ラノベの感想) 魔弾の王と戦姫 第11巻 (MF文庫J)

レギン王女が狙われました。
彼女の寝所に侵入されてしまいましたが、密かに護衛していたカルヴァドス騎士団のオーギュストにより撃退されました。
レギン王女は逞しく成長しているみたいですね。
彼女は寝所のベッドに付いた天蓋に隠れていたのですが、襲撃者と騎士団の戦闘の一部始終を目撃しましたが、ショックを受けた様子は無いですね。
暗殺作戦は失敗に終わりましたがこれは陽動でした。
本当の狙いはブリューヌの宝剣デュランダルを盗み出す事でした。
まんまと目的を達成されてしまい、レギン王女は対応に苦慮する事になりました。
しかし彼女は強かでした。
何れ宝剣を盗み出した一派がそれを口実にレギン王女を糾弾してくるだろうと予想して、偽物を作らせて飾ることにしました。
彼女が成長したなと感じたのは偽物を二本用意した所です。
案の定、テナルディエ公爵の未亡人、メリザンドさんがデュランダルを偽物だと言い出してレギンを糾弾し始めました。
ブリューヌ王宮での新年会の席で起こしたのでたくさんの貴族がその場に居ました。
彼女の作戦は大勢の目撃者の前でレギン王女の権威を失墜させようと考えたようですけど、レギン王女が一枚上手でした。
偽物である事を証明する為に飾られていた偽デュランダルを使い床を斬りつけました。
勿論偽物なので折れてしまいました。
レギン王女は臣下に命じてもう一つの偽デュランダルを持ってこさせました。
そちらは折れてしまった物よりも立派に作られていました。
偽物を飾っていたのは、王宮に何者かが侵入して自分を暗殺しようとしたので用心の為に偽物を飾っていたと説明していました。
その場にいた貴族たちは誰も間近で本物のデュランダルを見たことのある人は居なかったのでレギンの言い訳が信用されてしまいました。
困ったのはメリザンドさんで彼女は王宮に拘束される事になりました。
彼女は今回の反乱の表向きの首謀者のようです。

ティグルはジスタート王宮で行われた新年を祝う太陽祭に招かれていました。
そこには戦姫も勢ぞろいしていたのですが、行方不明だったティグルが無事に戻った事を知らせる為に一人ひとりの部屋を訪れていました。
ティグルが次の戦姫に会いに行くのに同行する戦姫が続出してティグルが五人の戦姫を連れて大広間に到着する事になってしまいました。
ジスタート国内でもこれだけの数の戦姫と懇意にしている貴族は居ないのでティグルは注目されていました。
大広間でジスタート王が新年の祝賀を述べてから、次期国王をユージェンにするとの発表を行いました。
概ね好評のようでした。
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戦姫たちに無事を知らせて回っているときのオルガ=タムがティグルにプロポーズして来ましたよ。
彼女は旅を終わらせて領地であるブレストに戻ったようです。
戦姫としての自覚が出てきたようで、自分がブレストを離れる訳にはいかず、ティグルもいずれはブリューヌに帰国するので結婚して一緒に暮らす事は出来そうもないので、子供が欲しいと要求してきました。
おー、ティグルにここまで直接的にアプローチした戦姫は初めてじゃないのか?
エレン、ミラ、リーザ、は顔面蒼白で焦っているぞ。
先越されたとか思っているのかしら?
ソフィーは楽しそうにオルガを見守っているね。
ティグルはどうやて断ろうかと考えましたが、五年たっても気持ちが変わらなけらば、その時にまた考えると答えましたがオルガが譲りませんね。
三年だったら待つと言いましたが、短いとティグルが反論すると四年待つって事になりました。
ティグルの思惑どおりに四年の間にオルガが戦姫として色々と学び気持ちが変わるか注目ですね。
オルガがティグルに抱いている気持ちは本物っぽいのでティグルは自分の首をしめた感がしますね。
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エリザヴェータとの再会は最初こそぎこちなかったですが、すぐにウルス時代の親密さになりました。
エレンやミラが愛称で呼ばせているので、羨ましかったのか、自分の事をリーザと呼んで良いと言いました。
あらーリーザもティグルに気がある感じですね。
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大広間で会ったヴァレンティナも含めた戦姫全員とティグルは怪物に対する情報の共有を図りました。
それぞれの出会った怪物の特徴などを共有していました。
ヴァレンティナだけは怪物と会ったことは無いのですが、彼女はガヌロンと通じていたので多少の知識はあったのかな。
すぐに信じてくれましたね。
戦姫はドレスを着ていたのでとても華やいだ感じの会議でしたね。
これだけ目の保養になるなら会議万歳ですね。
情報を共有してもそれ程の事は分かっていませんね。
怪物が一枚岩では無いのかもしてないと気づいた点は大きかったですね。
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ティグルはヴィクトール王に密かに呼び出されて二人だけで話し合う機会を得ました。
そこでビックリな事をヴィクトール王は提案してきましたね。
ティグルの功績に対して何を報いれば良いのかと思案した結果、兵を貸すのでブリューヌの王に鳴るのはどうだろうと提案してきました。
ヴィクトール王は領土拡大の野心は無いみたいですね。
ティグルが戦姫全員と懇意にしている事を高く評価してくれているね。
戦姫と仲良しのティグルがブリューヌの王になればジスタートとブリューヌ両国に争いは無くなり自国が平穏になると考えているようですね。
ティグルはレギン王女に忠誠を誓っているので断りましたが美味しい話だったね。
その後、ヴィクトール王の勧めで次期国王のユージェンとも会いました。
ユージェンからは、ヴィクトール王の言葉は王なりの励ましだよと教えられました。
ティグルはユージェンに対しては好印象を受けたようですね。
それと、広間で再会したイルダーにも好印象を抱いたようですね。
イルダーは正直な人のようで、ティグルの弓の腕を素直に褒めてきたね。
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太陽祭の途中でブリューヌにザくスタン王国が攻め入ったとの報告が届きました。
ティグルは直ぐにブリューヌに向かう事になりました。
ここでヴィクトール王はジスタートとブリューヌの友好の証として戦姫に出陣を命じました。
エレンとヴァレンティナが出陣する事になりました。
ミラは自分も出陣したいと進言しましたが、ムオジネルの動きが気になるので待機を命じられました。
リーザ、ソフィー、オルガにも領地での警戒を命じました。
うーん、エレンはヴィクトール王は戦姫の力を削ぐのが目的で他国への出兵を命じたと考えているようですがどうなんだろうね。
ヴァレンティナへの出兵命令は彼女が国内で混乱を起こそうと画策している事に気づいていた彼女を国外に置いておこうと考えたんじゃないかな。
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ブリューヌに戻ったティグルは南に向かいマスハス卿と合流しました。
西と南から攻めてきましたは南の方が敵数が少ないのでそちらに向かう事になりました。
ティグルはマスハスから今回のザクスタンの動きが速すぎる理由を説明されて愕然としていました。
ブリューヌ南部の港がザクスタンに協力しているとの事でした。
それからデュランダルが盗まれた事も教えられました。
ティグルたちは連合軍なので名前を決める事になり、ティッタの提案した月光の騎士軍が採用されました。
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敵の将軍は設計とかが得意な人で丘を砦に作り変えていました。
事前に戦った騎士団から敗因を聞いていました。
敵は丘砦の中に引き入れてから攻撃して来るようです。
ティグルたちは敵の作戦により初戦は敗退しました。
砦の中に引き込まれ無いように注意していましたが、用兵が巧妙で引き込まれてしまいました。
どうやって攻略しようか軍議を重ねている所にヴァレンティナが一人でやって来ました。
彼女は馬車に乗ってやって来ましたね。
彼女の軍隊はまだブリューヌの港に付いたばかりのようですね。
たった一人でやってきた彼女にやてやれと思っていたティグルでしたが、ヴァレンティナが良い作戦を思いつきました。
まあだまし討ちなんだすがね。
彼女が使者としてザクスタンの隊長と会ってザクスタンとジスタートで連合してブリューヌの領土を少しだけ頂こうと提案して来ました。
ヴァレンティナの交渉は上手くいき敵将クリューゲンは騙されてしまいました。
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ヴァレンティナが水浴びしている所にティグルは遭遇しました。
川で水浴びしようとしたティグルは先客の存在に気付いて下流に行って水浴びしていたのですが、ヴァレンティナの造花が川に流されてしまいました。
彼女はそれを追いかけて下流にやって来ました、全裸で。
全裸のティグルと見つめあってしまいました。
ティグルのが大きくなっていますね、正直です。
ヴァレンティナは冗談のつもりでしょうが、大鎌の竜具でティグルのを斬り落とそうとしましたね。
その場は造花を拾ってくれたことで不問になりました。
しかしティグルはついてるね、ヴァレンティナを拝めてしまったね、会ったばかりなのにね。
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この造花は敵陣からの逃走時に使ってますね、火を起こせる造花のようです。
クリューゲンを騙す為にヴァレンティナは彼の陣地で戦闘終了を待つことになりました。
月光の騎士軍の陣営で騒ぎを起こして混乱している間に夜襲を掛けるのがヴァレンティナの提案した作戦でした。
混乱していると思っていた月光の騎士軍は統率された反撃をしてきてザクスタン軍は敗走する事になりました。
丘砦を失ったクリューゲンは南を目指して移動を開始しました。
兵を養う食料な無かったんだよね、丘砦に置いてきてしまいました。
それを追ってきた月光の騎士軍との第二戦に突入しました。
砦を使えないのですが兵数では上回っていて優位に進めていましたが、ティグルとエレンが大将のクリューゲンはを討ちに来ました。
ティグルの作戦が見事に嵌り、逃げるクリューゲンはを討ち取りました。
大将を殺されてザクスタン軍は投降しました。
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ミラの守るオリュッツにムオジネル軍が現れました。
ミラはフォドニー城砦に赴き睨み合いが始まりました。
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サーシャが亡くなり所有者が決まっていなかった竜具が主を定めたようです。
エレンが所属していた傭兵団とも親交があった元傭兵のフィグネリアさんです。
彼女はエレンの事も知っているようですね。
フィグネリアさんがどう動くかも注目ですね。
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レーベル:MF文庫J
発行日:2015/3/31
著者:川口士
イラスト:片桐雛太
ISBN:978-4-0406-7477-3
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成分美少女ラッキースケベハーレム恋愛戦闘作戦
評価AAAAAABAAA
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魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉11 (MF文庫J)

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