ラノベの感想) 百錬の覇王と聖約の戦乙女 第13巻 (HJ文庫)

概略:
討伐軍の司令官ファグラヴェールを追う事になりました。影武者を捕まえてしまったジークルーネが消沈しています。バーラの指揮でダウエ城に逃げ込んで討伐軍をジークルーネが強襲する事になりました。勇斗は見事な働きを示したジークルーネの願いを叶えてあげる事にします。討伐軍が敗北したと知ったハールバルスはリーファの身体を操り勇斗に抱かれにやって来ます。リーファの様子がおかしいと判断した勇斗がハールバルスを罠に懸けてリーファを助け出す事になります。

レーベル:HJ文庫
発行日:2017/7/1
著者:鷹山誠一
イラスト:ゆきさん
ISBN:978-4-7986-1476-2
雰囲気:ファグラヴェール捕縛、ルーネと、偽リーファと結婚、リーファ覚醒、信長上洛開始
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ファグラヴェールが昏睡している剣はバーラの指揮の下撤退を始めました。
槍の指揮官ヘルモーズはハールバルスの指示に従い上手に撤退戦を戦っています。
バーラはファグラヴェールの影武者を仕立てて馬車を使い逃がします。
本物のファグラヴェールはバーラが馬で運ぶことになりました。
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《牙》の宗主シーギスムントは鋼軍の側面を攻撃していました。
上手く行っていたのですが突如全軍撤退の銅鑼が聞こえてきました。
ファグラヴェールのルーン《戦を告げる角笛》が解けていると察知した彼は撤退を命じました。
そこに親衛騎団が攻め込んで来ました。
ヒルデガルドが手柄欲しさにシーギスムントに挑む事になりました。
ヒルデガルドは落馬させられて地面に転がされてしまいます。
シーギスムントの槍がヒルデガルドを捉えようとしています。
そこにジークルーネが助けに入りました。
ルーネがシーギスムントを討ち取りヒルデガルドは助かりました。
ここでもヒルデガルドはお漏らししてしまいました。
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追撃していた親衛騎団がファグラヴェールを捉える事に成功しました。
ヒルデガルドが活躍していますね、彼女は自分の手柄だと自慢していました。
捕まえたファグラヴェールと面会する事になりました。
この席に波の乙女を同席させています。
勇斗は冷静にファグラヴェールと波の乙女の表情の変化を観察していました。
ファグラヴェールを見て波の乙女は安堵していました。
勇斗にファグラヴェールが偽物だと言われて表情が強張りました。
二つが重なり勇斗はファグラヴェールが偽物だと断定しました。
ルーネとフヴェズルングに追撃を命じました。
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馬で逃げていたバーラはダウエ城に逃げ込む事に成功しました。
相手がこの時代の武器を使う普通の軍ならば籠城戦を展開しても生き残る可能性はあったのですが相手が悪すぎました。
バーラは鋼が巨大な岩を投げ込む兵器を使う事を知っていました。
このまま籠城していも負けが見えているので彼女は生き残りの部隊を撤退せる事にしました。
ファグラヴェールを逃がし自分が殿としてダウエ城に残る事にします。
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勇斗は平行錘投石器(トリビュシェット)を使って攻城戦をしていては時間が掛かり過ぎてファグラヴェールに逃げられると考えます。
ジークルーネは自分がファグラヴェールの偽物を捕まえてしまった事を悔いています。
勇斗はフヴェズルングを呼び出し妙案はないか聞いています。
フヴェズルングは仕込みなしで奇術は使えないと困惑しています。
フヴェズルングとの会話で勇斗は妙案が浮かんだようです。
意気揚々と駆けだしました。
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勇斗はバーラが城主が逃げ出すのに使う秘密の通路に罠を仕掛けて待っていると予想しました。
そこに巨狼(ガムル)に乗ったジークルーネを送り込みました。
剣の兵士は突然の巨狼襲来に動きが止まってしまいます。
そこをルーネに突かれてしまい城へ入城されてしまいました。
続いて雪崩れ込んできた親衛騎団に蹂躙される事になりました。
バーラはルーネの首を取り親衛騎団の士気低下を狙いましたが負けてしまいます。
彼女の槍の穂先をルーネに斬り落とされてしまいました。
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ダウエ城を突破した親衛騎団はファグラヴェールを追いかけます。
意識を失っているファグラヴェールはキースと云う近衛兵に連れられて逃げていました。
馬上で気が付き撤退中であると知らされます。
二人乗りで逃げているので追いつかれてしまい投降する事を決めました。
ファグラヴェールは勇斗の元に案内するが良いと言っています。
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戦場を俯瞰していたハールバルスは討伐軍が負けた事を知り次の手を考えます。
ファグラヴェールも捕まってしまったので兵力では鋼を上回れないと理解した彼は帝国を売る事にしました。
リーファに乗り移っているハールバルスは帝国が鋼に降伏する事を宣言しました。
帝国の奸臣たちに戦慄が走っています。
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ファグラヴェールと面会した勇斗はファグラヴェールが女だった事に驚いています。
彼女は物凄い美人でしたよ、よく男だと騙しとおせたな、と呆れています。
ファグラヴェールはリーファと剣の民を守る為に自分の身体を勇斗に差し出す事を決めます。
何をされても文句は言わないと言う彼女に対して勇斗は覚悟の程を確かめる事にしました。
勇斗は靴を舐めろと言って足を差し出しました!!
ファグラヴェールは苦しそうな表情で靴を舐めようとしてきました。
彼女の本気度を確認できた勇斗は寸前で彼女を止めます。
本気度を測りたかったんだと詫びています。
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勇斗が、討伐令がリーファの意思ではない事は分かっている。
リーファに剣を向けるつもりはない、周防勇斗の名と鋼の盃にかけて誓おうと告げます。
ファグラヴェールは泣き出してしまいました。
味方の重鎮の前で盃に懸けて誓ったので勇斗の本気度が伝わったようです。
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落ち着いたファグラヴェールを自室に呼び出します。
ファグラヴェールは勇斗が早速自分を抱こうとしていると考えたようです。
真面目な表情で自分はどうしたらいいのですか?と問いかけてきました。
これは萌える、凄く萌える、美人の年上お姉さんがご奉仕する気満々です。
勇斗は、そういうのは要らないよ、と断ります。
ファグラヴェールは自分には魅力が無いのか?と思い傷付いたようですね。
私ごときでは抱く気になれませんか?と問いかけてきました。
勇斗は、俺の事を好きでもない女抱くほど飢えてない、と告げてフェリシアを抱き寄せました。
フェリシアは帝都グラズヘイムでもお目に掛かれない程の美貌です。
フェリシアは頬を染めて恥ずかしそうにしながらも何かを期待している眼差しを向けています。
ファグラヴェールはフェリシアが勇斗に心から惚れ抜いていると理解しました。
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ファグラヴェールは自分が呼ばれたのはリーファの事を聞きたいんだな、と理解しました。
勇斗が年相応の悪戯小僧のような表情で頷いています。
その表情を見たファグラヴェールは勇斗をちょっとだけ可愛いと思ってしまいます。
ファグラヴェールは年下好きの様に思えるので彼女も勇斗の側室になりそうな気配がありますね。
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勇斗はファグラヴェールからリーファが初夏の頃から様子が変化したと聞いて納得しています。
勇斗はファグラヴェールに自分が3500年ほど未来の世界から召喚された事を伝えました。
《豹》の秘法使いシギュンの手で一度は元の世界に戻された事。
ユグドラシルに戻る為にリーファの力を借りた事。
リーファのお陰でユグドラシルに戻ってこれて狼を滅亡の危機から救えた事。
リーファに返し切れない恩がある事を伝えました。
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ファグラヴェールはリーファが倒れた原因が分かったと得心したようです。
ファグラヴェールはリーファが勇斗に恋していた事を知っています。
好きな男の為ならば女はなんでもするものです、と納得しています。
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ファグラヴェールが勇斗にフラれた腹いせにリーファが討伐令を出したと言い出したので勇斗は慌てています。
嫁の美月とリーファは仲良しだぞ、それはあり得ない、自分を呼び戻すのに協力してた、と説明しました。
リーファと美月が協力していたと聞いてファグラヴェールは疑問を持ちました。
当時のリーファは神都グラズヘイムに居たので狼の族都イアールンヴィズに行けない筈だと言っています。
勇斗はリーファと美月の外見がそっくりで夢で交信できると教えます。
美月の眼にも双紋があると教えると吃驚されています。
眼の双紋は神帝の証なので美月を神帝と挿げ替える事も可能です。
勇斗がそのつもりはないと否定したのでファグラヴェールが安堵しています。
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勇斗はリーファがハールバルスのルーンで操られている可能性は無いか?と問いかけます。
ファグラヴェールは今回の包囲網の手筈がリーファらしくないと考えています。
それでもハールバルスに操られていたとは断言できないようです。
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ファグラヴェールは捕まっている『波の乙女』と再会する事になりました。
彼女たちの無事な姿を見て安堵しています。
ファグラヴェールは筋を通す為に自分が勇斗から子分盃をいただく事になったと伝えます。
勇斗の配下に入る気がない者は、ここで名乗り出てくれ、と伝えます。
波の乙女たちは誰も手を挙げませんでした。
彼女たちはファグラヴェールの器量に魅かれて盃を受けたんだ、どこまでもファグラヴェールに付いて行くと言ってます。
嬉しさにファグラヴェールは涙する事になりました。
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今回の戦いで多くの捕虜を抱える事になったので、その対応にフェリシアが忙殺されています。
護衛の役をルーネに譲る事になっていました。
勇斗の寝室に護衛としてルーネが来ていました。
今回の戦いで一番活躍したのはルーネでした。
勇斗は彼女の功績に報いたいと思い、何でも言ってくれ、と伝えます。
ルーネが「・・・本当になんでもよろしいのですか?」と確認してきました。
勇斗は《牙》の宗主の後釜にルーネを据える事も悪くないと考えていました。
しかしルーネの要求してきた褒美は彼の予想外のものでした。
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「で、では、わたしもフェリシアや若頭のように、可愛がっていただきとうございます!」
勇斗は一瞬返答に困ってしまいました。
ルーネが、しゅんと悲しそうに、やはりだめでしょうか?と上目遣いで言ってきます。
勇斗は彼女の魅力にクラクラしています。
理由を聞くとルーネは美月の様に勇斗の子供が欲しいと端的に答えます。
子を授かるならば討伐軍との戦が一段落し、これから冬を迎える今しかないと考えた、と言っています。
彼女の実に合理的な判断に勇斗は戸惑っています。
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本当に俺で良いのか?と聞くと勇斗以外の子など欲しくない、と言われてしまいました。
ルーネの純粋で真っ直ぐな好意に勇斗はたじろいでいます。
答えの出せない勇斗に、無理なお願いをしたとルーネが謝ってきます。
ルーネは勇斗の葛藤に気を遣ったように小さくはかなげな笑みを浮かべています。
勇斗に背を向けたルーネの肩がほんのわずかに震えていました。
その姿を見て勇斗は覚悟を決めました。
ルーネを抱き寄せます。
ルーネの目尻にはほんの少しの涙が浮かんでいました。
勇斗が「お前に子を授けてやるのは、やぶさかではない」と告げると「ま、真にございますか!?」と嬉しそうにしています。
勇斗はルーネには、まだしばらく戦ってもらわなければならない、今はお前に子を授けてやることはできない、と伝えます。
ルーネは、断られたと勘違いして悲しそうにしていますが、勇斗は、そうじゃないと否定します。
子供を授けてやる事はまだできないが、愛してはやれる、と告げます。
俺の居た未来の世界には、そういう便利なものもあるってことさ、と告げてルーネを抱く事になります。
「こうなったら男はもう止まらないぞ」と告げると「・・・ご随意に」と答えてくれます。
じっと勇斗を見つめていたルーネが目蓋を閉じました。
ルーネは力が抜けたように柔らかく微笑んでいました。
素晴らしいですね、ルーネ最高に可愛いです。
彼女にとっては勇斗が全てなんだと再確認できました。
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徹夜明けのフェリシアは勇斗の顔を見てから仮眠を取ろうと考え彼の寝室に向かいました。
世界が黄色いと呟いているので相当に疲れているようです。
寝室に入ると全裸のルーネがベッドから起き上がりました。
「おはよう、フェリシア。こんな時間までお疲れ様だな」と普通な表情で挨拶してきました。
普段通りなルーネに圧倒されつつフェリシアも挨拶を返します。
勇斗に愛されたのにいつも通りのルーネを見てフェリシアはイラっときます。
自分が忙しくて目が回りそうだったのにお楽しみだったルーネに腹が立ったようです。
「昨夜はお楽しみだったみたいですね」と言ってます。
瞬間ルーネの顔が真っ赤に染まりました。
ルーネは平静さを装い普段通りにしていたようです。
「あ、あ、ああ。さ、昨夜ほど満ち足りた気持ちを覚えたのは、その、う、生まれて初めてだった」とうつむきながら、ぼそぼそと、はにかみながら語ります。
フェリシアは始めて見るルーネの可愛い姿に悪戯心が刺激されて、にまーっと顔を歪めます。
フェリシアは徹底的にルーネの事をいじり倒しました。
ルーネも遂に勇斗と関係を持ったね。
勇斗を独占しようとしない出来た子たちばかりで羨ましいぜ。
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勇斗はファグラヴェールを伴い剣の族都に入りました。
剣の族都にある聖搭の巨大さに驚いています。
ファグラヴェールから帝都にある聖搭は更に巨大だと言われて更に驚いていました。
勇斗は鋼の軍を怖がり民衆が外に出てこないので鋼の兵士をサクラとして使う事にします。
いつまで経っては略奪行為が始まらないので民衆は恐々外に出てきました。
聖搭にファグラヴェールと一緒に上り親子結縁盃の儀を行いました。
サクラが拍手をしているので民衆も釣られて拍手してしまいました。
これで剣の民も剣が鋼の配下に入った事を認めた事になりました。
ファグラヴェールは勇斗がリーファを蔑ろにしない限り忠誠を誓うと言外に主張していました。
勇斗は《戦を告げる角笛》を使うファグラヴェールと波の乙女が配下に入ったと喜んでいます。
勇斗は信長との対決が控えていると気を引き締めています。
そこに急報が届きました・・・
伝令の兵士は困惑しながらリーファが降伏したいと自らやって来ていると伝えました。
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勇斗とファグラヴェールは面会したリーファがどことなく違っているとの印象を抱きます。
しかし確証が無いので追及できませんでした。
リーファは勇斗が陛下と呼んでも顔色を変えませんでした。
狼の族都に遊びに来ていた時はリーファと呼ばれる事を好んでいたのですが・・・
リーファが妾と結婚して神帝の座を継承してくれぬか?と言い出しました。
勇斗はファグラヴェールを部屋に呼びどう対処するか検討する事にしました。
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ファグラヴェールも今のリーファに違和感を感じている事を認めます。
フェリシアもリーファの魂の波動のようなものが以前とは違っていると言っています。
快活で元気に見えるのに魂の波動が酷く弱いそうです。
これでリーファがハールバルスに操られていると判断する事ができました。
勇斗たちはハールバルスに失態を演じさせて正体を見破ろうと試みる事になります。
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勇斗はリーファに帝国の降伏を受け入れる事を告げます。
しかし討伐令で鋼が危機的状況に立たされたので見返りを要求する事にします。
降伏を受け付ける条件を3つ提示する事にします。
ここで勇斗は己の中にある覇気を表面化させました。
リーファはビビっています、勇斗は一気呵成に畳みかける事にしました。
1.リーファには第二正妃になってもらう。
2.《鋼》討伐令の撤回を正式にユグドラシル全土に公布する。
3.《鋼》討伐令の首謀者と目されるハールバルスの首を差し出す事。
特に3つ目の条件を聞いたリーファが抵抗を示すと予想していたのですが彼女はあっさりと全ての条件を呑みました。
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後日、ハールバルスの生首が送られてくる事になりました。
彼を知るファグラヴェールとバーラが検分しましたが本人だと断定しました。
勇斗はリーファと結婚する事になってしまいます。
リーファは物凄く乗り気になっています。
当てが外れた勇斗は困った状況に陥っていました。
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リーファの身体を乗っ取っているハールバルスは男に抱かれるのか・・・と辟易していまいた。
リーファと感覚も同調しているので月のモノに襲われてその痛みに苦しんだそうです。
リーファは勇斗の寝室を訪れて早々に勇斗に抱かれようと考えました。
その時フェリシアが寝室に居ましたよ。
訝し気に思い理由を聞くと、リーファは、早速、契りを交わしに来た、と答えました。
自分は生まれつき身体が弱いので、早々に子をなしておきたい、と主張しています。
勇斗はフェリシアに頼み事をして退室させます。
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リーファは前のめりで勇斗に抱かれようとしています。
勇斗は昔話をして時間を引き伸ばそうとしています。
ハールバルスは昔話などすると憑依している事がバレると焦ります。
ヴァラスキャールヴ宮殿の話で誤魔化そうとしていました。
そこに美月がやって来ました。
美月とリーファが知り合いだって事をハールバルスは知らないだろうと予想して彼の陰謀を暴こうとしていました。
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美月は初めまして、陛下、周防勇斗の妻、美月と申します、と自己紹介しました。
美月を見たリーファは、ここまで瓜二つとは驚きじゃ、と言ってしまいます。
勇斗は二人が夢の中で対面している事を知っているのでリーファが操られていると確信しました。
美月が自分も双紋を持っている事を教えるとリーファは「は?」と言って驚いています。
美月が双紋を発現させるとリーファに変化が起こりました。
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二人の双紋が共鳴して苦しみ始めます。
双紋の共鳴現象の衝撃で眠っていたリーファの意識が起こされました。
リーファは自分の中にハールバルスが入り込んでいると知り激怒します。
彼の意識を追い出そうとしましたがハールバルスは既に手を打っていました。
彼はグレイプニルでリーファの精神体をグルグル巻きにしていました。
双紋の力を押さえつけられているリーファはハールバルスに意識を呑み込まれそうになります。
そこに『フィムブルヴィト!』との叫び声が響きました。
リーファを縛っていたグレイプニルが破壊されて力を使えるようになります。
リーファはハールバルスの意識体を自分の中から追い出す事に成功しました。
ハールバルスの意識体は空気に溶けるようにして消えました。
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ハールバルスの拘束から解放されたリーファは目覚める事になりました。
リーファは勇斗がユグドラシルに戻れたことを喜んでくれます。
リーファは勇斗を帰還させる儀式を行った直後で記憶が飛んでいると言っています。
これまでの間はハールバルスに操られていた事が判明しました。
フィムブルヴィトを掛けてくれたのはシギュンでした。
シギュンまで配下に置いている勇斗にリーファは覇者としての器を感じています。
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帝国が鋼に降伏する話は既に進んでしまっているので今更撤回はできません。
勇斗が良いんですか?と確認するとリーファは、かまわん、帝国の役目は終わった。
新たな主として堂々と神都グラズヘイムに乗り込むが良い、と言ってくれます。
リーファは勇斗の第二正妃になるつもりなのか?
この結果はリーファにとって満足の行くモノのようです。
意図せずに想い人と結婚する事になりそうです。
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リーファの身体から追い出されたハールバルスは生きていました。
差し出された彼の首は本物です。
ハールバルスは代わりの身体を用意してありました・・・そっちに戻ってきたようです。
彼の目的は自分の意識を他の生命体に憑依させる事のできるルーンを使い身体を乗り換えて不老不死になる事でした。
リーファとの間に子供を作り、成長してから乗り移る計画でした。
その計画は失敗したのでリーファの身体を使い勇斗との間に子供を作り、成長してから憑依しようと考えていました。
リーファは第二正妃なので美月の子供を殺してしまおうと恐ろしい事まで考えていました。
勇斗たちが自分が死んだと思って油断するだろうと考えています。
まだまだ諦めていないようです。
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勇斗が討伐令を跳ね返し、神帝を第二正妃にすると知った信長は笑っています。
先に上洛を果たされた事を悔しく思いつつ面白いとも思っています。
信長は神都グラズヘイムへと上洛する事を決めました。
信長と勇斗は激突する事になるのでしょうか?
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今回は危ない橋を渡ったね。
美月とシギュンを使いリーファの身体からハールバルスを追い出せなければ彼を抱くところだったぞ。
流石の勇斗も、身体はリーファでも中身がハールバルスでは抱きたくないよな。
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役職名前就任時からの変遷
宗主周防勇斗
女将志百家美月
舎弟頭フェリシア側室
舎弟フヴェズルング
序列一位若頭《角》宗主リネーア側室
序列二位若頭補佐《狼》宗主ヨルゲン
序列三位幹部《爪》宗主ボドヴィッド
序列四位幹部《灰》宗主ドーグラス
序列五位幹部《犲》宗主フンディン
序列六位幹部《麦》宗主ラーガスタヴ
序列七位若衆筆頭スカーヴィズ《豹》宗主
序列八位若衆イングリット
序列九位若衆ジークルーネ側室
序列十位若衆アルべルティーナ
序列十位若衆クリスティーナ
《剣》宗主ファグラヴェール
神帝シグルドリーファ第二正妃
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成分美少女チート恋愛ラッキースケベハーレム
評価AAAAAAAAAAAA
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