漫画の感想) ちはやふる 第36巻 (BE LOVE KC)
概略:
準決勝が始まりました。田丸が残っていて皆が驚く事になっています。千早は理音と拮抗した試合をする事になります。須藤さんと戦う太一は彼に精神戦を挑んでいるようです。美馬君は須藤さんの為に原田先生を疲れさせようと考えています。西日本の決勝に新が進みました。新はポジティブ人間の小石川さんを相手に苦戦する事になります。
レーベル:講談社コミックビーラブ
発行日:2017/8/10
著者:末次由紀
ISBN:978-4-06-394550-8
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準決勝の組み合わせが決まりました。
クイーン位、白波かるた会、綾瀬千早 vs 富士崎かるた会、山城理音
名人位、東大かるた会、須藤暁人 vs 白波かるた会、真島太一
名人位、白波かるた会、原田秀雄 vs 北央かるた会、美馬慧一郎
クイーン位、横浜嵐会、優木秀子 vs 埼玉咲良会、田丸翠
となりました。
白波会が凄い事になっていますね、3人がベスト4に進出しています。
皆、田丸が勝ち残っている事に驚いています。
おにぎりを大量に食べてお腹が膨れている理音は一瞬でそれを栄養に変えました。
お腹が引っ込んでいます、なんだこれ?
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美馬君は須藤さんの為に原田先生の体力を削る事だけを目指しています。
原田先生は、ほほう、と言って楽しそうにしています。
原田先生が一番、予選会を楽しんでいるのではないかな?
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須藤さんは太一が周防さんの真似をしていると警戒していました。
太一は須藤さんが、かるたを辞めるなんて嘘でも出でないくらい、この世界が好きなんですよね、と聞いてきます。
千早が、そーなのよ太一よく分かってる、と叫んでいます。
暗記時間に入っているので千早は怒られていますよ。
須藤さんは周防さんを真似ている太一のプレイスタイルを気持ち悪いと感じます。
太一が言い出した賭けに条件を追加して受ける事にしました。
太一は、負けたら競技かるたを辞める、と提案しています。
須藤さんは、勝ったら競技かるたを一生やる、と提案しました。
須藤さんは周防さんと太一がかるたを好きじゃなくて、いつでも辞めてやると考えているのが不快なようです。
太一の集中力を削ろうとして、こんな事を言ってきたようです。
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読手は小峰さんでした。
小峰さんはむせてしまい、すみません、と言おうとしたのですが、千早と理音は、すみのえ、と読まれたと感じて札を取りに行きました。
二人の感じの良さに桜沢先生は驚いています。
須藤さんも太一のフェイクに釣られて手を出してしまいました。
須藤さんは、なんだ?なんだ?と不思議がっています。
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西日本予選を見に来ている詩暢ちゃんは周防さんに電話を掛けます。
周防さんは空港に来ていました。
詩暢ちゃんが西の代表は新になるだろうけど、東の代表はお弟子さん(太一の事ね)かも、と言っています。
周防さんは太一が上がってきたら、面白いね、と言っています。
長崎に帰るよりも面白いと言っています。
詩暢ちゃんは、長崎?、と思っていますが、何を言っているのか追及はしませんでした。
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詩暢ちゃんは明星会のこころちゃんに引っ付かれています。
こころちゃんは桃ちゃんの応援に行こうとねだっています。
詩暢ちゃんはこころちゃんに懐かれたようですね。
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西日本予選の決勝に進んだのは、新と小石川さん(ポカ作)でした。
女子の決勝に進んだのは、逢坂恵夢と結川桃でした。
こころは桃の応援に行きたいようです。
恵夢は大学デビューを決めてメガネをコンタクトに変えていました。
彼女の事を追いかけていたカメラ小僧3人衆は恵夢と同じ大学のかるた会に入会しています。
恵夢の事を師匠と仰ぐようになっていました。
久し振りに再会した夕部さんは恵夢の変化に驚いています。
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田丸は準決勝に進んだのですが誰も自分を見ていないと思い落ち込みますが、すぐにまあいいか、自分の為に頑張ろうと前向きに考えています。
田丸は随分と逞しくなりましたね。
田丸の相手の優木さんは自分以外が高校生、これはラッキー、今日こそ優勝すると意気込んでいます。
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千早と理音の対戦は、音の聞き分け勝負になっています。
両者ともに感じが良いので速い取りを連発していました。
理音は祖母の山城今日子さんからM音の秘密を教えて貰っているので少し優位に試合を進めていました。
M音は余韻の消え方が違うそうですよ。
千早は途中で理音がそれを聞き分けていると気が付き戦慄しています。
千早は理音相手に強気の攻めを続けていました。
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山城今日子さんは今年で読手を辞めると決めています。
理音は自分がクイーンになれば続けてくれると思い勝ち抜こうと考えています。
桜沢先生は理音が初めて欲を持って取るようになったと感じて驚いています。
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美馬君は原田先生の体力を奪う事を目指して取っていました。
年長者の払った札も年少者が拾いに行くのがマナーらしいのですが美馬君は原田先生を疲れさせるのが目的なので拾いに行きません。
白波会のメンバーが代わりに拾いに行き美馬君を睨んでいます。
美馬君は須藤さんの為に睨まれても無視する方向で取っています。
須藤さんが美馬君に声を掛けてきました。
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お前、誰と試合をしてると思ってんだ、勿体ないぞ、と言ってきました。
須藤君は原田先生との真剣勝負を無駄にするのは勿体ないと言っています。
美馬君は原田先生に勝とうと考え始めたようです。
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太一がすかさず、後輩の応援なんて余裕ですね、と言ってきますよ。
少しでも須藤さんの集中を乱そうとの作戦のようです。
須藤さんは綾瀬も苦戦しているぞ、と言い返して太一の集中を乱そうとしています。
この二人の戦いは搦め手を使った精神戦になっていました。
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西日本予選の決勝を戦っている新は小石川さんのポジティブさに手を焼いていました。
小石川さんはお手つきをするのですが離されないで付いてきています。
新は小石川さんのポジティブさに逆転を許しそうになっています。
ここで新は原田先生に言われた事を思い出しています。
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原田先生は自信のある人間とポジティブな人間ではどちらが勝つと思う?と聞いてきました。
原田先生はミスしなければ自分が勝つと思っている新に、ポジティブな人間は自分が勝つとしか思っていないよ、と教えます。
新に、負けてから鬼の形相で起こっても遅いよ、と教えました。
新は、それは自分のかるたではない、と否定しました。
悔しさを先取りして鬼になってはじいちゃんが笑うと答えました。
新は自分のかるたをする事を思い出し、苦境を脱する事になりました。
最後は小石川さんのお手つきで勝負が決し、新が西日本の代表に決まりました。
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原田先生は美馬君に15枚差で勝利しました。
この段階で千早は5-10で負けていました、太一も4-9で負けています。
太一は周防さんの様にクイーン戦と札の枚数を揃えようとしているのだろうか?
原田先生は運営から西日本の代表が新だと知らされ、再戦だメガネ君、待ってろよ、と意気込んでいます。
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千早と理音の試合で空札に二人で反応してしまいました。
千早が囲った手の上に理音の手が当たったようです。
二人でお手つきをした事になるのですが、理音は勝ちたいとの欲に負けました。
自分はお手つきをしていないと装い、札を送ってきました。
千早は揉める事無く札を受けとります。
これで1-7となってしまいました。
理音が後1枚で勝てる状況が出来上がってしまいます。
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太一と須藤さんの試合も2-6で須藤さんがリードしていました。
ここで原田先生から西の代表が新になったと聞いた机君が動きます。
ノートにでかでかと西日本代表は綿谷新!!と書いてくれます。
それを見た太一は千早にそれを伝えます。
そっちに「わた・や」行ってませんか?と問いかけます。
振り返った千早は机君のノートを見て新が代表になった事を知ります。
千早が間を取り自分のペースを取り戻しました。
山ちゃん、さっきのは、共お手だったよね?と睨みつけていますね。
千早は山ちゃんがズルした事を残念に感じているようですね。
ちょっと怒っているのかな?
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太一は視線を使って須藤さんを幻惑したようですね。
須藤さんに戻り手を使わせないで札を取りました。
札を送りながら、あと三昧、と呟きます。
須藤さんは太一の言った、あと三枚って言葉から自分をお手つきさせて勝つ気か?と怒っています。
太一の須藤さんの集中を乱そうって作戦は上手くいっているようです。
共に追い込まれている千早と太一の逆転はあるのでしょうか?
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成分 | 美少女 | 友情 | ライバル | かるた愛 | 恋愛 |
評価 | AAA | AAA | AAA | AAA | B |
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