漫画の感想) ちはやふる 第5巻 (BE LOVE KC)
概略:
部屋で静養している千早の元に須藤君がお見舞いにやって来ました。マジありえねえ、と言って千早の事を虐め始めています。泣き出した千早を泣けば許されると思ってるのか?と追撃していました。戻ってきた瑞沢高校の面々に千早は泣いて謝っています。しかしメンバーはチーム戦の感想を述べあって充分楽しめたと語っていました。千早は翌日の個人戦に出る為に完璧な体調に戻すと気合を入れています。
レーベル:講談社コミックビーラブ
発行日:2009/6/12
著者:末次由紀
ISBN:978-4-06-319266-7
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寝込んでいる千早の部屋に須藤君がやって来ました。
彼は千早が病気で団体戦を棄権した事を攻めてきました、マジあり得ない。
千早は申し訳なさからボロボロと泣きだします。
須藤君は調子が出てきたようですね、泣けば許して貰えると思っているのか?と追い打ちを掛けてきました。
そこに太一たちが帰ってきました。
千早はチームメンバーに泣いて謝っています。
メンバーは千早が棄権した事を咎めませんでした。
彼らは団体戦の戦いを振り返り充分に楽しめたと言っています。
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千早は翌日に控えた個人戦に出る為に休息を取り体調を回復させる事にします。
太一がやって来て新がくれたお土産を渡してくれました。
箱には、次は試合で、と新のメッセージが書かれていました。
千早は、新にかるたに戻ってきて欲しいとの気持ちが届いていると感じて嬉しくなっていました。
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個人戦が始まりました。
個人戦は級ごとに行われます。
クジ引きで同じ級の対戦者が決められてトーナメント方式で争われるようです。
千早はA級、太一と肉まん君がB級、かなちゃんと机君がD級に出場する事になりました。
A級には現在のクイーンである若宮詩暢ちゃんも出場します。
詩暢は須藤君と知り合いでした。
対戦者が発表される場所でバチバチと激しい挨拶を交わしていました。
須藤君は詩暢ちゃんの意地の悪さが大嫌いなようですね、「ブッコロス」と言っています。
千早に向かっては「ブッツブス」と言っているのでそれ程嫌いでは無いようです。
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千早は二回戦で詩暢ちゃんと対戦する事になりました。
詩暢ちゃんの音のしないかるたに千早は戦慄する事になります。
全方位に早い取りができる彼女を相手にして勝てる方法を見出せませんでした。
千早は原田先生の言葉を思い出し詩暢の陣地を攻める事にします。
対戦中に詩暢が千早の着ているTシャツの柄に注目しました。
「ダディベア!?」と言って驚いています。
千早も詩暢が着ているTシャツが大阪にしかオフィシャルショップがないスノー丸というキャラだと気が付きました。
この二人趣味が似ているようですね。
千早は詩暢が同じ年の女の子なんだと思い出し少しだけ冷静さを取り戻しました。
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残り札が少なくなると一字決まりの札が増えていき千早は札を取る事ができました。
千早のスピードが上がったのですが詩暢には勝てませんでした。
20枚差を付けられて負けてしまいました。
試合後に詩暢を見かけた千早は彼女のTシャツを誉めます。
「スノー丸のTシャツかわいいですね」
これまで誰にも可愛さを分かって貰えなかった詩暢は喜んでいるようですね。
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太一は詩暢に派手に負けた千早の事を心配していましたが彼女は詩暢に勝つ為の方法を模索していました。
素振りをしている千早の姿を見て太一は千早の夢が今日の一戦を契機に本物の夢になったと感じています。
詩暢は決勝戦で須藤君を破りA級で優勝しました。
流石に強いですね・・・須藤君に12枚差をつけて勝利しました。
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素振りを続けていた千早をかなちゃんが呼びに来ます。
太一がB級の決勝に出ていました。
太一は心の中で原田先生に問いかけています。
負けながら泣きながら前に進んでいく事ができるかな?新に向かっていく事ができるかな?
千早、かなちゃん、机君、肉まん君は太一の試合を真剣な表情で観戦していました。
太一は善戦しましたが富士崎の三年生に負けてしまいました。
3枚差だ、準優勝だ、十分だ、と自分を納得させようとしていました。
ズーンと沈み込んでいる千早、かなちゃん、机君、肉まん君を見て慌てています。
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悔しいよな、準優勝が一番悔しい、と言って泣いている肉まん君を見て太一は心を奮い立たせています。
自分は泣いていいほど懸けていない、悔しいだけでいい、と思っています。
女帝は負けても仲間同士で慰め合わない千早たちを見て心配になっているようですね。
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夏休みの間、かるた部は走り込みをして体力の強化を図る事になりました。
大会に出て体力が不足している事を痛感したからでした。
優勝をかけて10時間戦える身体を作る事になりました。
肉まん君は、それかるた部のセリフ?楽して強くなりたいと考えています。
しかし太一の事をライバルと捉え離されないように付いて行く事を決意しています。
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新は福井南雲会と云うかるた会の栗山先生の元を尋ねます。
そして南雲会に入れて下さいとお願いしていました。
栗山先生は新が戻ってくるのを待っていたようですね。
新はかるたに戻る事になりました。
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瑞沢高校かるた部は体育祭の部活対抗リレーの決勝戦に進みます。
文化部だと思われているかるた部の活躍に会場は沸いていました。
千早が見事なクラウチングスタートを決めてスタートダッシュします。
第二走者の太一も陸上部に付いて行きました。
第三走者のかなちゃんと第四走者の机君がリードを失いましたがアンカーの肉まん君が速かったです。
陸上部がバトンを落とすアクシデントもあり野球部との争いとなります。
肉まん君が振り切り優勝してしまいました。
肉まん君の背中には「新入部員大募集中」の文字が書かれていました。
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かるた部は派手な優勝を決めたのですが新入部員は誰も来ませんでした。
千早はガッカリしています。
かるた部は各地で開かれているかるた大会に出場して其々昇級を目指す事になりました。
千早はクイーン戦の東日本予選を目指して練習する事になります。
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太一に彼女から電話が掛かってきました。
太一はあっさりと別れようと告げています。
千早、かなちゃん、机君、肉まん君は太一のあっさりさに驚いています。
太一はかるたの事で頭が一杯なようですね。
彼は10月までにA級になって名人戦の東日本予選に出たいと考えていました。
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机君は同じ量の運動をしても太一や肉まん君に比べて筋肉が付きにくい事を気に病んでいました。
千早がかなちゃんに腹筋背筋をすると良いよとアドバイスしています。
かなちゃんも筋肉が付きにくいようですね。
かなちゃんは自分の特性を考慮して札を取る方法を模索していました。
彼女にとってはかるた部は文化部なんだそうです。
身体一つで男女一緒に戦えるのは文化だからです、と考えていますね。
負けませんよ机君との言葉に励まされて机君は変わっていける、と考えています。
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太一は石川県で行われるかるた大会に出場する為に一人で遠征します。
そこで肉まん君と出会いました。
太一は一人で出し抜いて強くなろうとしている自分が嫌だと思っていたのですがズルいやつがもう一人いました。
肉まん君も太一を出し抜いてA級になろうと考えていたようです。
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千早は白波会で練習をしていました。
詩暢ちゃんを意識しているようですね。
相手をしてくれた広史さんから「いくら速くても千早ちゃんは怖くないよ」と言われてしまいます。
原田先生から「千早ちゃん速く取るのをやめなさい」と言われてしまいました!!
原田先生の真意は?
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成分 | 美少女 | 友情 | ライバル | かるた愛 | 恋愛 |
評価 | AA | AAA | AAA | A | B |
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