漫画の感想) ちはやふる 第13巻 (BE LOVE KC)
概略:
肉まん君が決勝トーナメントも机君抜きのオーダーで行こうと言い出しました。気持ちが矢面に立っていないと力の現状維持さえ出来なくなると言っています。肉まん君は一人で食堂に行ってしまいました。千早は机君の取材ノートを見て机君をオーダーから外す事を決めました。試合に向かう肉まん君に机君がアドバイスを送っています。肉まん君は机君のアドバイスを活かせるのでしょうか?
レーベル:講談社コミックビーラブ
発行日:2011/6/13
著者:末次由紀
ISBN:978-4-06-380320-4
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決勝トーナメントのオーダーを決める時に問題が発生しました。
肉まん君は自分から試合に出ようとしない机君よりオーダーを書き換えてまで試合に出たがる筑波君を推すと言っています。
肉まん君はオーダー決めを任せて1人で食堂に向かいました。
机君の取材ノートを見ていた千早は机君をスタメンから外す事を決めました。
その理由は机君が一番疲れていると判断したからでした。
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千早は原田先生から他人の試合を真剣に見る事は自分が試合に出る事よりも疲れると聞いた事がありました。
机君の取材ノートには真剣に試合を見ていた事が現れていました。
机君抜きのオーダーで決勝トーナメントの一回戦が始まりました。
瑞沢高校の一回戦の相手は京都の翔耀高校です。
全員が公家顔で千早たちは緊張していますね。
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肉まん君の相手の川辺君は速い取りをしてきまいた。
机君が当ててきているだけだからってアドバイスしてくれていました。
それを思い出した肉まん君は冷静な取りで勝ったようです。
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かなちゃんの相手の田代君は自分のペースを掴む為に良く立ち上がります。
かなちゃんはワザと頬を膨らませて不満そうな顔を作っています。
これで立ち難くなると考えていました。
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筑波君の相手の大岡さんは自分がクールダウンしたい時に揉めてきます。
筑波君は冷静に対処して札を送っていました。
大岡さんはペースを乱されて不満顔をしていました。
筑波君は試合でデータが重要な事を学びました。
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千早の相手の真田君はバンバン族だそうです。
畳をバンバン叩いて来る人で、机君は身体の使い方が雑なだけだから、びっくりしないで、と分析していました。
千早はいつも通りの取りを行い勝ったようです。
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千早は机君が集めてきたデータを見て彼が矢面に立っていると感じています。
机君は負けた相手に頭を下げて対戦校の特徴を教えて貰っていました。
机君のノートが、自分が必ず瑞沢高校を日本一にしてみせると語っていました。
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勝って出てきた肉まん君が、次は出るよな、と机君に声を掛けています。
肉まん君は机君に選手でいて欲しいと思っています。
机君は準決勝から参戦する事になりました。
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準決勝の相手は兵庫県の明石第一女子高校です。
逢坂恵夢が居る学校ですね。
千早は逢坂恵夢の事を忘れていました。
去年のクイーン戦予選の西の代表なのですが・・・
お前の頭は幼児か!?と言われて思い出しています。
千早は恵夢と当たりたいと思っています。
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準決勝のオーダーを決める事になりました。
勝つ確率を上げるならば、逢坂恵夢には机君かかなちゃんを当てる方が有利です。
千早はチームの勝利を優先して涙を呑んで自分が2番に入る事を決めました。
太一、肉まん君、かなちゃん、机君は千早が日本一を見ていると感じています。
肉まん君が千早にアドバイスしています。
勝ちたければ揉めろ、と言っています。
自分の札にならなくても相手にメンドクサイ奴と思わせるだけでも良いんだ、と言っていますね。
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準決勝が始まる前にヒョロ君が声を掛けてきました。
勝てよ、勝って東京同士で決勝戦でもう一回勝負だ!!と言っています。
これを聞いた太一が考えを変えました。
強い相手にこちらも強い選手を当てて全力勝負を挑む事になりました。
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準決勝が始まります。
北央学園と富士崎高校が当たり、瑞沢高校が明石第一女子高校と当たります。
北央学園の持田先生は今年は一年生を全国大会に連れて来られた。
富士崎のメンバーは三年生だけ、ここで叩けば来年は怖くないと考えています。
でも富士崎の顧問の桜沢先生は怖いと思っています。
桜沢先生は控えメンバーに千早と恵夢の試合を見ておくように命じたようです。
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オーダーが決りました。
夕部さん vs 西田君(肉まん君)
早坂さん vs 大江さん(かなちゃん)
逢坂さん vs 綾瀬さん(千早)
七瀬さん vs 真島君(太一)
谷村さん vs 駒野君(机君)
計算通りですが、計算通り過ぎて机君は哀しくなっています。
机君には明石第一女子の意図が見えませんでした。
エースの逢坂恵夢の実力に絶対の自信があるのか?と考えています。
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明石第一女子の目的は逢坂恵夢のレベルアップにありました。
今年クイーンに挑戦する時の為に恵夢を強くするのが目的です。
勝利よりも恵夢の実力アップを狙っていました。
オーダーを変えずに戦っているのはそういう理由がありました。
流石の机君でも、この内情は予想できないよね。
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千早は毎年、名人戦とクイーン戦が行われる近江神宮、勧学館、浦安の間に5人で座れる事に感激しています。
恵夢が先取する事で試合が始まりました。
クイーン戦予選で見た時よりも恵夢のスピードが上がっていました。
恵夢は強気の送り札で攻め込んできました。
千早は落ち着けと自分に言い聞かせています。
彼女はこの対戦でも正確な取りを心がけているようですね。
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肉まん君は対戦者の夕部さんが男子並みの突進力で取ってくる事を怖がっています。
女子高との初めての対戦を楽しみにしていたそうですが夕部さんが男子に見えています。
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試合中にかなちゃんが、風そよぐですね、千早ちゃん、と声をかけてくれます。
千早は雨が上がり夕方になっている事に気が付きます。
かなちゃんのお陰で千早は音をよく聞く事を思い出したようです。
会心の取りをしたのですが、ナイスと声をかけると千早の集中力が消えてしまいます。
千早は恵夢から連取出来ないでいました。
同時の取りになった場面で揉めることを思い出します。
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千早は頑張って揉めるのですが、同時で恵夢の陣地の札なので本来ならば恵夢の取りとなります。
恵夢は札を譲ってくれました。
意図せず相手の取った札を譲られてしまい千早は動揺しています。
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机君は菫ちゃんの調べたデータから対戦相手の谷村さんの得意札を予想しています。
その札を取る事で彼女のペースを乱していました。
谷村さんはC級なのにやり難いと感じてます。
この試合が一試合目の自分が流れに乗るんだと机君は意気込んでいました。
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千早が鋭い取りで連取し始めます。
それを見ていた須藤君は何かを掴んだのか?と疑問に思っています。
千早の取りに恵夢は彼女がクイーンを目指している事を感じとりました。
千早の事を此処で叩くと考えています。
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千早は恵夢の取り方を見て、速く取るのをやめなさい、と言ってくれる人のいなかった私だ、と思っています。
千早は音をよく聞いて着実な取りを繰り返して連取し始めました。
開いていた差が無くなって行きます。
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苦戦している恵夢を見て夕部さんが大声を上げてチームを鼓舞しています。
まず自分が勝つから、恵夢は焦らなくていい、と言っています。
これを聞いた恵夢は闘志に火が付いたようですね。
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みんなを引っ張ていくのは私、みんなを喜ばせるのは私、クイーンに挑戦するのは私。
大声で「私や!」と叫んでいます。
千早を含めた周囲の人間には、なにが!?って感じでした。
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明石第一女子の面々は、知らない恵夢が出てくる、と考えています。
瑞沢高校の面々は、いつもの千早になる、と考えています。
準決勝は2試合が同時進行しているのですが、瑞沢と明石第一女子の試合を見ている観戦者が増えていきます。
須藤君もこっちの試合を見ているようですよ。
試合開始前は北央と富士崎の試合が事実上の決勝戦だと思われていたのですが・・・
瑞沢高校は勝てるのでしょうか?
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