漫画の感想) ちはやふる 第26巻 (BE LOVE KC)


概略:
高松宮杯での新と太一の対戦は大きな影響を与えます。この対戦で太一は新が千早に何かを言った事を知ります。千早はいつも苦しそうな太一を笑顔にしたいと考えます。バレンタインに計画した作戦は失敗に終わりますが千早の執念が失敗を覆す事になります。計画を大幅変更して大規模化しました。千早の執念とかるた部の努力が実り太一杯を開催させます。太一に笑顔が戻ったのですが、太一の行動が千早を混乱させる事になります。

レーベル:講談社コミックビーラブ
発行日:2014/10/10
著者:末次由紀
ISBN:978-4-06-380442-3
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周防名人は高松宮杯で太一と新の対戦を観戦しています。
二人が友達である事が分かったようです。
太一は新が相手なので緊張していました。
新はいつも通りだ、自分も普通にしなければ、と思っています。
新も緊張している事が分かりました。
村尾さんから座る場所が違うと指摘されて慌てていました。
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太一と新は小学生の頃に戻ったようにかるたを取り始めます。
どちらの取りか揉めていました。
太一は最終的に新の札になっても揉める事でやり難い相手と思わせようとしています。
太一は原田先生の為に新の研究をした事を思い出します。
新の渡り手対策も用意してありました。
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太一は対戦中に、秋に千早に何か言った?と問いかけます。
正直な新は、うん、言っつんた、と答えています。
太一はそうか、と言っています・・・何かを決意したように思えますね。
試合は新が勝ちました。
太一は高松宮杯で4位入賞を果たしました。
新は準優勝で村尾さんが優勝する事に成りました。
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文京新春かるた大会でヒョロ君はB級で優勝できませんでした。
いじけているヒョロ君を肉まん君のお姉さんが励ましています。
B級で優勝したのは田丸妹でした。
彼女の知り合いは調子に乗ってウザくなると辟易しています。
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千早は須藤さんとA級決勝を戦う事になりました。
須藤さんは大事な場面で空っぽになり音に集中できる千早をやり難い相手と思っています。
千早は須藤さんに勝ち優勝しました。
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かるた部の練習に出ている千早は太一が辛そうにしているのに、何も聞けない状況に陥ります。
かるた部の暗い雰囲気を払拭しようとかなちゃんがバレンタインに女子でチョコを作って部に活力を取り戻しましょう、と提案しました。
この話を聞いて菫ちゃんが燃える事に成ります。
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千早の家に集まり手作りチョコを作る事になりました。
千早とかなちゃんは小2から手作りチョコを毎年作っている菫の指導を受ける事になりました。
菫が完璧な計算でどんな手作りチョコを作るか決めています。
菫が太一の好きそうなチョコを聞いてきました。
千早は毎年チョコを一杯貰うので塩辛とかもらった方が嬉しいと思うと教えます。
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千早は三人でのチョコ作りを楽しいと感じます。
みんなで何かするのは楽しいよね、なのに何で太一はあんなにキツそうなの、笑って欲しいよ、と言って泣いています。
かなちゃんと菫ちゃんは千早の複雑な心境を知る事になりました。
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かなちゃんは菫ちゃんに、アドバイスを贈ります。
どんあ物をあげても、バレンタインじゃなくても、花野さんの気持ちは伝わっていると思いますよ。
かるたを1年頑張ってこられた花野さんの気持ちはもう形になってますよ、と伝えます。
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菫ちゃんは太一に渡すタイミングを見計らっています。
しかしイケメンの太一が一人きりになるタイミングは中々やってきません。
体育の授業に向かう太一を見つけた菫ちゃんは窓からプレゼントを落しました。
かなり危険で大胆な行為ですよね。
受け取った太一は驚いています、彼女のくれたのは大瓶のいかの塩辛でした。
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菫は「好きなんです、先輩、大好きです、先輩も好きな人に好きって言ってください」と伝えました。
菫は太一に向かって最後はニッコリ笑ていますね、廊下に引っ込むと泣いています。
これは彼女の矜持かな。
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かるた部でバレンタインパーティが開催される事になります。
千早、かなちゃん、菫が作った手作りチョコを食べる事になりました。
千早が当日チョコを持ってくる係でした。
箱を開けると、手紙が一枚入っていました。
「美味しかったよ、でも作りすぎだよ、パパ」
チョコは千早の父親が食べてしまったぞ。
太一を喜ばせる事に失敗した千早は、遠大な計画を実行に移す事になります。
チョコレートパーティが失敗に終わった千早はかなちゃんと菫ちゃんに相談を持ち掛けます。
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富士崎高校では真琴先輩が女子生徒からチョコを貰いまくっています。
真琴先輩は理音がチョコをくれるのではないかと期待しています。
よっぽど理音の事が好きなのね。
真琴先輩は東京まで出向いて勝率100パーセントと言われているチョコを購入していました。
それを理音に上げています。
理音は能面の様な顔で「はあ?」と不思議そうにしていました。
理音が真琴が大量のおにぎりを持っている事に気が付きます。
真琴がかるた部に差し入れしようと思ってと教え理音におにぎりの入った袋を渡します。
理音は自分への差し入れだと思いおにぎり30個を一人で食べてしまいました。
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3月になり富士崎高校では卒業式が行われています。
真琴先輩は理音にアピールしていますね。
大学は東京に行くこと、東京で一人暮らしを始める事を教えています。
理音にかるた大会は西と東のどちらに出るのか質問してます。
理音は4月は東の大会に行く事を教えました。
これが千早の行動に関係しているとはね。
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朋鳴高校でも卒業式が行われています。
坪口さんは三年生の担任じゃないので泣いていません。
同僚の先生から来年の卒業式が終わるとかるた部に女子部員が一人も居なくなりますね、と言われて青くなっています。
坪口さんの元に千早からメールが届きます。
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北央学園でも卒業式が行われて甘粕君が挨拶しています。
自分の限界を感じたので大学ではかるたを続けるかは分からないけど北央の限界はまだ来ていない。
ヒョロの情熱がプライドが東京一で日本一だってわかっている頑張れよ、との言葉を贈りました。
ヒョロ君は感激して涙が止まらなくなっています。
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千早に頼まれた坪口さんが太一を居酒屋に連れて行きました。
自分はビール、太一には烏龍茶を飲ませています。
坪口さんが新との対戦がどうだったか聞いてきました。
太一は、人生全部で名人になる為に準備してきた、そしてそれを楽しんでいる、と分かったと答えます。
坪口さんは、それが分かっていても悔しいと思えるんだな、と太一に感心していました。
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千早は、新の事が聞きたくて坪口さんに話を聞いてきて欲しいとお願いしたんですよ、と太一は言っています。
それを聞いて坪口さんは、そう思うんだ、バカだな、と笑っています。
坪口さんの言葉で、太一は千早が自分の事を心配していると気が付いたようです。
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太一が塩辛のお礼を持って菫ちゃんの元にやって来ました。
そして、千早に告白しに行くという趣旨の発言をします。
菫ちゃんは、2週間待って下さいと言って太一の告白を止めています。
太一は困惑しているようですね。
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菫ちゃんは部室に駆け込みます。
そこではかるた部の面々が何かの準備をしていました。
菫ちゃんは千早の姿を見て好きになるって事がどういうことか理解したようです。
強欲で、執念深く、バレンタインで果たせなかった目標は、より強力になって、結実します。
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新は村尾さんと練習しています。
村尾さんは高松宮杯で自分が勝てた理由を考えているようです。
新は太一との対戦から切り替えられなかった事が敗因だと思っています。
新は太一とまた戦いたいと思っています。
南雲会の後輩が自分も藤岡東に合格した事を教えてくれます。
新に一緒にかるた部を作ろうと言ってきますね。
新はどうするんだろうね?
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4月2日、太一の18歳の誕生日に、千早が企画した、有志による「太一杯」が開催されました。
何これ、と太一は驚いています。
クジ引きでチームを決めて源平戦を行います。
取った札は個人のポイントとなり、最終的に一番ポイントが多かった人が優勝です。
優勝賞品は太一のキスです。
千早に誘われた理音が来ていますね、彼女に付いてきた真琴も参加しています。
持田先生に頼まれた須藤君が読手として参加する事になっています。
合計ポイントで千早と太一が同点1位となっています。
千早は決定戦を望みましたが時間切れでした。
太一は参加してくれた人たちにお礼を言っています。
千早は目的だった太一を笑顔にする事に成功しました。
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かるた部が休みの日に千早はカーテンの交換にやって来ます。
部室で勉強しようと考えていた太一に会います。
千早は太一に手伝ってもらいカーテンの交換をしました。
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太一が千早に告白する事になります。
太一は小6の時に新のメガネを隠したのは自分だと告白します。
千早は新が教えた廊下で拾ったって話を信じていました。
真犯人が太一だと知り驚いています。
ダメじゃん、ズルいじゃん、と震えているぞ。
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太一は、ずっと、ずっと、卑怯じゃない人間になりたかったんだ、好きなんだ、千早が、と告白しました。
突然の太一の告白に千早は驚きます。
千早は新の事を思い浮かべているようですね。
千早は太一の告白に「ごめん」と答えたそうです。
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新学期が始まり、最初の実力テストが行われました。
机君は待望の一位の座を手に入れます。
机君は慌てて肉まん君に相談します。
真島大丈夫かな?かるた部お母さんに辞めさせられないかな?と心配しています。
肉まん君もその可能性が高いと認識してます。
そうなった場合はかるた部として反対しようと震えながら決意します。
太一が机君と肉まん君に相談を持ち掛けてきました。
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新入生への部活紹介が行われます。
今年は女子部員だけが袴で登壇して演説する事になっているようです。
直前になって女帝が原稿の訂正をしてきます。
女帝から、真島君から退部届を貰いました、受験勉強に専念したいそうです、と伝えられます。
千早は大きな衝撃を受けたようです。
肉まん君が演説を代わろうと言いますが千早は自分が登壇する事にします。
途中までは原稿通りに上手く話せていました。
3年生と2年生部員6名でがんばっていますと言うのが限界でした。
千早は泣きながら走り出します。
気丈なかなちゃんと菫ちゃんがかるた部の紹介を引き継ぐ事になりました。
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千早は帰ろうとしている太一に追いつきます。
太一、太一、いやだ、太一、いやだ、退部なんていやだ、いやだよ、太一っ、いやだあっ、と叫びます。
太一は千早にキスしてきますね!!
そして「千早お前は俺が石でできてるとでも思ってんのか」と問いかけてきました。
やれねーよ、かるた、いま、100枚全部、真っ黒にみえるんだよ、と言って去って行きます。
まあ、そうだよね、太一は千早の傍に居たくてかるたしてただけだもんな。
千早にフラれちゃったら、かるたが真っ黒に感じるのも頷けます。
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成分美少女友情ライバルかるた愛恋愛
評価AAAAAAAAAAA
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