漫画の感想) ちはやふる 第8巻 (BELOVEKC)


概略:
千早はヤル気の無いユーミンを見て一枚も取らせたくないと思ってしまいます。早い取りを始めてしまいミスをしてしまいます。会場の熱気が強くなり過ぎているタイミングでユーミンの師匠の北野先生が窓を開けてしまいました。涼しい風が吹き込んで来て選手たちはリラックスする事ができました。北野先生がユーミンに向かって自分のかるたをしろとアドバイスを送ります。これを聞いた千早を含めた単純な選手は皆リフレッシュしてしまいました。自分のかるたをしろってアドバイスを受けたユーミンが本来のかるたを始める事になります。

レーベル:講談社コミックビーラブ
発行日:2010/3/12
著者:末次由紀
ISBN:978-4-06-319282-7
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千早はヤル気の無いユーミンに一枚も取らせたくないと思ってしまいます。
強気に攻め込んで早い取りを繰り返していたのですがミスしてしまいました。
会場の外で見ているユーミンの師匠である北野先生が窓を開けてしまいました。
会場内の熱気で窓ガラスが曇ってしまい背の低い彼には試合が見えなくなっていました。
窓を開けた事により会場内に涼しい風が吹き込む事になりました。
これで選手たちはリフレッシュする事ができました。
北野先生は自分のかるたをしろ、とアドバイスを送ります。
それを聞いた千早を含む単純な選手は気負いを消す事ができました。
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北野先生のアドバイスを聞いたユーミンが本来のかるたを始めます。
彼女はどちらの取りか微妙な場面で揉める事を始めます。
千早は揉めるのが苦手なので早い取りをする事になりました。
これが不味かったようです。
ミスが増えていきユーミンに逆転される事になりました。
千早はユーミンの取りは遅いと思っていたようですね、敵陣の一字決まりも取れると思っていたようです。
しかしユーミンは自陣の札をキッチリと守ってきました。
千早はペースを乱してしまい自滅してしまったようです。
ユーミンは千早の無理な取り方を見て自分のかるたを取り戻したようですね。
負けて呆然としている千早は決着後の礼が出来ませんでした。
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逆転負けを喫した千早はショックを受けたようです。
控室のクロゼットの中に隠れてしまいました。
かるた部のメンバーが心配して集まって来ましたが、ユーミンと同じ翠北会に所属している肉まん君、机君、かなちゃんをユーミンの応援に行かせる為に太一だけが残る事になります。
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須藤君がやってきて千早の携帯番号を勝手に入手していました。
彼は二回戦を突破したので千早に坊主頭の写メを送って貰うと言っています。
太一、肉まん君、机君が坊主頭になり、かなちゃんがショートカットになるから許して欲しいと交渉しています。
須藤君は認めるつもりは無さそうです。
そこに原田先生がやって来ました。
千早と須藤君が先に負けた方が坊主頭になるって賭けをしていたと知った原田先生は自分が須藤君に勝ったら反故にしてね、と挑発してきました。
須藤君は原田先生の挑戦を受けてしまいます。
原田先生の強気さにかなちゃんがカッコいいと感激しています。
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クローゼットの中で落ち込んでいる千早に太一が新が西日本予選で勝ち進んでいる事を教えます。
千早は太一が新とメールをしている事を悔しがっているようです。
大会が終わった後で太一は新のアドレスを千早に教えたようです。
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原田先生が勝ち上がって4回戦で須藤君と当たる事をかなちゃんが知らせてくれました。
千早はクロゼットから出てきて観戦に向かいました。
原田先生は気合で須藤君に勝ったようです。
3枚差で負けた須藤君は原田先生の事を人間じゃなくて知的な熊です、と言っています。
大迫力だったようですね。
原田先生は千早の坊主を掛けて戦っていた事を忘れていました。
自分の勝利のみに集中していたようです。
千早の存在に気が付いた原田先生はユーミンに負けた後、礼をしなかった千早を咎めています。
「いけないよ、どんなに悔しくても、礼を大事にしなさい」
千早の心構えに変化が起こったようです。
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原田先生は準決勝で負けてしまいましたが、その戦いは、白波会の坪口広史の援護射撃になったようです。
東日本の代表者が決りました。
名人位は白波会の坪口広史、クイーン位は翠北会の山本由美(ユーミン)に決まりました。
千早は、負けてしまった金井さんと、また来年ね、と言葉を交わして敗者の一年を始める事になりました。
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千早が告白されました。
通学に使っている駅で声をかけられたそうですよ。
初めて告白された千早は舞い上がっています。
「つきあって」と言われたのは初めてで、これを逃すと一生言われないかも知れないと考えいます。
かなちゃんは「お断りすべきです」と言っています。
彼女は千早の事を何も知らない他校の男子でしょ?と否定的です。
机君と肉まん君は千早が告白されたのが初めてと聞いて無駄な美人だな、と言っています。
机君は傍に居たら綺麗だって思わなくなったと言ってますね。
二人の容赦ない台詞から真の仲間って感じがしますね。
太一はつきあってみればいいんじゃないか、と言っています。
千早は経験しないと分からないのでやらせてみようと考えているようです。
かるたをしている千早を知らない男とつきあうなんて絶対に無理だ、とも言っています。
千早はすでにアドレスと番号を教えてしまっていました。
メールと電話が一杯来るそうですよ。
チョロ過ぎて心配になるね。
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太一が着信拒否に設定して明日から早起きして俺と同じ電車に乗れと言ってきます。
千早は太一が心配で仕方ない事を理解できていないようです。
肉まん君と机君も太一の気持ちには気づいていないようですね。
かなちゃんだけが太一の隠しきれない恋心を察していました。
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千早は新にメールしたいようですが出来ないようですね。
彼も西日本予選で4回戦で負けてしまったそうです。
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新は厳しい顔で悩んでいるようです。
クラスメートからも何かあったのか?と心配されていますね。
同じクラスの由宇ちゃん(お隣さんだよね)が心配していますが新の耳には入っていないようです。
新は練習が足りないとの結論に達しました。
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南雲会には新と拮抗する実力者が来ていませんでした。
新は兄弟子の村尾さんの家に迎えに行く事にしました。
彼の帰りを待っている間夕食をご馳走になっていましたね。
村尾さんに練習に戻って欲しいとお願いしていますね。
新はかるたから逃げて離れてしまった事を後悔していると告げます。
長いことかるたから離れると名人を目指せなくなると言って説得を試みています。
村尾さんは、名人を目指す以外のかるたが無い、と考えている新の意見を怖いと言っています。
村尾さんは名人を目指すレベルではもうできない、遊びでやる時だけ声を掛けて欲しいと言っていました。
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東西の代表者による名人位・クイーン位への挑戦者決定戦が始まりました。
白波会からは坪口広史さんが名人位への挑戦者決定戦に出場します。
対戦者は武村敬一さんです。
翠北会からは山本由美さんがクイーン位への挑戦者決定戦に出場します。
対戦者は逢坂恵夢ちゃん17歳です。
原田先生は白波会から名人を輩出する事を悲願としています。
坪口さんは惜しくも負けてしまいました。
試合後原田先生に抱き着いて悔し泣きをしていました。
それを千早と太一は見ていたようです。
翠北会の山本由美さんは勝ちました。
肉まん君、机君、かなちゃんは一緒に喜んでいたようです。
練習している千早と太一に気合が入りまくっていました。
かなちゃんは二人が坪口さんが負けた悔しさを感じているんだと察しています。
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かるたに邁進している千早の事を心配したクラスメートがクリスマスイブに行うクラスの打ち上げ会に誘ってくれます。
かなちゃんのクラスはクリスマス鍋会をするそうです。
肉まん君のクラスはボーリング大会をするそうです。
太一のクラスも打ち上げをやるそうです。
肉まん君は千早と同じクラスです。
全員に予定が入ったので24日はかるたの練習を休みにしました。
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千歳のお下がりを着て出かけた千早はクラスメートからチヤホヤされる事になりました。
チヤホヤされ慣れていない千早は机君の隣に座ろうとしています。
机君はそれじゃ参加した意味ないじゃんと言って千早を普段接点のないクラスメートの元に送り出しました。
千早はかるた部と同じ様に小規模な登山部や茶道部の男子と話しています。
彼らは頑張っているかるた部を見ていると励みになると言っています。
千早は交友関係を広げられたようです。
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机君は女子と会話できたぞ、と嬉しそうにしています。
殆どは太一の事を聞かれただけだったようですが会話の輪の中に入れて喜んでいます。
千早が部のみんながここにいたら、もっといいなあ、と告げると机君が面白い事を教えてくれます。
「ここにいたらいいのに」って思う人はもう家族なんだって、何かの本で読んだ事があると、教えてくれました。
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かなちゃんは鍋奉行をしているようですね。
肉まん君はボウリングも得意なようです。
太一だけは酷い目に遭ってるようです。
打ち上げに参加した男子は彼一人でした、他の男子は皆予定があると断られた、と参加した女子から聞かされて、女子って怖いと思っています。
モテすぎて大変なようですね。
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千早は新に電話を掛けています。
彼の声が聞きたくなったようですね。
携帯電話ってすごいね、かささぎみたいだね、声聞けてよかった、と言って切ってしまいました。
新は若干困惑しているようですね。
その時、彼は南雲会のクリスマス会に参加していました。
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1月の第2週に行われる名人戦・クイーン戦を太一の家で鑑賞する事になりました。
理由は彼の家に60インチのテレビがあるからです。
原田先生の家で観戦する手もあるのですが、肉まん君、机君、かなちゃんが翠北会の会員なので北野先生が拗ねるそうです。
千早は太一の母親と再会してビビっています。
嫌われている、こっち見てる、と呟いて震えていますね。
太一が自分の部屋にも小さ目のテレビがあるので行こうと言ってきます。
母親が居たらみんな集中できないだろ、と言ってますね。
千早はドキドキしているようです。
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千早は久しぶりに太一の部屋に入ったようです。
懐かしそうにしていますね。
太一は千早が自分の部屋に居ると感動しているようです。
ドアを開けておくのはマナーでしょ?と言って母親がドアを開けに来ましたね。
二人でビックとしているのが面白いです。
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やってきた肉まん君、机君、かなちゃんは太一の部屋の大きさに驚いているようです。
太一の母親はかるた部のメンバーがお気に召さないようですね。
冴えないわね、と言っています。
彼女は太一にかるたをやめさせたいようですね。
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クイーン戦の中継が始まりました。
映った詩暢ちゃんの変わり果てた姿を見て千早たちは驚いていました。
詩暢ちゃんは丸々と太っていましたよ。
かなちゃんは詩暢ちゃんの着ている着物が気になる様ですね。
高価な着物で競技かるたをするのが信じられないようです。
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千早は詩暢ちゃんが持っている、関西限定スノー丸大福発売記念プレゼント、ポーチ&ハンカチに気づきました。
詩暢ちゃんはこれを自慢したいようですが、気が付いてくれる人は少なそうです。
千早はいいなーと羨ましそうですよ。
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中継はクイーン戦の第二試合からでした。
第一試合は詩暢ちゃんが5枚差で勝ったそうです。
太一は太りすぎのクイーンはボディバランスが崩れて不利なんじゃないか?と言っていました。
対戦席でユーミンは丸々太った詩暢ちゃんを見て彼女への恐れを払拭しようとしています。
体調管理もせずにクイーン戦に来るただの子供だ。
クイーンが素振りをしていました。
千早は高校選手権では一回も素振りをしなかった事を思い出しています。
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詩暢ちゃんは素振りを繰り返し、着物が重いな、と考えていました。
詩暢ちゃんの着ている着物は府議会議員の祖母から受け継いだものだそうです。
詩暢ちゃんのお母さんは離婚して実家に戻ったようです。
祖母は家に居るなら詩暢ちゃんに何か習い事をさせろと言ったそうです。
色々と試したようですが、詩暢ちゃんが興味を惹かれたのはかるたでした。
祖母に連れられて近所のかるた会に行ったのが始まりのようです。
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上手く取れない詩暢ちゃんは自分の身体が重くなった事に気が付きました。
スノー丸グッズを手に入れる為にアイスを食べ過ぎたようです。
このままではかるたに嫌われると思った詩暢ちゃんはギアを上げたようです。
得意札の「しのぶれど」をその日一番の速さで取りました。
そこから詩暢ちゃんがペースを取り戻してユーミンに勝利しました。
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千早は詩暢ちゃんの取り方が札の縁全部に指が行くようにしている事に気が付きました。
千早は詩暢ちゃんがかるたを大好きな事に気が付き涙しています。
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負けたユーミンは控室で詩暢ちゃんとの実力差を痛感しています。
速すぎて揉める事もできない、どうひっくり返っても勝てない、と感じています。
泣き出しそうな彼女は控室の外から耳を欹てている翠北会の面々の気配を察知します。
其処に居た北野先生に、もう一度ここに来たい、ご指導お願いします、と言っていました。
ユーミンの闘志はまだ残っているようです。
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勝利者インタビューで詩暢ちゃんがユーミンの事を忘れていた事が判明します。
肉まん君は憤りを示しています。
詩暢ちゃんはニッコリ笑って、まだまだです、と言っていました。
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クイーン戦の残り時間で名人戦の中継が行われるようです。
周防名人はテンション下がるなーと感じています。
名人戦は5本勝負で先に3勝した方が勝ちです。
既に周防名人が2勝を挙げています。
1本目と2本目はクイーン戦と同じ枚数差で周防名人が勝っています。
詩暢ちゃんに言わせると、周防名人がわざと同じ枚数差で勝ったようですよ。
周防名人の圧倒的な強さに対戦者の武村敬一さんは嫌気がさしているようです。
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肉まん君は千早に向かって、詩暢ちゃんの様になろうとするよりも、周防久志になろうとする方がお前には近い、と言っています。
周防名人の人物紹介で彼が大学を留年する事が伝えられました。
かるた協会の役員には周防名人は不人気なようです。
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周防名人は山城今日子専任読主が好きなようですね、熱視線を送っています。
周防名人は二字決りの札を一字目が読まれた段階で取っています。
インタビューで自分には一字決まりが28枚あると答えたそうです。
強すぎますねー。
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成分美少女友情ライバルかるた愛恋愛
評価AAAAAAAAAB
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