漫画の感想) ちはやふる 第24巻 (BE LOVE KC)
概略:
名人戦では周防名人が勝敗数をコントロールしているので原田先生の連勝ではじまります。クイーン戦では詩暢ちゃんと猪熊さんの接戦が続きます。1試合目は運命戦になり詩暢ちゃんが勝利しました。しかし詩暢ちゃんのお母さんと千早の不用意な発言が詩暢ちゃんを窮地に陥れます。千早が詩暢ちゃんへの友情を示す事になり苦しんでいる彼女を救う事になります。
レーベル:講談社コミックビーラブ
発行日:2014/4/11
著者:末次由紀
ISBN:978-4-06-380422-5
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名人戦の会場に新の姿が無い事に気が付いた千早は新に電話しました。
新に好きだと言われて返事をしていない彼女は異様にドキドキしています。
新は観戦しようと思い昨日から京都の叔父さんの家に泊めて貰っていたそうですが風邪をひきました。
新はネットで見てる、と言っています。
お大事に、と言って千早は電話を切りました。
千早は新に好きと言われた日から指先とお腹がいつも暖かいそうです。
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詩暢ちゃんの変な髪型が気になった菫が浮いていると主張します。
千早が、あれは今一番ホットなスノー丸のガールフレンド、スノー姫のヘアスタイルだよ、と教えています。
千早は詩暢ちゃんオシャレ過ぎると感嘆していました。
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千早は暗記時間中に周防さんが廊下に出て電話している姿を見てしまいます。
周防さんのフザケタ姿を見てしまい、こんな人が名人で居るのは嫌だと思ってしまいます。
周防さんにも何らかの事情がありそうなんですよね。
落ち込んでいる千早の横を坪口さん、桜沢先生、須藤君、知らない女の人が通過します。
四人は今年の札ボーイと札ガールでした。
坪口さんが原田先生の札を担当し、須藤君が周防名人の札を担当します。
桜沢先生が猪熊さんの札を担当し、知らない女の人が詩暢ちゃんの札を担当します。
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詩暢ちゃんの札を担当するのは明星会に所属している結川桃4段です。
札ガールを誰にも頼めない詩暢ちゃんを伊勢先生が気遣ってくれたようです。
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結川さんは重度のかるたプレイヤーオタクで桜沢先生と猪熊さんは彼女の憧れです。
桜沢先生の近くに居られて幸せそうにしていますよ。
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千早は自分がクイーン戦に出る時に誰に札係を頼もうか考えています。
かなちゃん、菫ちゃん、肉まん君、机君、太一、と名前を上げていきます。
太一は名人戦に出ているかも、と夢想しています。
千早の脳裏では太一と新が名人戦をしています、千早と詩暢ちゃんがクイーン戦をしていました。
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第1試合が始まりました。
名人戦では周防名人が勝つ気が無かったので原田先生が優勢に進めていました。
対してクイーン戦は白熱の展開となっていました。
ネットで観戦中の新は書き込みに対して解説を書き込んで感謝されています。
ちょっと嬉しくなっていました。
新はネット中継を満喫しているようです。
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詩暢ちゃんは猪熊さんの札が減ってきても動かさない独特の配置を面白いと感じてます。
クイーン戦は運命戦に突入しました。
詩暢ちゃんは自陣の札が読まれない筈はないと自信を持っていました。
札が自分を選ばない筈ないと思っています。
詩暢ちゃんの自陣がでて1試合目は詩暢ちゃんが勝利しました。
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周防名人がクイーン戦と同じ枚数差になる様に調整していたので名人戦も運命戦に突入します。
原田先生の自陣が出て1試合目は原田先生が勝ちました。
周防名人の連勝を12で止めたと騒然となっています。
しかし、周防名人を理解している須藤君と太一は周防名人が勝ち星をコントロールして5戦目まで行くつもりなんだ、と見抜いていました。
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昼食の時間になり其々の控室に戻りました。
原田先生は寝転がって疲労を回復させています。
周防名人の控室にはかるた部の後輩が来ていて賑やかにしていました。
周防名人はまだ電話で何かを相談していますね。
猪熊さんの控室には桜沢先生が来ていました。
そこに理音が応援にやって来ました。
理音は1試合目は惜しかったし2試合目はきっと勝てますと言おうとしたようです。
猪熊さんは、よく見ていてね、たぶんこれが私の、最後のクイーン戦だから、と理音に語り掛けています。
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詩暢ちゃんの控室はいつも通り静かでした。
控室に居るのは詩暢ちゃんとお母さんだけです。
詩暢ちゃんに友達いないのは本当のようですね。
詩暢ちゃんはお弁当を食べながら1試合目の回想をしています。
猪熊さんとの対戦をおもしろい、強くて、楽しい、と思っています。
箸を持ちながら素振りをしていてお茶を零してしまいます。
ここでお母さんが余計な一言を言ってしまいました。
お母さんは詩暢ちゃんの事をもう少し大人だと思っていたようですね。
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祖母が詩暢ちゃんに豪華な着物を買ってくれたのは、政治家の祖母が、詩暢ちゃんを綺麗な看板に使う為だと言ってしまいました。
詩暢ちゃんはショックを受けたようですが、そこに千早が登場しました。
千早は詩暢ちゃんに差し入れを持ってきましたよ。
千早が来てくれて嬉しくなった詩暢ちゃんは「千早、座りい」と言って座布団を差し出します。
千早は千早と呼ばれて驚いたようです。
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東京からわざわざ来たんか?暇やなー、と詩暢ちゃんが言うと、千早は、原田先生が自分のかるたの先生だと教えます。
そっちの応援メインやないの、と詩暢ちゃんは不満を示します。
千早は、詩暢ちゃんも猪熊さんも自分にとってはライバルなんだと主張します。
詩暢ちゃんは東日本予選も突破できないでライバルとは大うけやわ、と言っています。
詩暢ちゃんのお母さんは詩暢ちゃんが千早と楽しそうに会話しているのに驚いています。
千早は東日本予選の日に修学旅行が重なって出場できなかった事を教えます。
それを聞いた詩暢ちゃんは千早に裏切られたと思って様ですね。
差し入れのスノー丸どら焼きを投げ捨てて試合会場に向かいました。
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詩暢ちゃんは自分には何も無いと思ってしまったようです。
調子を崩してしまい猪熊さんにリードを許す事になりました。
札も猪熊さんの陣が読まれる回数が増えていきます。
猪熊さんが、これが最後のクイーン戦だと言ったのには理由がありました。
彼女は三人目の子供を妊娠中でした。
猪熊さんは奇跡を起こしたいと考えています。
一生かるたを好きでいる女の人の為に子供が3人いても女王になれると証明しようとしていました。
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千早は東日本予選に出ないで修学旅行に行った事が詩暢ちゃんを裏切ったんだと理解しました。
詩暢ちゃんは流れを引き戻せずに負ける事になりました。
クイーン戦と札の数を合わせていた周防名人は4枚差で原田先生に負けました。
周防名人も詩暢ちゃんもあと1敗で陥落する事になってしまいます。
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1勝1敗になった場合、クイーン戦は1試合休みになります。
その間に名人戦は行われます。
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千早は詩暢ちゃんを助ける為にかなちゃんの元に走りました。
千早は襷の作り方を教えて貰ったようです。
敗戦にショックを受けた詩暢ちゃんは一人で近江神宮にお参りに行きました。
これを千早が追いかけます。
詩暢ちゃんは何かを握り締めて祈ってますね・・・干し柿かな?
詩暢ちゃんは自分が思っていた以上におばあちゃんが好きだったことを知りました。
祖母に好かれているのか自信が持てないようですね。
詩暢ちゃんの隣で千早がお参りをしています。
それに気付いた詩暢ちゃんは先に帰り始めるんだけど、寒そうな千早にスノー丸マフラーを貸してくれます。
二人の間に友情が芽生えたような?
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戻ってきた詩暢ちゃんは一人で出来ると言って控室に籠ります。
着替えて出てきた詩暢ちゃんに千早が襷を付けました。
詩暢ちゃんは千早の好きにさせています。
詩暢ちゃんのお母さんが驚いているぞ。
詩暢ちゃんが、なんてお参りしたのか聞いてきました。
千早は「原田先生が全力出せますように」お参りしたと答えます。
そっちの応援メインやないの、と詩暢ちゃんは不満そうですげ、自信が蘇ったようです。
千早に背中を押されて詩暢ちゃんは3試合目に向かいました。
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猪熊さんはつわりが酷く苦しそうにしていますね。
桜沢先生は猪熊さんは、今までで私が戦ってきた中で一番強いの、心も身体も、懸ける気持ちも、と言っています。
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周防名人は試合の合間に電話をしています。
名人戦のネット中継を見て貰いたい人が居るようですね。
知り合いに設定を頼んでいるようです。
周防名人の知り合いに目の悪い人が居るよですね。
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名人戦の3試合目は周防名人が勝ちに来ました。
周防名人は試合中に、詩暢ちゃん僕らの力を見せてやろうよコントロールされるのは僕ら以外だ、と考えています。
3試合目は17枚差で周防名人が勝ちました。
太一と須藤君は原田先生にこの位の差を付けられるのか、強い、と驚いています。
原田先生は負けてしまいましたが不敵な笑みを浮かべています。
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名人戦の4試合目、クイーン戦の3試合目が始まりました。
解説に山城今日子さんが付く事になります。
読手をしてくれない彼女に周防名人は不満を持っています。
「なぜ試合で読まぬ、キョコタンめっ、で・も・好・き」
周防名人の心の声が聞こえたのか、山城さんはゾックとしています。
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クイーンの札の動かし方を見ていた桜沢先生はクイーンがどうやって札と結びついているか見破りました。
詩暢ちゃんが絵札のイメージと結びついていると理解し仰天しています。
それが理解できると詩暢ちゃんの取り方が鋭くて優しい事が分かりました。
桜沢先生は自分が札なら詩暢ちゃんの取りのように、綺麗に縁を払って欲しいと思っています。
桜沢先生はクイーンになる人との違いを思い知らされ涙しています。
桜沢先生は詩暢ちゃんの孤独も理解したようです。
詩暢ちゃんが調子を取り戻したようですね。
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原田先生はこの試合から千早に聞いた周防名人の弱点を突き始めます。
千早が教えた周防名人の弱点とは、視界の端の札が良く見えていないように思われる、です。
原田先生は、敵陣に攻め込んで札を動かし、配置を細かく変える事で攪乱作戦にでました。
原田先生は、取るぞ名人位、と意気込んでいます。
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成分 | 美少女 | 友情 | ライバル | かるた愛 | 恋愛 |
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