漫画の感想) ちはやふる 第25巻 (BE LOVE KC)
概略:
詩暢ちゃんと猪熊さんのクイーン戦は詩暢ちゃんの勝利に終わりました。詩暢ちゃんは千早のお陰でかるたの楽しさを再認識したようです。来年のクイーン戦が楽しみだ、と言っていました。周防名人と原田先生の対戦は5試合目に突入します。原田先生への敬意を示し油断を捨てた周防名人は強かったです。5連覇を決めて引退しようとしている周防名人を新が引き留めました。新の心意気を面白いと感じた周防名人は引退を1年先に延ばす事にします。
レーベル:講談社コミックビーラブ
発行日:2014/7/11
著者:末次由紀
ISBN:978-4-06-380433-1
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周防名人の過去が語られます。
周防名人は子供の頃ろくでもない親の元から本家に連れて来られたそうです。
そこで、おじ、おば、いとこ、と一緒に生活するようになりました。
本家には兼子(ゆきこ)というおばがいました。
彼女が周防名人の面倒を見ていたそうです。
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兼子さんは目の病気でした。
じわじわ視覚やが狭くなり見えなくなっていく病気です。
周防名人が東大に合格して東京に行く時に、ひとかどの人間になんなさい、と泣きながら送り出してくれました。
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東大のかるた部に勧誘されて周防名人はかるたを始めたようです。
勧誘してきた可愛い先輩が彼氏ができたと紹介してくれます。
この時に周防名人は視覚が狭まっていると気付いたようです。
病院で検査して貰うと兼子さんと同じ病気である事が判明しました。
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原因の半分は遺伝性と言われているそうです。
強い光を避けて外ではサングラスの着用を勧められました。
周防名人がサングラスなのは、病気の所為だったのね。
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いずれ光を失う自分が、ひとかどの人間になるには、どうすればいいのか?
周防名人はかるたの世界で一番になろう、ひとかどの人間になろうと決めました。
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周防名人は強すぎたので練習相手が居なくなります。
普通に戦っても退屈なので自分で勝利条件を設定して取るようになったようです。
周防名人はかるたが好きなわけではありません。
かるたを続ける為に誰かの情熱を必要としていました。
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名人戦の4試合目は拮抗していました。
原田先生が周防名人の弱点である視力の問題を利用して空振りを誘発させます。
膝の調子が悪い原田先生を見て北野先生が座布団を投げ入れました。
原田先生は座布団を重ねた上に座り試合を再開します。
ネットで観戦していた新は会場に向かう事にします。
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クイーン戦も白熱していました。
詩暢ちゃんがリードしていましたが僅差です。
最後は猪熊さんのお手つきで勝敗が決しました。
解説の山城さんは詩暢ちゃんの取りが素晴らしかったと褒めています。
左利きの若宮さんにとって一番遠い札に狂い無くまっすぐ手が伸びた、と褒めています。
これは分かり易くする為に祖母が畳にマジックで線を引いてくれた練習ですね。
成果が出たようですね。
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詩暢ちゃんは猪熊さんとの対戦に満足したようです。
勝敗が決した後、一緒に札を数えています。
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名人戦の4試合目は運命戦に突入しました。
原田先生は自陣が出るか自信が揺らいでいるようです。
周防名人は敵陣に攻め込む気配を原田先生に与えています。
原田先生のお手つきで勝敗が決しました。
千早は相手のミスを誘う周防名人のかるたを嫌だと感じています。
なんで自分が男子じゃないんだろう、自分が周防名人を倒したいと思っています。
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控室で休憩中の詩暢ちゃんを母親が迎えにきました。
クイーン戦防衛のインタビューが始まるそうです。
詩暢ちゃんは千早につけて貰った襷を外します。
詩暢ちゃんは千早がダディベアのサイン入りタオルを切って襷を作ってくれた事を理解します。
詩暢ちゃんはとても嬉しいそうですね。
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詩暢ちゃんはインタビューで猪熊遥さんの強さは戦えてよかったと思える強さでした。
今年は側にいる人のおかげで勝てました。
来年のクイーン戦がすこし楽しみです、と答えました。
これを聞いて千早は自分が戦うのはクイーンだけで良いんだと感じています。
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会場のロビーで千早、太一、新が出会います。
太一「新」
千早「風邪は!?」
新「引いてる!!」
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かなちゃんと菫ちゃんは下の様な展開を期待したようです。
新「聞きに来たんだ千早、あの時の返事を」
千早「返事なんて私はまだ・・・まだダメだよ新・・・」
太一「新てめえ、コソコソなにかしてんじゃねえよ!」
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実際はこうなりました。
新「原田先生は?」
太一「控え室で寝てる」
千早「行く!?」
三人で控え室に向けて駆けだしました。
かなちゃんと菫ちゃんは項垂れています。
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周防名人は控え室で和菓子をむしゃむしゃ食べてエネルギーの補給を行っています。
女子部員から輪ゴムを借りて洗面所に向かいました。
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新は風邪を引いているので下でテレビを見ていると言っています。
確かに咳が酷いのでその方が良さそうです。
そこにヒゲを剃ってさっぱりした周防名人が通りかかります。
ロビーは騒然としています。
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周防名人がヒゲを剃りサッパリしてきたので原田先生は驚いています。
試合が始まる前に周防名人は原田先生に礼をしています。
原田先生は驚いたようですね。
解説の北野先生は、原田先生への敬意は畏れです、周防名人に油断が無くなった。
原田は名人を”名人”にしてしまったと言っています。
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千早は周防名人の事を見誤っていた事に気づいたようです。
原田先生も粘ったのですが5試合目は周防名人が12枚差で勝ちました。
原田先生は負けてもある程度は満足しているようです。
誰か若い者が今日の事を役立ててくれるだろう、と思っています。
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周防名人の優勝インタビューが始まります。
原田先生との対戦の感想を聞かれて、疲れました、と言っています。
本心では原田先生との対戦は楽しかった、かるたが楽しかった、と感じています。
5連覇したので引退する気持ちに変わりは無いか聞かれて周防名人は引退宣言をしそうです。
そこに新が割り込みました。
中継中に、やめないでくれ周防さん。
やめないでくれ、名人でいてくれ、おれが倒しにここに来るんだよっ、と叫びます。
周防名人はおまけで1年間名人を続ける事にしました。
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これをみて原田先生は大笑いしています。
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表彰式が終わり猪熊さんは桜沢先生にこれでクイーンへの挑戦を辞めると言っています。
3人目の子供を妊娠中だと聞いた山城さんが猪熊さんを励ましています。
山城さんは猪熊さんが産休と育休が終わったら復帰すると思っています。
戻ってくるか分からない、と答えた猪熊さんに、山城さんは、若い人の立ち止まりは、種を埋めているようなものだと思える。
私から見たらあなたも「若い人」よ戻ってくるのよ、と言って去って行きます。
猪熊さんは桜沢先生に抱き着いて泣いています。
嬉しかったようですね。
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千早たちは新幹線に飛び乗り東京に戻る事になります。
千早は乗り込んでから太一が居ない事に気が付きます。
机君と肉まん君はドジードジーと罵ります。
かなちゃんが真相を明かしてくれます。
太一は翌日開催される高松宮杯に出場する為に残ったそうです。
千早はなんで太一が抜け駆けをするんだ、と悩みます。
言えないのが太一なんだよね、と千早は納得する事にしました。
しかし、かなちゃんがそれで納得したら考える事も止まってしまう。
千早ちゃんは考え続けてあげてください、と言っています。
千早は、なんで、なんで、と考え続ける事になります。
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一人になった太一は新とどう戦う?
周防名人に新が言ったセリフは原田先生の弟子の自分が言っても良かった、と思っています。
新に先に行動された事が悔しいのかな?
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東京に戻った千早たちは、新春かるた大会に出場します。
筑波君は活躍して新部長の座を狙っています。
これを聞いた菫ちゃんはかるた部が変わっていく今日みたいにバラバラになるのではないか、と心配しています。
千早は、太一は自分の戦いをしている、自分は自分の戦いをしようと考え、試合に向かいます。
この戦いにはヒョロ君も出場していました。
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高松宮杯の会場にやってきた新は話題の人になっています。
生中継に乱入して周防名人に宣戦布告したので当然と言えば当然ですね。
吉岡先生が新の事を励ましています。
一戦一戦、勝ち切る強さを持てば、届くよ、がんばりなさい。
新は太一から自分だけが残った、よろしく、と声を掛けられます。
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ヒョロ君は北央の新部長に指名されました。
しかしまだB級です彼はA級昇格を熱望してます。
そんな彼は揉めたがりのウザい女の子と対戦しています。
千早もウザい男の子と対戦しています。
二人は田丸兄妹と言うらしいです、ウザくて有名なようです。
千早はそんな田丸君を相手にしていないようです。
詩暢ちゃん、原田先生、周防名人、新、太一、の事を思い浮かべて自分も新しい1年を始めようとしています。
菫ちゃんは太一の居ないかるた部の終わりを感じているようです。
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周防名人が近江神宮にやってきました。
名人戦のトロフィーを取りに来たと言っています。
高松宮杯やってるから静かに役員室に行ってと言われています。
途中で周防名人は高松宮杯をのぞいています。
太一と新が対戦する事になりました。
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