漫画の感想) ちはやふる 第2巻 (BE・LOVEコミックス)
概略:
千早、太一、新の三人で出場したかるた大会で負けてしまいました。新は勝ったようですが太一と千早が負けてしまいました。新は千早と太一にかるたを一緒にしてくれた事に対してお礼を言ってきました。そしてもう会えないと泣き出します。千早はかるたを続けていれば会う事も出来る筈だと励ましています。三人はそれぞれの道を行く事になり、高校生になった千早は同じ高校に入学した太一と再会する事になりました。
レーベル:講談社コミックビーラブ
発行日:2008/9/12
著者:末次由紀
ISBN:978-4-06-319245-2
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千早は強敵相手に善戦しました。
彼女の早い取りにペースを乱されてしまったようです。
そのまま勝てるかと思われましたが逆転されてしまいました。
新は勝ちましたが千早と太一が負けたので対戦は「チームちはやふる」の負けとなりました。
帰り道で太一が負けたのは自分が勝てなかったからだ、と言って土下座してきました。
千早はもっと三人でかるたをしたかったと言って泣き出しています。
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小学校の卒業式がやって来ました。
次の日が引っ越しだった新は早々に帰ってしまいます。
荷造りしている新の元に千早と太一がやってきて三人でかるたをする事になりました。
新が一緒にかるたをしてくれてありがとう、とお礼を言い出します。
もう会えないと言って泣き出してしまいました。
千早はかるたを続けていれば会えるよ、と言って励ましています。
三人はそれぞれの道を歩みはじめました。
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中学に進学した千早は学校でかるた仲間を探したようですが見つかりませんでした。
白波会に所属しているヒョロくんもかるた部がある学校に進学したそうです。
白波会の練習には来れなくなったそうです。
一人になってしまった千早は別の方法でかるたの実力を高める事にしました。
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都立瑞沢高校に進学した千早はかるた部を作ろうとしていました。
学内の掲示板にポスターを張ろうとしています。
千早の姉の千歳がモデルとして活動しているので千早は有名人でした。
しかし残念なことですが千早は無駄美人との称号を得ていました。
綺麗だけど、話したり、動いたりしたら台無しになる事から無駄美人と呼ばれているそうです。
千早はジャージの上からスカートを穿いた姿で掲示板にかるた部のポスターを張っていました。
女帝と呼ばれている女性教師に注意されていました。
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千早の奮闘も虚しく仲間は集まりませんでした。
学内の芝生で寝ころんで黄昏ている千早の前に真島太一が現れました。
開明成と云う有名中学に進学したのでエスカレーター式に開明成の高等部に進むと思っていたのですが意外な再会を果たします。
千早は太一をかるた部に引き入れようとしましたが断られてしまいます。
太一は新と連絡を取り合っているのか聞いてきました。
千早は今年は年賀状も来なかったと寂しそうに答えます。
家が近いようですね、同じ電車に乗り一緒に帰る事になっています。
千早は太一と再会できたことが嬉しいようです。
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帰り道で太一に彼女が居る事が判明して千早は不安になりました。
新にもかるた以外に興味を惹かれる何かが出来たのではないか?と心配になっています。
千早は自分がA級に昇格したら一緒にかるた部を作って、と一方的に宣言して帰ってしまいます。
太一は彼女と一緒に居たのですが彼女が千早の事を意識してしまったようです。
あれは誰だと問われていました。
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千早の昇級を掛けた試合が気になる太一は変装して会場に見に行きました。
そこで原田先生に見つかってしまいます。
太一との再会を喜んでくれます。
太一は中学時代も学校にあったかるた同好会でかるたを続けていた事を話します。
段々と自分にかるたの才能が無い事を痛感したと語っています。
青春を全て掛けても自分ではA級になれないと弱音を吐いていました。
それに対して原田先生は千早が中学時代にやっていた事を教えてくれました。
千早はかるたでの感じを鍛える為に陸上競技をしていたそうです。
文句は千早のようにかるたに全てを懸けてから言いなさいと諭しています。
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千早は絶対にA級になると決意していました。
原田先生に勝ち残る為の秘策を伝授して貰っていました。
大声を上げて札を取ったり、どちらの取りになるのか曖昧な場合は揉めて相手のペースを乱せとの秘策を伝授して貰っていました。
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かるたの試合は一試合終わると物凄く疲弊するようです。
千早がチョコレートを要求してきました。
原田先生に頼まれて太一がコンビニに向かったのですがコンビニなのに何故か臨時休業中でした。
仕方ないので傍に遭った高級店でチョコレートを買っていく事になります。
一粒で板チョコが3枚は買えるお値段のチョコを千早はバクバク食べていました。
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千早は順調に勝ち進み決勝戦に臨む事になりました。
相手は3年間あと一歩ってところでB級に留まっている強敵でした。
千早の感じの良さに相手はペースを握れなかったようです。
千早が勝利し彼女は念願だったA級に昇級する事ができました。
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嬉しくて仕方ない千早は新の自宅に電話を掛けてA級に昇級した事を伝えます。
他にも太一と高校が同じになった事と、太一に彼女が出来た事を伝えました。
新が喜んでくれると千早は思っていたようですが予想外の言葉をかけられる事に成りました。
新はかるたは辞めた、もう電話して来ないで欲しい、と告げて電話を切りました。
千早は混乱してしまったようです・・・新に何かがあったと感じたようです。
千早は千歳にお金を借りて福井にある新の家に行く事にしました。
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千早に惚れている太一は彼女に同行する事になりました。
勿論千早は太一に好意を寄せられているとは気づいていませんよ。
プライベートで新幹線に乗るのが初めての千早は高校生だとバレると補導されると思っているようです。
ヘンテコな変装をして、むしろ怪しい人物と化していました。
対して太一は旅慣れているようですね。
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千早が新の事ばかり気にしているのが太一は不満なようです。
思い切って好きな人が居るのか?と千早に質問しています。
千早は原田先生が好きと答えました。
毎年バレンタインにチョコレートを渡しているそうですがワイフが居るからと断られているそうです。
太一がそんなのは恋って言わないと告げると、恋ってどんなのよ?と聞かれてしまいます。
太一は苦しい心情を教えます。
ここで太一の頭の良さが出ています。
「そいつといても楽しくないってことだよ」と答えました。
哲学的な意見だ、と千早は驚いていますが、自分が対象になっているとは微塵も思っていません。
太一が感情を抑制して千早の事が好きだとバレないように振舞っているのも問題があるとは思うんだよ。
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無事に新の家に到着したのですが千早は日寄りました。
太一に呼び鈴を押せと言っています。
家の前で押し問答をしていると隣の家に住む女の子(中学生かな?)が声を掛けてくれました。
千早と太一の容姿は目立つので近所の子供たちもやって来て注目されています。
女の子は二人は新の友達なのか?と察してくれました。
千早が新が東京に来ていた時の友達なんだと自己紹介すると新の居場所を教えてくれました。
新は駅前の本屋さんでバイトしているそうです。
千早と太一は駅に引き返す事になりました。
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途中の道で自転車に乗って家に向かっている新と遭遇します。
新と太一は気付きませんでしたが千早が新だと気が付きました。
自転車で走り去る新を追いかけて後ろから捕まえました。
その衝撃で千早と新は土手を転がり落ちます。
新は千早と太一がやってきた事に驚いています。
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泥だらけになった千早は新の家で風呂を借りる事になりました。
待っている間に新と太一は身長の話をしています。
新の方が1cm高いと判明して太一は同じだと対抗しています。
太一は卑怯な奴だと知っている新は疑っていました。
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風呂から出た千早は新とかるたをしようとするのですが断られてしまいました。
隣の座敷でかるたをしようとしたのですが、新にかるたを蹴られてしまいました。
座敷には新の祖父の遺影が置かれていました。
それを見た千早と太一は新がかるたを辞めた理由に祖父の死が関わっていると感じたようです。
太一は変わってしまった新の姿を見ていたく無かったようです。
千早を連れて帰る事にしました。
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千早と太一を隣に住んでる女の子(由宇ちゃん)が追いかけてきました。
彼女は千早が置き忘れていたかるたを渡してきました。
「こんなのおいてかんといて!持って帰ってや!」と叫んでいます。
千早は由宇から新に何があったのか聞く事になりました。
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新の祖父は脳溢血で倒れてマヒが残ったそうです。
新は祖父のリハビリや介護を手伝っていたそうです。
新が留守番しているはずの日に発作を起こして祖父は一人で亡くなってしまったそうです。
その日新はかるたでA級に上がる為の大会に出ていたそうです。
新は家を空けてしまった事が許せないようですね。
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一人になった新は千早が書いてきた手紙を発見しました。
そこには千早の想いが書かれていました。
千早は新の事をかるたの神様みたいだと思っているそうです。
会えなければ会えないほど神様になっていくみたいだ。
ときどき会ってかるたをしよう、神様じゃなくて、友達でいたいよ、と書かれていました。
新は自転車に飛び乗り二人の事を追いかけたようです。
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新との再会が不調に終わった千早はヤル気を失ってタコのようにグニャグニャになっています。
健気な太一は千早の面倒を見ていますね。
列車が発車したときに千早の耳には新の声が聞こえたようです。
窓から外を見ると自転車に乗った新が追いかけてきました!!
窓が固定されていて開かなかったので新の声は届きませんでした。
新は、変わってしまった自分を千早と太一に見られたくなかった、でも、ずっと会いたかった、と思っていました。
新はかるたを再開する事になるのだろうか?
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千早は新に嫌われた訳では無いと分かり嬉しくて泣いています。
太一は窓のガラス越しに新の声を聞き取った千早の耳の良さを知り覚悟を決めました。
千早の夢を叶える為にかるた部を一緒に作る事を決意しました。
日本一のかるた部を作って、強くなって新を待つ事にしました。
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東京に戻った千早と太一はかるた部創設に向けて行動を開始しました。
二人は学内でも目立つ存在でした。
千早は見た目だけは美人なので太一は学力テストで学年1位だったからです。
目立つ二人がかるた部を作ろうとしているので周囲から無駄部だと思われていました。
勧誘活動は上手くいかず、入部希望者が集まりませんでした。
五人部員を集める事ができれば正式に部として認めてくれると女帝に言われていました。
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千早と太一は使っていない旧生徒会室を借りてかるたの練習を始めました。
そこに一人の女生徒が覗きに来ましたよ。
彼女の名前は大江奏ちゃんです、一年生ですね。
彼女は和服を着たいと云う理由から弓道部に入部したそうです。
しかし袴を穿いてランニングするという行為が受け入れられず弓道部を続けるか悩んでいました。
そんな折に千早がかるた部を作ろうとしているとの話を聞きます。
奏は千早の事を品のある美少女だと考えていました。
そんな千早がかるたの相手を探している自分が立候補しなければと思い練習を覗きに行きました。
そこで見た物は奏の考えているかるたとは別物でした。
奏の気配を察した千早は彼女の事を勧誘します。
しかし奏の考えているかるたと千早たちがやっているかるたは違い過ぎると言われてしまい断られました。
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千早は諦めが悪いようです。
奏のクラスに押しかけていき彼女の事を誘っています。
奏からかるたの札の意味を解説されて千早はかるたへの想いを強くすることに成ります。
今までの彼女は札の意味など考えていませんでした。
奏の説明で札が色づいて見えるようになりました。
札の意味を理解した事で千早は苦手だった札が取れるようになりました。
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奏が入部の条件を提示してきました。
彼女の実家は呉服屋をしているそうです。
しかし売れるのは安い浴衣ばかりで経営難になっているそうです。
お陰でパンフレットのモデルも雇えないそうです。
千早にモデルになってくれるようにお願いしてきました。
それと試合の時は袴を着用する事を条件に奏は入部を決めました。
千早は和服のモデルをする事になりました。
奏は良いパンフレットが出来たと上機嫌です。
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やっと三人目の部員を獲得しました。
太一が大変だと言って飛び込んできました。
肉まんを見つけた、と言っています。
太一が見つけたのは小学校時代に「チームちはやふる」と対戦した太った男子生徒でした。
千早は経験者はかるた部に入るべし、と言って彼の上に乗っかっています。
彼はかるた部に入ってくれるのでしょうか?
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