漫画の感想) ちはやふる 第28巻 (BE・LOVEコミックス)


概略:
千早は東京都予選の日に会場に現れました。かなちゃんは千早抜きのオーダーで予選を戦う事を選びます。千早が休部している間に予選のルール変更が通達され千早はそれを知りませんでした。田丸が活躍しつつも迷惑をかける事になっています。肉まん君は田丸の事を認めているようです。千早は二次予選の決勝リーグから出場する事になりました。

レーベル:講談社コミックビーラブ
発行日:2015/8/12
著者:末次由紀
ISBN:978-4-06-380474-4
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千早は白波会の練習に行き原田先生にボコボコにされて負けます。
原田先生は太一が退部し千早が休部している事を知ります。
直ぐに太一が千早に振られたか?とお弟子さんに聞いています。
原田先生は調子悪くてもまた来なさい、いつでも全力で取るよ、と言っています。
千早はかるた部を覗きに行き、かるた部が変わっている事に気が付きます。
かなちゃん、肉まん君、机君が三年生の顔をしている事に気が付きました。
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詩暢ちゃんはアルバイトを始めようとしています。
今年のクイーン戦に自分で買った着物で出たいそうです。
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千早は東京都予選の日に誰よりも早く会場入りしました。
千早の事を迎えに来た女帝は千早が既に出かけた後だと知らされます。
会場に到着した他校の生徒は千早が袴で待っているのを見て驚いています。
待っている間に参加校が続々とやって来て千早は驚く事になりました。
今年の参加校は24校に増えていました。
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瑞沢高校がやって来ました。
会場で千早と再会したかなちゃんたちは喜んでくれます。
千早は皆が袴を着ていない事に驚いています。
かなちゃんは参加校が増えてルールが大幅に変更された事を教えます。
メンバー表は既に提出されているので千早は10将(最後の選手)になりました。
整列した3年生と2年生は嬉しそうな顔をしています。
筑波君と菫ちゃんは泣きそうになっています。
かなちゃんは嬉しくて泣いているようです。
千早は最後の1年をみんなと戦いたい、と思っています。
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ヒョロ君が真島はどうした、と質問してきました。
千早は今日は来ていないと言っています。
ヒョロ君は、本当にあいつ来ないのか?かるた部辞めたのか?と聞いてきました。
千早が答えられないでいると、根性のねえ奴だ、と言って去って行きます。
ヒョロ君は太一と戦えないのが残念なようです。
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菫ちゃんと筑波君は千早に試合に出て貰おうと考えています。
しかし実質的な部長のかなちゃんは千早の出場を認めませんでした。
田丸はかなちゃんの判断を聞いて嬉しそうにしています。
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かなちゃんの判断は正しかったね。
新方式の試合となっているのでルールを把握していない千早では勝てなかったでしょう。
参加校が増えたので予選は一次予選と二次予選に分けられています。
今日は一次予選です。
各校5名のレギュラーがバラバラに6回対戦し、勝ち星の合計の多かった上位4校が二次予選に進む事になっています。
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田丸は最速で勝利し得意になっています。
しかし北央に田丸の事を知っている選手が居ました。
太田君と言うそうです、彼は田丸と同じかるた会に通っていました。
そして田丸がハブられていた事を知っていました。
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休憩時間に田丸は褒めて欲しくて一年生の気を引く発言をしています。
原ピーは田丸に付き合って褒めていますが橋立君は田丸のウザい発言を聞くのに疲れたようです。
正直言って、疲れる、そう言うように誘導されたセリフを言わされるのってめっちゃ疲れる、と指摘してしまいます。
原ピーにも本当の事を言って良いんだよ、と促します。
原ピーは振られると話しすぎちゃうようです。
こう言ってれば良いんでしょっていうのが分かり易くて楽な部分もあるし、と言ってしまいます。
正直過ぎますね。
田丸はショックを受けています。
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試合に出ない千早は運営を手伝っていました。
田丸は大きなストレスを抱えているようです。
千早の頑張ってって応援に対して、言われなくても頑張ってます、と答えてしまいます。
生意気ですねー。
田丸は太田君と当たる事になりました。
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肉まん君のお姉さんが肉まん君の事を心配しています。
肉まん君の取り方がコンパクトになり迫力が無くなっていると指摘してきました。
高校最後の夏がそれでいいの?
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田丸は太田君に苦戦しています。
彼女の家は親も兄もかるた選手だそうです。
流されるようにかるたを始めたそうです。
師匠は厳しく褒めてくれません、兄も褒めてくれない人でした。
誰にも褒められないので自分で褒めてくれるように仕向けるしか無かったと言っています。
褒められたいと思う欲が止められないそうです。
時間が無いので揉めるのは推奨されません、譲り合うように注意されます。
田丸は6枚差で太田君に負けました。
負けた田丸は太田君に、かるた負けたらホント褒めるとこねーな、と言われてしまいます。
嫌われていますね。
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弱気になった田丸は調子が悪いので綾瀬先輩居るし無理することもないのかも、先輩よろしくお願いします、と言っています。
千早は嬉しそうに、いいの?私、一度出たら二度と降りないけど、と威嚇します。
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肉まん君が最終戦も田丸でいく!と宣言しました。
時間が無いので肉まん君はパンを食べながら説明する事になります。
肉まん君は、田丸が千早に勝ったのはまぐれじゃない。
田丸は部内で一番読みのタイミングに合わせるのが上手い。
決まり字が複雑で動きが複雑な札とか相手の動きに無駄があった札を一番拾えるのは田丸だ。
田丸はやれる、田丸はやれるよ?と言っています。
千早に背中を押され田丸は最終戦に向かいます。
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肉まん君の相手はヒョロ君になりました。
ヒョロ君の背後で肉まん君のお姉さんが勝ったらコロスと睨んでいます。
女帝が会場に到着しました。
菫ちゃんは、女帝に綾瀬先輩も真島先輩も試合に出ていないなんて、私にとっての瑞沢かるた部じゃない、と言って泣いています。
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肉まん君はヒョロ君に動きが小さくなって怖くない、と言われます。
肉まん君は取られているのに何言ってんだよ、と反論しています。
肉まん君は田丸のコンパクトな取りを参考にして強く成ろうとしています。
肉まん君は机君にかなちゃんのまつげが4本になっている事を教えられ愕然とします。
机君とかなちゃんが仲よくなっている事に気が付き、自分はどう変わるのか自分に問いかけました。
肉まん君は、らしくなくても何でも学んで強く成るしかない、との結論に達しました。
肉まん君は、主将は俺、この部を一番強く支えるのは俺だ、と思っています。
肉まん君が1勝を挙げました。
ヒョロ君は負けたんだけど、ニヤリと笑っています?
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田丸は西田先輩は私を認めてくれていると自信を深めたようです。
かなちゃんと机君の応援を聞いて自分を受け入れてくれていると感じています。
田丸が勝ち瑞沢は2勝目を挙げました。
田丸の勝利を見た他の一年生は彼女の事を認めたようです。
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かなちゃんと机君も勝利して瑞沢は4勝しました。
筑波君だけは負けてしまいました。
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二次予選の決勝リーグに進出する4校が決りました。
北央学園、冨原西高、朋鳴高校、瑞沢高校です。
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活躍できた田丸は鼻高々になっています。
机君は田丸に勝ち星稼いでくれて助かった、1年なのに頼っちゃてごめんな、と告げます。
田丸は調子にのって、え、そんなー大丈夫ですよーと言っています。
机君が田丸を窘める事になります。
でも気をつけて、この位の誉め言葉、嘘でも言える。
言って欲しい言葉をくれる人間に人は簡単に操作されるよ。
そんな簡単な人間になるな。
田丸は恥ずかしくなったようですね、赤くなって震えています。
彼女が何かを言う前に千早の謝罪が聞こえてきました。
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千早は土下座して休部していた事を謝ります。
もう一度戦わせてください瑞沢かるた部として、と言いました。
部員たちは千早の真摯さに打たれたようです。
かなちゃんは千早ちゃんと真島部長が作った部じゃないですか、と言って千早の事を迎え入れました。
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これを見ていた女帝は、菫に千早と太一が出て無くてもみんなが勝ち切ることで、来年も再来年も続いて行く瑞沢かるた部が、やっとできてきたと思うんですよ、と告げます。
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詩暢ちゃんはアルバイトの面接に行きます。
履歴書の特記事項にかるたクイーンと書いたようですが面接してくれる人には分かって貰えませんでした。
幾つも受けたようですが全て落とされてしまいます。
見かねたお手伝いさんが知り合いのパン屋を紹介する事になります。
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詩暢ちゃんの練習は独特です。
「優しく、きれいに、鋭く、正確に」札を迎えに行けた時だけ送り札をするルールで練習しています。
孤独な練習を続けているのですが詩暢ちゃんは楽しそうです。
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決勝リーグの日がやって来ました。
千早はTシャツとジャージで出場するつもりでしたが、他の皆は袴を着ています。
かなちゃんは千早ならば袴で来ると信じていたので連絡をしなかったんだそうです。
千早は泣きながら母親に電話を掛け袴を持ってきてもらう事にします。
一人で騒いでいる千早を須藤君が威嚇してきました。
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須藤君は綾瀬だけがチームと噛み合ってないんじゃね?と言ってきます。
千早は噛み合ってなくても今年もうちは強いよ、いい1年はいったよ、と田丸と原ピーを紹介します。
田丸は嬉しくなっていますね。
須藤君は真島の抜けた穴が埋まる位?あいつの穴なんて、たいしたもんじゃなかった?と言ってきます。
千早は固まってしまいます。
肉まん君は千早を須藤君から離れさせました。
机君とかなちゃんは須藤君の援護射撃のドS凄いと戦いています。
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決勝リーグは4校の総当たり戦で3試合して勝ち星が多い2校が全国に行きます。
勝ち星が並んだ場合はチームの勝ち試合の多い方が上位になります。
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千早は二将になりました。
机君は千早が反論するかと思ったようですが、千早は試合ができる事を喜んでいます。
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坪口さんはこの大会が女子部員のいる最後の大会だと泣いています。
坪口さんは1試合でも多く1分でも長くお前らと青春したい、と言って送り出しました。
瑞沢と朋鳴の試合が始まりました。
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千早は圧倒的な強さで23枚差をつけて勝利しました。
チームに勢いが付くかと思ったらそうはなりませんでした。
朋鳴は千早に負ける事を前提にしてオーダーを組んでいました。
千早以外のメンバーは接戦をしています。
机君と肉まん君は自分が太一の代わりをしなくてはと考えます。
机君は良い取りをした田丸に、良く取ったナイス!田丸さんなら連取いけるよ!と声を掛けます。
しかし田丸は机君に言われた「この位の褒め言葉、嘘でも言える」ってセリフを憶えていました。
机君が嘘を言っていると思い萎縮してしまいます。
友達の居ない田丸は必要以上に机君の発言を気にしています。
これは不味いです。
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肉まん君は強さによってチームを支えようとしますが、朋鳴の佐々さんが揉めてくるので上手く対処できていません。
朋鳴はチーム内が纏まっているようです、上手に声を掛けて士気を上げています。
須藤君は瑞沢は全国優勝してしまい夢を叶えたので、そこからどこに向かうか迷っているな、と感じてます。
机君は勝ちましたが他は負けてしまい、瑞沢は朋鳴に負ける事になりました。
机君は自分が勝つのではなくみんなを勝たせなければならなかったんだ、と悔いています。
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千早は会場からダッシュで飛び出します。
波田君が水を買ってきてくれます。
いつも通りに2リットルのボトルで買ってきてくれました。
菫はこんなに飲めないよ、と文句を言っています。
そこに袴に着替えた千早が戻ってきて2リットルボトルをがぶ飲みします。
そして瑞沢かるた部の新たな目標を提示しました。
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一緒に部を作ってくれ真島太一はかるた部を辞めたけど、私はいつか戻ってくると思ってる。
何年後か何十年後か、それまでに私はクイーンになる。
そして、それまでに瑞沢を北央学園みたいな、かるた強豪校にする。
まずは全国大会団体戦連覇!
個人戦1年も2年も3年も各階級優勝、と宣言します。
これを聞いた須藤君は全国大会優勝校ってボールを凄く遠くに投げた、と感じます。
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千早の強欲さを始めて聞いた1年生は驚いていますね、呆然としています。
波田君が水の飲み方を教えてくれます。
200ccくらいずつ常温で飲んでください。
熱いんでストローで、直接口つけて飲むと雑菌繁殖しまくります。
試合が始まったら1時間半も水分が摂れません。
皆さんが思うより、かるたは身体に過酷です。
自分はかるたではまだ戦力になれないけど、身体とスポーツの事は少し知っています。
自分は自分のできる事をやります。
全国制覇上等っス、と言っています。
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波田君の助言に従いストローで水を飲んでいると、到着が遅れていた女帝が襷を持ってやって来ました。
瑞沢かるた部は2試合目に望みます。
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会場に太一の母親が来ていますね。
何やら項垂れているようです。
友情に熱いヒョロ君は予選の経過を太一にメールしています。
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