漫画の感想) ちはやふる 第21巻 (BE・LOVEコミックス)


概略:
周防名人に君ではテンションが上がらないと言われた新はどういう意味なんだと気にしています。太一は小石川さん相手に善戦しましたが運命戦になり負けました。原田先生は勝ち進み決勝戦で須藤君と当たる事になります。ここで須藤君が太一との約束を果たす事になります。勝利を原田先生に譲る事により原田先生が東日本の代表となりました。これが西日本の代表決定にも影響する事に成ります。

レーベル:講談社コミックビーラブ
発行日:2013/6/13
著者:末次由紀
ISBN:978-4-06-380389-1
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周防名人に君を見ていてもテンションが上がらないと言われた新はどういう意味だ?と気にしています。
取り方が荒くなり詩暢ちゃんに心配されていますね。
詩暢ちゃんは帰ろうとする周防名人を近江神宮に誘います。
二人で参拝していますが、周防名人は詩暢ちゃんの事を観察している様でした。
詩暢ちゃんが周防名人に何を支えにしているのか聞いています。
周防名人は「なんにも?」と答えています。
詩暢ちゃんは、嘘つき、それで、その強さ?と疑っていますよ。
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太一は小石川さん相手に善戦しました。
攻めようとしていましたが、試合の流れが守った方が良い状況となり守りに徹しています。
太一は攻めるか守ろかを判断して切り替えているようです。
原田先生が太一には守りがるたが合っていると認めてくれた事で自信を深めたようです。
太一は西の代表には必ず新が成ると考え励みにしているようでした。
運命戦に突入した対戦は小石川さんの自陣が出て太一は負けました。
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負けた太一に声を掛けようとする菫を筑波君が止めています。
俺だったら嫌だ、今は嫌だ、と言っています。
二人とも泣いていますね、いい後輩ですね。
太一は対戦経過を思い出し敵陣の「ちは」が取れなかった事を嘆いています。
あれだけは、どこにあっても、目をつむってても、取れなければいけなかった、馬鹿野郎、と自分を罵っています。
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原田先生は勝ち上がっていました。
疲れてボロボロに成っている原田先生を翠北会の北野先生が助けています。
トイレに籠って休んでいる原田先生の為に時間を稼いでいますよ。
会場から出て黄昏ている太一に菫から準決勝のカードを知らるメールが届きました。
原田先生の相手は太一が負けた小石川さんです。
太一は慌てて会場に戻ったようです。
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膝の調子が悪く、取った札を自分で取りに行けない原田先生に代わりお弟子さんが拾いに行っています。
原田先生は太一に、集中してずっとずっと練習していると試合で読まれない札が分かるようになる、と言っていました。
原田先生は運命戦に備えて準備を始めます。
出ないと確信できる札を小石川さんに送っていますね。
二人の対戦は運命戦に突入しました。
運命戦で読まれた札は原田先生の陣の札でした。
原田先生が決勝に進出する事が決りました。
勝った原田先生は運命戦は運命じゃない、と言っています。
原田先生が積み重ねてきた45年の研鑽の成果が出る事になりました。
かるた会の師匠級の人たちは原田先生が決勝に進んだ事を喜んでいます。
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名人戦予選の決勝は原田先生と須藤君の対戦となりました。
クイーン戦予選の決勝は猪熊6段と山本由美さんとなりました。
桜沢先生は準決勝で由美さんに負けました。
理音も準決勝で猪熊6段に負けたようです。
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西日本予選を観戦中の詩暢ちゃんは新のかるたを見て、らしくない、と思っています。
腹ペコな詩暢ちゃんのお腹がなってしまいます。
詩暢ちゃんは新は不調でも決勝は勝つだろうと判断して帰る事にします。
帰ろうとしている彼女を伊勢先生が止めました。
自分のかるた会、明星会の練習に来ないか?と誘ってきます。
詩暢ちゃんが断ろうとすると、詩暢ちゃんの祖母が心配していると教えてくれます。
祖母は詩暢ちゃんに友達が居ない事を心配していました。
伊勢先生は明星会の結川はいい練習相手になると思うと言っています。
詩暢ちゃんは、潰しても?と答えました。
驚いた伊勢先生は二の句が継げなかったようです。
それでも、詩暢ちゃんにスノー丸どら焼き、を上げたのは大したものです。
まさかとは思いますが、伊勢先生の持っていたスノー丸どら焼きは周防名人から貰ったもの?
詩暢ちゃんは一人でスノー丸どら焼きを食べながら、余計なお世話や、と思っています。
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新は西日本予選を勝ち進み決勝に進出する事に成りました。
決勝戦の相手は同会の村尾さんです。
この日の新は腹痛で苦しんでいたようです。
由宇ちゃんに貰ったカツサンドが当たったようですね。
もう絶対に由宇の料理は食わん、と思ってます。
新は太一が東日本予選で負けたと知りホッとしました。
それが何故なのか考えています。
イマイチ集中できていないようです。
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試合が始まり、新はいつも通り、千早とかるたをしたボロアパートの部屋のイメージを抱こうとします。
しかし出てくるイメージの中で太一が千早と取っています。
新は、なんでそこにいるんや?邪魔や太一、と思っています。
新は太一の事をかるたで見下していたのか?友達を見下していたのか?と自問し始めています。
対戦中の村尾さんは新の調子が悪い、これはチャンスだと思っています。
今年が周防名人に挑める最後のチャンスだと思っています。
しかし対戦している新の死んだような表情を見て彼を助ける事にします。
新は彼の祖父の葬式の時の様な表情をしていました。
流石兄弟子です、カッコイイですね。
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村尾さんは、お待ちください、と声を掛けて、新の頬を軽くたたきました。
読主と観客はビックリしています。
村尾さんは、せっかくの山城さんの読みやし、戻ってこい新、と声を掛けます。
村尾さんの一言で新は試合に戻ってきました。
そして腹痛が再発します。
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試合中に席を立つ事は可能ですが、離席中も札読みは続けられます。
トイレに駆け込んだ新は、早くせな、早くせな、ホンマもう絶対食わん、由宇の料理二度と食わん、由宇のバカ、と罵っています。
罵りつつも新は自分が由宇の優しさに対して随分と失礼な対応をしていた事に気が付きます。
自分が彼女に対して随分と偉そうな態度を取っていたと感じて、彼女に謝っています。
由宇ごめん、おれなんか、たいした人間じゃない。
新は自分を取り戻したようです。
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試合中にトイレの為に中座して恥ずかしそうな顔をして戻ってきました。
新は中座している間に読まれた札の事は気にしないで試合を続行する事に決めます。
たいしたことない自分でも逃げてはいけない、と思っています。
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村尾さんに有利な展開だと思われたのですが、そうでも無かったようです。
村尾さんは渡り手が得意な新対策として札を分けていたのですが、一人で取る場面が何回かあったので、札を送らなければならなくなりました。
新に送った送り札により彼の作戦は崩れてしまったようです。
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最大11枚差まで開いた差は徐々に詰められて行きます。
試合中に新は周防名人も適当な事を言う事もあると思い出し笑っています。
無様な自分でも良いと開き直ったのが良かったようです。
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新はムラの無い村尾さんの真面目なかるたが好きだと考えています。
彼の祖父も村尾さんの事を良い先輩だから付いて行けと言っていました。
新の攻めが村尾さんを追い込んでいきます。
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札を回収に行った新は、メモを渡された栗岡先生の表情が緩むのを見ます。
これで新たには東日本の代表が原田先生に決まった事が分かったようですよ。
新は原田先生と戦いたいと思ったようですね。
流れが新に向く事になり、新が勝利する事になりました。
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勝った新は泣いていますね・・・それを見た村尾さんは、お前が笑わないと、俺が落ちこめん、笑え、と言っています。
新が笑うと、本当に笑うなボケ、余計落ち込むと、言って会場を笑わせました。
村尾さんは悔しいと同時に嬉しかったようですね。
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村尾さんは新には才能も努力も両方あると言って新を励ましています。
それを聞いた新は「ある」と思ったら多分負ける「ない」ものに会いに行きます、と言っています。
西日本の代表は名人位が新、クイーン位が恵夢に決まりました。
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千早は修学旅行の夜を楽しんでいました。
みちるちゃんは千早が思ったよりもずっと周囲に気を遣っている事に気が付きます。
恋バナをしようとしていると千早が寝息を立て始めていました・・・千早は起こされていますね。
トイレに行こうと部屋を出た千早はホテルに到着した太一と遭遇します。
太一は体調が良くなったから来た、と言っています。
千早は混乱して凄い顔をしています。
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男子部屋に入った太一を追いかけ廊下に引っ張り出しました。
千早は何て言って良いのか分からなくて、太一、太一、たい、ひ、ひ、ひひ、と言っています。
太一は東日本の代表が原田先生になった事を教えました。
千早は驚き、喜びに包まています。
太一がお前はどっちを応援するのかな?と言って、新が西日本の代表になった事を教えました。
千早は一点を見つめて何かを考えています・・・何を考えているのでしょうね?
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男子部屋に入った太一は疲労から寝落ちしました。
机君が太一の面倒を見ています。
彼には予選会を戦った太一の疲労度が理解できていました。
机君は勝って来れたら良かったな、と思っています。
机君と太一は強い友情で結ばれているようだぞ。
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修学旅行から戻ったかるた部は練習を再開します。
千早は太一をどうやったら元気づけられるのか分かりませんでした。
手加減すると太一がかるたを辞めてしまうように感じて本気で取っています。
好調の千早が不調の太一を20枚差で下します。
肉まん君はそれじゃあ立ち直れないよ、と心配しています。
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白波会のメンバーに緊急ミーティングのお知らせメールが届きました。
原田先生が白波会から名人を誕生させる為の計画を発表します。
東西決定戦までの1ヵ月間、A級は積極的に練習に参加し、名人戦に出るような気持ちで自分に挑んできて欲しい。
B級以下のメンバーは戦術の練り上げと鍛錬の徹底を意識して練習場の緊張感を高めていってくれ。
要約すると、自分を強くする為に協力しろ、と言っています。
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太一には仮想新を務めて欲しいとお願いしてきました。
器用な太一に新の配置を憶えさせて仮想新として対戦するつもりのようです。
太一は真似したって新みたいには取れません、と反論します。
原田先生は、私を東日本代表にしたのは君だろう!!と怒鳴ります。
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須藤さんは決勝戦で原田先生に勝ちを譲ったそうです。
突き指したと言い訳していたそうですが原田先生は須藤君が太一と約束を果たした結果だ、と言っています。
太一との賭けに負けた須藤さんは、太一と対戦した場合譲る事になっていました。
須藤君は負けた太一の代わりに原田先生に譲る事で約束を果たしたようです。
私は白波会のみんなに助けられて戦いたいんだ、助けられた方が強く成れるんだ!!と言っています。
原田先生は人誑しですね、白波会の面々は皆、彼の為に協力する気になっています。
千早は自分が仮想周防久志に成る事を申し出ました。
原田先生は驚いたようですが不敵な笑顔を浮かべています。
原田先生が挑戦者になると信じ切っているのが嬉しいようです。
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千早は新に電話して西日本代表になった祝福を告げます。
続けて新に宣戦布告しています。
白波会は全力で新を倒しに行く、代表になって近江神宮に行くのは絶対に原田先生だから。
100パーセント負けない、絶対にやっつける、勝つのは原田先生!!
千早しつこい、と太一が割り込み、新も頑張れよ、と告げます。
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猪熊6段は毎週新幹線で静岡の富士崎高校まで遠征して桜沢先生と練習していました。
桜沢先生は猪熊6段と試合ができて嬉しいそうです。
理音を猪熊6段と戦わせて彼女の実力アップも狙っているようです。
猪熊6段は頑張っていますが桜沢先生は彼女の「感じ」が最盛期のモノじゃない、と感じてます。
猪熊6段は34歳の自分が18歳の逢坂恵夢や17歳のクイーンに勝つにはどうすれば良いのか考えています。
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千早の母親は千早の教師になりたいとの夢の応援を始めます。
従兄弟の進治くんを家庭教師につけてくれました。
進治くんは千早の高校受験の時も家庭教師をしてくれたようです。
千早は周防名人の真似を実生活でも始めていました。
周防名人のように小声で話す様になっています。
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原田先生から新の配置を憶えて対戦して欲しと言われた太一は新の配置を理解するのに苦労しています。
肉まん君は、素直にそれに応じる真島はドMだ、と言っています。
千早は周防名人の真似をして、A級以外の人には和菓子を上げない真似をしています。
かるた部の練習でも千早は周防名人の真似、太一は新の真似をして取っています。
二人ともそれなりに似ています。
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原田先生は太一と新の配置について検討していました。
千早は周防名人の事を、フワッと出てトッと取る感じです、と解説します。
見たままの説明なのであまり役には立っていないようです。
原田先生はいい練習ができたと白波会のメンバーにお礼を言っています。
千早は周防名人の何かに気がつたようですが、確信が無いのか、言葉にできませんでした。
原田先生が何かを食べる仕草をしています。
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いよいよ挑戦者決定戦の日がやって来ました。
会場入りして袴に着替えた猪熊さんは赤ちゃんにミルクを上げようとして失敗します。
かるたが子供よりも大切な事なのか?と自問しています。
困っている猪熊さんを助けたのは利恵子さんでした。
袴に着替えたから、おっぱいを上げられないと思っている猪熊さんに身八つ口から飲ませて、と言って指導しています。
無事におっぱいを上げる事が出来た猪熊さんに、便利でしょう着物は、お母さんの味方よ、と言っています。
涙した猪熊さんにすかさず、呉服の大江のパンフレットを渡しています。
猪熊さんは着物のプロと感激したようです。
お母さん女王になりに行ってくる、と二人の子供に告げて会場に入りました。
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千早は自分が挑戦者ではなく観戦者として来ている事を悔やんでいます。
新、原田先生、猪熊さん、恵夢ちゃんが登場しました。
挑戦者決定戦が始まります。
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成分美少女友情ライバルかるた愛恋愛
評価AAAAAAAAAAAAB
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