が王座に就くのを狙っていますね。
その為に国内の戦姫がジスタート内で自由に動けない状態を作り出したいようですね。
今回いい迷惑を被ったのがエリザヴェータとエレンですね。
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ライトメリッツに戻ったエレンはリムにティグルは生きていたと告げてティグルを取り戻す計画を立て始めました。
エリザヴェータの側に仕えている記憶を失ったウルスとなのる人物がティグルだと言い出したエレンに最初はリムも冗談言うなと怒りましたがエレンの話を聞くうちに納得したようです。
現状の問題はウルスがティグルである事に間違いは無いのですが、それを示す証拠が無い事でした。
そこでティグルをよく知る者をヴァレンティナの領地、ルヴーシュに遣わす事になりました。
最初はリムとティッタで行く予定でしたが、ティグルの消息を聞きに来ていたマスハス卿も同行する事になりました。
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ウルスとしてエリザヴェータに仕えるティグルは結構呑気に暮らしていました。
エリザヴェータの側近になったので昼寝と散策をして過ごしていました。
ルヴーシュの街に出てティグル=ブルムドボルンの噂話を集めていました。
この頃には自分がティグルではないかとの確信を持っていたみたいですが、イマイチ記憶が定かではなかったので確証を得ようとしていたようですね。
期待に反してルヴーシュでのティグルの知名度はイマイチで有用な話は聞けませんでした。
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エリザヴェータはエレンとは違い街に出かける事は少ないようですね。
彼女は両目の色が違う事がトラウマになっているようで出かけるのがあまり好きではないようです。
ウルスはそんなエリザヴェータをお忍びで待ちに連れ出す事になりました。
いわゆるデータですね。
エリザヴェータは初めてのお忍び散策にはしゃいでしましたね、結構可愛いですね。
宿屋で街娘風に変装していましたね。
ウルスの用意した服は胸が窮屈と言っていましたね、彼女、巨乳ちゃんだからね、仕方ないな。
楽しく遊んでいたのですがウルスが目を離した隙にエリザヴェータがナンパされてしまい大事になったね。
エリザヴェータは冷たくあしらったのですが、彼女の目を見たナンパくんが嫌そうな顔をしたんだよね。
これが不味かったね、彼女の逆鱗に触れてしまいぶっとばされました。
しかもエリザヴェータは泣いてしまうね。
彼女の左右で色の違う目は地域によって意味合いが変わるんだよね。
ルヴーシュでは吉兆とみなされるのですが、場所によっては凶兆とされて嫌われているんだよね。
泣いてしまったエリザヴェータをウルスがかっこよく慰めていますね。
帰りがけに露店の店主から可愛いお嬢さんに何か買ってあげてはと冷やかされていましたね。
ここでエリザヴェータにネックレスを贈ることになりました。
彼女凄く嬉しそうですね。
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なんだかんだで好感度が上がっていってウルスはエリザヴェータの私室の隣に部屋を貰う事になりました。
ウルスがエリザヴェータの夜の見張りをしているときに彼女の部屋から呻き声が聞こえてきました。
どうやら頻繁にエリザヴェータは夢に魘されているようですね。
慌てたウルスは彼女の寝室に侵入しました。
そこで夢に魘されるエリザヴェータを見てしまいました。
意味をなさない事を叫んでいましたね。
寝汗をかいてしまったエリザヴェータの背中を拭くことになりましたね。
おー役得ですね、彼女の尻まで拭いてるぞ。
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夢の内容をエリザヴェータは理解しているみたいで、後日ウルスと二人で寂れた神殿を訪れました。
そこはバーバ=ヤガーというおとぎ話に出てくる何かを祭ってあるそうです。
エリザヴェータは二年前にそこでヤガーから力を授かったようですね、彼女の怪力の源のようだね。
そこにヤガー当人が現れてウルスを嫌っている兵士を洗脳してけしかけてきました。
エリザヴェータがぶっ飛ばして難を逃れましたが、神殿の床が抜けて地下に落とされてしまいました。
ここでもウルスはラッキースケベイベントにあいましたね。
ウルスの上にエリザヴェータが乗っかる形で地下に落ちたみたいで、気づいたときにエリザヴェータの巨乳ちゃんをもみもみしているね。
なんて羨ましいんだ。
その後、双頭竜に襲われてしまい大ピンチでした。
エリザヴェータが竜具を使い攻撃しましたが、視界が悪い上に強力な竜技を放つための時間が稼げずに困ることになりました。
ウルスがエリザヴェータを庇おうとしたときにウルスの頭に謎の声が響きました。
これは、かつて聞いた黒弓に関係する女神の声だよね。
力が欲しいかと言われてウルスが欲しいと答えると、ウルスの左手に黒弓が出現しました。
エリザヴェータの竜具の力で矢を作り出して双頭竜を倒しました。
やはり黒弓は竜具を共鳴するみたいですね。
双頭竜を失ったバーバ=ヤガーはウルスを連れて行こうとしましたが、エリザヴェータが準備していた竜技を放ちました。
ヤガーは捨て台詞を残して消えましたが、ウルスも消えてしまいました。
エリザヴェータは暫く放心していましたが、後始末を始めました。
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どこかに飛ばされたウルスは森の中で気づきました。
野盗に襲われましたがムオジネル人の商人ダーマードに助けられました。
ウルスは自分がルヴーシュの公宮に務めているのでそこに連れて行ってくれと頼みます。
銀貨百枚で連れて行ってくれる事になりましたが、互いの素性を語っているときに問題が発生しました。
ムオジネルの商人だと言っていた、ダーマードは実はムオジネルの王弟クレイシュ=シェヒーン=バラミールの部下でした。
彼の目的は消息不明になっているティグルの生死を調べる事でした。
ティグルについてダーマードがウルスに質問したときに、たぶん俺のことだと言ってしまいました。
記憶喪失であるとか、自分がティグルで間違い無いとか言ってしまいました。
これは大問題だね、ティグルを探している敵兵に自分から名乗ってしまったからね。
あらーダーマードの奴は剣を抜いてウルスに突き付けてるぞ。
これはムオジネル行きになるのかな?
まだまだ捕虜生活は続くのかな。
それとも冗談言うなと公宮に連れて行ってくれるのかな?
銀貨100枚だからね、微妙な感じだね。
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レーベル:MF文庫J
発行日:2014/5/31
著者:川口士
イラスト:片桐雛太
ISBN:978-4-0406-6749-2
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成分美少女ラッキースケベハーレム恋愛戦闘作戦
評価AAACAAAB
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