ラノベの感想) 魔弾の王と戦姫 第12巻 (MF文庫J)

サーシャが亡くなり空席となっていた戦姫が決まりました。
フィグネリアさんです。
彼女は元傭兵で幼少期のエレンとリムに出会っていました。
エレンは乳児の頃に傭兵団の団長に拾われ傭兵団の中で育てられました。
団長は育ての親だったみたいです。
その団長とフィグネリアは割と仲良しな知り合いだったのかな。
とある戦場で敵として遭遇して殺し合いの結果フィグネリアさんが団長を斬りました。
うーんエレンは多分それを覚えているんだよね。
リムもフィグネリアには会っているので問題になるのかも知れないね。

戦姫になったフィグネリアさんは王宮を訪れて国王から新たな戦姫に任命されレグニーツァの領主になりました。
傭兵団の団長から彼の夢である自分の望む国を作るという話を聞かされていたフィグネリアさんはそれを参考にするようだね。
団長の夢はエレンもしっていた彼女は既に実践に移しているね。
戦姫としてはエレンは先輩になるのですが、二人が協力する事があるのかな。
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ザクスタン軍に勝利したティグルは王都に凱旋しました。
その時点でヴァレンティナの発したティグルがジスタートと通じ合っていてブリューヌを裏切るよという噂が蔓延していました。
王宮内はまだレギン王女が掌握できていないようです。
レギン王女は真意を使える為に積極的な行動に出ました。
マスハス卿も協力しているのかも知れませんね。
マスハスに薦められて大浴場で入浴中のティグルの元に全裸のレギンが現れました。
おー、おー、大胆な行動ですね。
彼女はティグルの背中に抱き着いてきましたね、全裸で!!
おーティグルが必死に情欲と戦っていますね、こいつ王女を押し倒してやってしまいそうでした。
危なかったね、何とか臣下としての忠誠心が勝り事なきを得ましたが、レギンは不服なのかもしれないね。
彼女は王宮内でティグルと正直な意見交換を出来ない状況でしたので、二人しかいない場所でティグルに王宮に務めてくれないかと真摯に訴えてきましたね。
命令として言っていないところがレギンの本気を示しているね。
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深夜の王宮で反乱が起こりました。
テナルディエ公爵の未亡人、メリザンドを救出するのとティグルとレギンの暗殺を目的として攻撃してきました。
人数は少なかったのですが、兵士の食事に毒を盛り腹痛で動けなくするなどの作戦をとってきました。
それでも心もとないと判断したガヌロンが私的に協力していました。
彼はヴォジャノーイなどの怪物と同等のようで強かったですね、人間ではないので腕力も桁違いです。
素手で武装した兵士を兜ごと頭を握りつぶすなどの手段で衛兵の数を減らしていました。
騎士団が機能しなくなっていたので、レギン王女を警護していたオーギュストがレギンが逃げる時間を稼ぐ為に亡くなりました。
彼はアルサス出身でティグルやティッタと旧知でした。
オーギュストの亡骸を前にティグルが怒っていましたね暴発しそうでしたがマスハス卿の声で冷静さを取り戻したね。
レギン王女は隠し通路を通って逃げ出した後でした。
レギンの行方は後からその場に到着したエレンとリムに候補地がありました。
謁見の間に逃げたのではないかとの話になり急ぐティグルが無茶をしましたね。
謁見の間はレギンの寝室の真下にありましたが、階段が離れた場所にしか無いので遠回りです。
そこでティグルがエレンにアリファールを使ってもらい風の力で一階下のバルコニーに飛ばして貰いました。
結構なアクロバットでしたが、無事に階下に到着したティグルが絶妙なタイミングでレギンを助ける事になりました。
これは惚れちゃうくらいにカッコいいタイミングでした。
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当初は優勢でレギンを追い詰めたメリザンド一派でしたが、ティグルの参戦でレギンに襲い掛かるのに時間が掛かる事になりました。
ティグルとレギンの護衛二人で時間を稼ぐ間にエレンたちがなだれ込み状況は一変しました。
追い詰められたメリザンドは折れたデュランダルの偽物の破片を手にレギンに襲い掛かりました。
おー意外と攻撃的だったんだね、彼女は貴婦人のように思えたので武器を自身で手にするとは意外でした。
しかし松明を持っていたレギンは反射的に松明を突き出しメリザンドの服に燃え移りました。
慌てた彼女は火を消そうと床を転がりましたが、運悪く抜け穴に落ちて首を折り落命しましたね。
最後は呆気ない幕切れで反乱は終わりました。
メリザンドの協力者には王宮内の重鎮も居たのがマスハスを始めとするレギンの理解者には衝撃だったようだね。
まだまだレギンが王女として認められるのは遠そうだ。
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反乱を鎮圧したティグルたちは西から攻めてきたザクスタン軍の討伐に向かいました。
ザクスタン軍を指揮するレオンハルト=フォン=シュミットは強かったですね。
全軍を騎兵でそろえた五万の騎兵団を指揮していました。
彼の進軍方法は特殊なものですが合理的ではありましたね。
騎兵は歩兵よりも馬の分だけ食料が必要なんだね。
騎兵だけの軍隊でどのように行軍して来たのか考えていたティグルたちは正解に思い至り驚くことになりました。
レオンハルトは物資は全て現地調達で賄っていて町や村を襲撃しては物資を供出させて移動していました。
この時に領民は殺さずに解放してから村や町を焼き払っていました。
難民となった領民はブリューヌの兵が助ける事になりブリューヌ軍の動きを鈍らせていました。
難敵でしたね、初戦は引き分けだったと言えるでしょうね。
二戦目も膠着し始めましたがエレンの活躍でブリューヌが優勢になり始めましたが、そこにザクスタンに援軍が登場しました。
犬猿の仲と言われていたアスヴァール軍が現れてしまいました。
両軍とも兵を引き戦いは一旦終わりましたが、二対一の戦況でどうしようかとティグル達は頭を悩ませるね。
アスヴァールに使者を送り彼らの目的を聞くことになりましたが使者を誰にするか揉めました。
リムが立候補していましたね、ジスタート人の自分が赴くのが適任ですと彼女は言い張りましたね。
ティグルは止めましたが他の首脳陣、ヴァレンティナやマスハスは賛成していました。
確かに合理的なのでリムが使者として赴く事になりました。
中々戻らないリムにやきもきしていましたが、夜遅くにアスヴァールの使者がやって来てティグルとの会談を求めていました。
アスヴァールの指揮官はタラードでした。
リムの帰りが遅かったのはタラードがリムからティグルのこれまでの功績とタラードと別れてからの近況を聞き出していたからでした。
タラードが進軍してきたのは、自身がアスヴァール王となる為には更なる武勲が必要なのでザクスタンの要請を聞き入れてブリューヌに侵攻したと言っていました。
ティグルは率直にブリューヌから撤退してくれと頼みましたがタダではダメとなりました。
差し出す物が無いティグルはブリューヌと組んでザクスタンを攻めないかと提案していました。
タラードはリムから聞き出したティグルと戦姫たちの関係が良好である事実を重視していました。
ティグルと敵対した場合にジスタートはアスヴァールを攻めるのでは無いかと警戒していました。
彼はティグルの誘いにのりザクスタンの領地を切り取り始める事になりました。
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アスヴァールに裏切られたと理解したレオンハルトは兵を引きザクスタンに戻りました。
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ミラの領地を攻めて散々ジスタートに攻め入ると偽装を施したムオジネル軍はブリューヌに侵攻を始めました。
それに気づいたミラはブリューヌに進軍したかったのですが、守りを捨てられないので動けませんでした。
そこへ彼女の竜具が怪物がブリューヌに現れた退治しろよと思念を送ってきました。
ミラは単騎で怪物を討伐する為にブリューヌに向かいました。
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ザクスタンを退けたティグルとエレンはメリザンドの資金を使って集められた軍に敗れたようだね。
二人は戦場の混乱で行方不明!どうなるんだ。
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ガヌロンがブリューヌに手を出してきたのはティグルの弓の力を見たかったからでした。
ガヌロンと戦うティグルの前にヴァレンティナが空間を渡り現れ彼女の竜具の力を吸収した矢を放ちガヌロンを撃退しました。
これでガヌロンの目的は果たせましたが、ティグルの前から逃げたガヌロンとヴァレンティナが密会していましたね。
何やら二人にしか分からない秘密があるようだね。
ヴァレンティナが近いのですかとかガヌロンに聞いていましたね。
近く何かが起こるようですね。
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レーベル:MF文庫J
発行日:2015/7/31
著者:川口士
イラスト:片桐雛太
ISBN:978-4-0406-7720-0
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成分美少女ラッキースケベハーレム恋愛戦闘作戦
評価AAAAAABBAAA
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魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉12 (MF文庫J)

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