漫画の感想) ちはやふる 第19巻 (BE・LOVEコミックス)
概略:
千早は猪熊6段との試合を前にして非常にリラックスしていました。肉まん君は猪熊6段が4回クイーンになった事があると知っているので心配していました。平静さを保つ千早を見て知らないって怖いと感じています。千早の平静さはそれだけが原因ではないようですよ。ベスト8の対戦が始まる前に原田先生が団体戦みたいだな、と白波会の出場者を集めて声を掛けています。原田先生は白波会に勢いを付けようと考えていました。
レーベル:講談社コミックビーラブ
発行日:2012/12/13
著者:末次由紀
ISBN:978-4-06-380369-3
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白波会の坪口さんは新と対戦する事になりました。
原田先生は南雲会の村尾さんと対戦する事になります。
太一は須藤君と対戦する事になりました。
須藤君は、あ、まだいたんだ?俺ラッキー、と太一の事を威嚇してきます。
千早の相手は猪熊6段になりました。
肉まん君は猪熊6段の凄さを知っているので千早の事を心配しています。
相手は元クイーンだ、落ち着いてお前のかるたをしろ、と励ましています。
千早は、相手が元クイーンと聞いても、平静さを保っていました。
肉まん君は知らないって怖いと感じていますが、千早の落ち着きはそれだけが原因じゃないようです。
肉まん君は猪熊6段の事を感じがもっと良くなった若宮詩暢だ、と説明しています。
机君とかなちゃんは驚いています。
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原田先生がベスト8の試合が始まる前に勝ち残っている、千早、太一、坪口さんに声を掛けてきます。
団体戦みたいだな。
白波会の選手が4名もベスト8に残っている、こんなの初めてだ、これこそ4対4の団体戦。
狙うは白波会の4戦4勝だ、と仲間を励ましています。
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村尾さんは、あと二つ勝って決勝で会おうと新に声を掛けていました。
南雲会にも勢いはあるようです。
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千早と猪熊6段の試合は千早の連取で始まりました。
観戦者は猪熊6段の復活劇ではなく千早によって世代交代が起こると感じ始めていました。
千早のリードで始まりましたが徐々に猪熊6段の耳が音を捉え始めます。
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千早は山ちゃんから教えて貰った音の高低を聞き分けようとしていました。
同じことを猪熊6段もしていました。
彼女の聞き分けは千早の拘る高低差よりも広範囲に及んでいました。
猪熊6段は千早よりも多くの要素で聞き分けていました。
彼女はこれからが自分の全盛期だと証明したいと考えています。
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二人の試合は速い取りの応酬となります。
途中から札が出たところで札が微かに動きました。
千早と猪熊6段は同時に、風圧ですよね、と言って笑い合っていました。
千早は残り札が減ってきても定位置から動かさない猪熊6段のかるたに手を焼く事になっています。
札を取る為には札直で取らないといけないので速さと正確さが求められます。
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新と対戦している坪口さんは新の成長に苦戦中でした。
二人の勝敗を分けたのは最後の方での狙ってる札が出る確率の差でした。
坪口さんを応援に来ていた朋明高校かるた部の生徒が狙った札来いと呪いを掛けていました。
その効果があったようで、坪口さんの狙っている札が読まれたようです。
坪口さんが僅差で新に勝利しました。
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村尾さんと対戦中の原田先生は敵陣に攻め込んだ後、自陣に戻り札を取りました。
この時に「間に合った」と大声で叫んでいます。
これは千早、太一、坪口さんに、攻めろと伝える為の行為でした。
白波会のメンバーは攻め込む事を始めます。
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千早は猪熊6段の得意札である「ちは」を取りました。
取られた猪熊6段はショックを受けているようです。
桜沢先生は私は一度も取れなかったと千早の取りに驚いています。
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原田先生と村尾さんの試合は村尾さんの勝利に終わりました。
原田先生は凄く悔しがっています、ちくしょー、ちくしょー、ちくしょー。
南雲会の皆さんは、これだからかるたは怖い、と震えています。
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千早と太一は枚数が減っても敵陣を攻めていました。
翠北会の北野会長は会でなに教えてやがる、と呆れているようです。
千早は最後に「しのぶれど」を取って猪熊6段に勝利しました。
千早はクイーンは若宮詩暢だけだと思っているようです。
試合中も詩暢ちゃんはもっと速いと思っていました。
勝敗が決し礼を終えると千早はそのまま寝落ちしてしまいました。
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太一と須藤君の試合は運命戦に突入します。
須藤君は太一の粘りに嫌気がさしているようですね、見せてやるよ引きの強さ、と思っています。
彼は自陣の札が読まれると思っているようです。
太一は真逆の事を考えていました。
自陣の札が読まれるはずないじゃないかと考え敵陣に攻め込みました。
見事に敵陣を抜いて太一が勝利する事になりました。
負けた須藤君は、てめぇーなんてかるた取ってんだよ、やけっぱちでヤマはってじゃねーぞ、と怒っています。
太一は、自陣が読まれるなんて楽観しないですから、と答えました。
なんだそれ、気持ち悪いー、と須藤君は呆れています。
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ベスト4の対戦が決まりました。
村尾さんvs太一、坪口さんvs千早、となりました。
寝ている千早を見た坪口さんが英断を下しました。
彼は不戦敗を認め千早に休むための時間を与える事を選びました。
これは同会同士の対戦になった場合にはよくある事らしいです。
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坪口さんは太一に、きついか?でもここだぞまつげくん、と声を掛けます。
君には勢いも運も無い、ここに残っているのは実力だ。
村尾さんに勝って実力にしてこい、と励ましています。
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猪熊6段が帰る前に桜沢先生に声を掛けてきました。
練習して、私と、全部尽くさずに負けるのなんて、まっぴらよ、と言っています。
桜沢先生が「ちは」を取られたのが大分響いているようね、と言うと、顔をしかめていますね。
猪熊6段の旧姓は千原です。
桜沢先生は猪熊6段に自身の連絡先を渡しました。
桜沢先生は、速い人は、衰えてくると、いやになってしまうの、私もそうだった、と語ります。
今でもクイーンへの情熱を持っている猪熊6段が羨ましいようです。
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原田先生は千早に勝利を譲った坪口さんに、ずいぶん余裕じゃないか、と言ってますね。
原田先生が本心を吐露しています。
本気で試合をしてくれるなら、愛弟子とだって死ぬ気で取る。
成長できるかもしれないんだ、まだまだ、名人と当たるまでに、私はまだ、と言っています。
原田先生は名人に挑戦したいと本気で思っているようですね。
坪口さんは驚いているようです。
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原田先生に、まつげくんと当たってら譲ったか?と問われた坪口さんは、綿谷君のときと同じくらい意地になって、潰しにいったかも、と答えました。
これは名人に挑むためのライバルと思っているからだよね。
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太一の試合を始めて見る事になった新はワクワクしているようです。
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千早は着ぐるみを着て詩暢ちゃんとかるたをしている夢をみていました。
千早がダディベアで詩暢ちゃんがスノー丸になっていました。
起きた千早は着物にヨダレが付いているのを見つけて慌てています。
かなちゃんが、うちで染み抜きしてあげますから、と言って千早を落ち着かせていました。
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太一と村尾さんの試合は太一優位に推移しました。
太一はこれまでの練習の成果を試そうとして守りがるたをしていました。
村尾さんは攻めが出せないと、太一のかるたを評しています。
新は村尾さんが負けるわけがない、と兄弟子を応援しているようです。
原田先生は太一が伸びる道は本当はまもりがるただった、と気が付きました。
太一が僅差で村尾さんに勝ち決勝に進む事になりました。
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決勝は千早と太一の公式戦初対戦となりました。
A級で同級生で同会の対決、珍しいな、と会場は盛り上がっています。
決勝を前に新が千早の元にやってきます。
帰らなければならない時間になったと教えに来ました。
千早はちょっと残念そうな顔をしていますね。
千早の顔見た新は残る事を決めます。
見ないとダメな気がすると言っています。
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原田先生が、うちに泊まって行けばいいよ、ついでに練習試合を1,2試合すれば、すぐ朝だ、と言っています。
村尾さんが僕と会長も残る事にします、と言いだします。
翌日仕事があるそうですが、太一に負けた理由をあやふやにしたまま帰りたくない、と言っています。
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決勝の前に太一は利恵子さん(かなちゃんのお母さんね)に着物を直して貰っています。
帯を締めるとすがすがしい気持ちになるでしょう、支えてくれますよ、と言って太一を励ましています。
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菫ちゃんは、千早と太一の試合は練習で見慣れているのに、どうして初めて見るような気持ちになっているのか不思議がっています。
肉まん君は前の試合を不戦勝で休めた千早が有利だと考えています。
机君は最近の力の伸びでは太一が上回っていると考えています。
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太一は札の並びを工夫してきました。
千早が苦しくなるような配置を行ってきました。
試合は千早の速い取りで始まりました。
千早は自分のかるたを掴もうとしています、何かが分かりかけているようですね。
女帝が「襷」と叫びます。
これによって千早と太一は襷をしていなかった事を思い出しました。
新は楽しそうにかるたを取っている千早と太一の事を見つめています。
ちょっと羨ましく思っているのかも知れないね?
千早と太一は自分のかるたを出し切るんだ、と考えています。
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