漫画の感想) ちはやふる 第6巻 (BE LOVE KC)
概略:
原田先生の言った速く取るのをやめなさいってセリフはクイーンになる為のかるたを教える意図がありました。千早は進路調査表にクイーンと書いてしまうほどです。原田先生に言われた速く取るのをやめなさいってセリフの意味を考えて悩んでいました。机君に千早との対戦成績の記録を見せて貰いヒントを得たようです。机君は物凄く速く取れる札があっても残り全部取られたら負けると教えてくれます。かなちゃんは千早がお手つきが多い事を指摘してくれました。彼女は札を年代順に覚えています、意味重視な彼女らしい特徴ですね。千早は原田先生のセリフの意図を理解する事ができるのでしょうか?
レーベル:講談社コミックビーラブ
発行日:2009/9/11
著者:末次由紀
ISBN:978-4-06-319271-1
.
原田先生に速く取るのをやめるように言われた千早は速く取らないと勝てないと反論しています。
原田先生はクイーンの特徴を問いかけてきました。
千早は札のどこに触れるのか決めているような正確な動きをしていたと答えます。
原田先生は得意札が何枚あるのか聞いてきました。
物凄く速く取れる札があっても残り全部取られたら負けると諭してくれます。
速さへの執着をすてなさい、と締めくくりました。
白波会のメンバーは原田先生が本気になっていると感じています。
千早にクイーンに成る為のかるたを教えようとしていると感じ取ったようです。
.
悩める千早に机君が良いアドバイスをくれました。
彼は練習も含めた自分の対戦結果を細かく記録していました。
敵陣右、敵陣左、自陣右、自陣左、に分けてどの位置の札をどれだけ取ったのか記録していました。
千早の苦手な自陣左と敵陣左に三字決まりの札を配置するような工夫をしてくる相手も出てくるよと言っています。
.
かなちゃんが札を年代順に覚えている事が判明しました。
彼女にとってかるたは意味だそうです。
彼女の言葉を聞いて千早は百人一首の意味を調べる事にしています。
.
瑞沢高校はかるた大会に出場して其々昇級を目指す事になりました。
かなちゃんのお母さん(利恵子さん)に送迎して貰う事になっています。
太一と再会できて利恵子さんは嬉しそうですね。
机君の自分で袴を着られるようになろうかな?との発言に大喜びしています。
.
千早はA級、太一と肉まん君はB級、かなちゃんと机君はD級の試合に出る事になりました。
千早の一回戦の相手は金井桜さんと云うかわいいオバサンでした。
千早が、かわいい、と告げると、知ってると返してくれます。
千早の今日のテーマは速く出過ぎない事でした。
.
音への反応は千早の方が速いのでドンドン取りに行くのですがお手つきをしてしまいます。
動き出しは千早の方が速いのですが徐々に金井さんのペースに成って行きました。
金井さんは速いだけの千早と当たれてラッキーだと言っています。
千早は金井さんに札だけ見ていてつまらないと言われてしまうぞ。
ここで千早は彼女が綾瀬千早ちゃんと千早の事をフルネームで呼んでいる事に気が付きます。
千早は金井さんが千早の癖を見て苦手な位置を特定して送り札を駆使して自分に有利な配置を作っていると気が付きます。
更に金井さんが決まり時の長さに応じて呼吸を合わせて取っている事に気が付きました。
千早も座る位置を後ろにしてお手つきしないように工夫したのですが負けてしまいました。
負けはしましたが金井さんのかるたから速く取るだけが強さではない事を学びました。
.
子供を連れて帰ろうとしている金井さんに声をかけて、頑張って速いだけじゃない選手になります、と宣言しています。
クイーンになりたいんですと告げると金井さんもクイーンを目指していると言っています。
東日本予選での再会を誓い別れる事になりました。
千早にとっては良い対戦だったようです。
.
負けてしまった千早は太一たちの応援に向かいます。
そこで彼女は苦悩する事になりました。
太一と肉まん君がB級の決勝戦で対戦しています。
かなちゃんと机君がD級の決勝戦で対戦していました。
どちらを見ようか悩んでいますね。
千早の隣にはヒョロ君が座っていました。
彼は太一と対戦して負けてしまったそうです。
一緒に来た北央の先輩たちは負けたので帰ってしまったそうです。
ヒョロ君は自分に勝ったやつから盗めるものがあるなら盗んでいくと言っています。
.
机君はかなちゃんのかるたを思い出しています。
千早はかなちゃんの腰が下がっていない事に気が付きました。
これは袴の効果だそうです。
かなちゃんの綺麗な仕草に観戦者は魅了されていますね。
利恵子さんはかなちゃんこそ呉服の大江の真の広告塔と喜んでいます。
商機をつかむ事ができるのでしょうか?
.
机君はかなちゃんの落ち着いた丁寧な取りに焦り始めます。
お手つきをしてしまい追い詰められていきます。
かなちゃんはお手つきをしていません。
自分は取れる札を確実に取っていくスタイルのようですね。
千早はかなちゃんの取り方からミスしない相手に対してお手つきは致命傷となる事を学びます。
左利きの机君は残りの札を自陣左に集めて勝負に出ました。
少し枚数差を詰めたのですがかなちゃんは焦らなかったようです。
着実に札を取り勝利しました。
机君はかなちゃんの事を称賛しています。
かなちゃんは嬉しくて泣き出してしまいます。
.
二人の勝負が決したので太一と肉まん君の対戦に目を移した千早は驚く事になります。
自陣一枚を残した運命戦に突入していました。
太一はまだ読まれていない札を完璧に把握していました。
肉まん君は全てを憶えている訳ではありませんでした。
太一は敵陣に攻め込み勝利を得ようとしていました。
肉まん君は自陣を守る事に徹する事になります。
最後に肉まん君の自陣の札が出て彼が守りました。
肉まん君の勝利で決着が付きました。
.
太一は運が良くてよかったな、と悔しさから肉まん君に当たってしまった事を後悔しています。
運命戦になってしまった事に敗因があると考えています。
一生懸命にやっていると言い訳が出来ないと苦しく思っています。
肉まん君がやって来て太一の事を励ましています。
.
肉まん君は太一が部長で良かったと言っています。
人に肉まんとか机とか変なあだ名をつけてそれがなんとなく許されるような天然バカの千早よりいいと言っています。
これを千早は聞いてしまいました。
天然バカと言われてショックだったようですね。
帰りの車中で千早はしきりに西田君、駒野君と二人の事を呼んでいました。
肉まん君は太一と一緒にまた頑張っていくと言っています。
.
D級は3位入賞で昇級するので机君も昇級する事になりました。
千早はかなちゃんの力みのない取りに驚いたと言っています。
かなちゃんは夏の北央との決勝戦で千早も同じことをしていたと教えてくれます。
しかし千早は自分の取りの事を憶えていませんでした。
かなちゃんは自分の120ぺーセントが出せたと言っています。
それは相手が机君だったから勝ち負けを置いて自分のかるたをしようと気負いなく思えたからだと言っています。
千早は自分が気負ってばかりな事を自覚しました。
千早はまたみんなでチームになりたいね、と言っています。
.
新は栗山先生の元でかるたの練習に励んでいます。
埼玉大会の結果表が張り出されていてそこに太一の名前を見つけました。
それを見た新は名人戦の西日本予選に出る事を決めました。
.
書店でバイト中の新は綾瀬千歳の写真集を発見して驚いています。
「すげーすげーすげー」「千早のお姉ちゃん!!」
店主は肉感が足りないと不満なようですね。
.
千早は速さ以外で詩暢ちゃんに勝つ方法を模索しているようです。
対戦した時に見た詩暢ちゃんの左腕の動きが脳裏から消えないようですよ。
千早は名人戦・クイーン戦の直前にある吉野会大会に出場するつもりでした。
しかし顧問の女帝から出場を止められてしまいます。
理由は吉野会大会の翌日が定期テストの初日だからでした。
千早の成績は留年が危ぶまれる程悪いそうです。
.
千早の事を心配した女帝は彼女の為に専属の先生を用意してくれました。
それは机君でした。
机君は駒野先生と呼んでください、と言っています。
数学と英語がちょっと赤い肉まん君も机君の指導を受ける事になりました。
太一は成績に心配が全く無いので一人で吉野会大会に参加する事になりました。
.
机君は千早と肉まん君にとにかく暗記と言ってテスト範囲を憶えさせているようです。
太一は順調に2回戦を突破しました。
会場で原田先生から「そういえば、もう会ったかい」と新が来ている事を教えられます。
太一は新と再会する事になりました。
千早は太一の戦いが気になるようです、トイレに行くと言って席を立ち試合会場に向かったようです。
机君に謝罪メールを入れています。
「駒野先生ごめんなさい 太一の応援に行ってきます」
.
成分 | 美少女 | 友情 | ライバル | かるた愛 | 恋愛 |
評価 | AA | AAA | AA | A | B |
AmazonLink: ちはやふる(6) (BE・LOVEコミックス)
コメント
コメントを投稿