漫画の感想) ちはやふる 第34巻 (BE LOVE KC)


概略:
千早たち三年生は部活を引退することになります。千早と太一はクイーンと名人を目指してかるたを続ける事に成ります。千早は須藤君と練習するようになります。詩暢ちゃんはかるたのプロを目指して広報活動をしています。伊勢先生からさらなる強さがあると言われ怒って浮います。詩暢ちゃんが最強ではないと言われ落ち込みます。札の声が聞こえなくなった詩暢ちゃんは周防さんに電話してしまいます。やってきた周防さんを連れて伊勢先生の明星会に向かいます。

レーベル:講談社コミックビーラブ
発行日:2017/3/13
著者:末次由紀
ISBN:978-4-06-394535-5
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千早は部室の大掃除をしていました。
部活を引退するので、これまでの感謝の気持ちを込めて部室の掃除をしています。
彼女以外の3年生は忙しくて来られないようです。
そこに太一が通りかかり、掃除を手伝ってくれる事になりました。
二人でかるた部での思い出を語り合いながら掃除をしています。
そこに吹奏楽部が迎えにきました。
太一が居る事に驚き、喜んでいます。
吹奏楽部とかるた部は部室を掛けてカラオケ対決をする事になっていました。
なし崩しで太一も参加する事になりました。
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双方から3人を選んで合計点で競うようです。
かるた部からは、千早、田丸、机君が選ばれます。
千早は千歳が出したラップソングを歌い95点をだしました。
田丸は85点しかだせませんでした。
上手い順に歌っているので机君は田丸よりも下手って事になるね。
このままでは負けそうなので机君の代わりに太一が歌う事になりました。
太一は机君よりも上手いようです。
かるた部は部室を死守する事ができました。
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帰り道でかなちゃんが肉まん君にお礼を言ってきました。
かなちゃんは肉まん君がかなちゃんを好きだって言葉はウソだと言ってくれた事を感謝しています。
肉まん君がそう言わなければかなちゃんは彼を振るしか無かったから、かな。
肉まん君はカッコイイよね。
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机君が二年半の間に思い出と仲間ができた。
自分には無理だと思っていた宝物が手に入ったと言って泣き出します。
机君の姿を見て部員たちは感動しています。
菫は泣いていたね、偵察などの裏方仕事を一緒にしていたので彼の苦労が分かっているからだね。
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千早と太一は最寄り駅に戻ってきました。
千早が机君凄かったね、あんな姿初めて見た、と感動しています。
太一が駒野達はこれで引退してかるたは一段落だからな、と言っています。
千早は自分が受験を捨ててクイーン戦予選に懸けて良いのかな?と問いかけます。
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太一が周防名人と若宮詩暢のかるたの特番がある事を教えると千早は太一を連れて自宅に向かいました。
一緒に見てと言われた太一は久し振りに千早の家にお邪魔する事になります。
千歳が久し振りじゃん珍しい、何してんの?と驚いています。
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詩暢ママが特番が始まると詩暢を呼びに来ました。
詩暢は興味ないと言って、伊勢先生から貰った彼の著書を読んでいます。
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周防名人と詩暢ちゃんの強さの秘密を解き明かすと言われて千早は期待しています。
太一は千早ママの作った親子丼を食べながら見る事になります。
太一が出演していると知り千早は驚いています。
全国に散らばるかるた好きもこの番組を見ていて太一が出演しているのに驚いていました。
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番組内で周防名人が常人よりも約0.01秒速く音を聞き取っている事が証明されました。
周防名人はこの能力を手に入れた理由を生まれつきと環境です、と答えています。
努力している部分として専任読手の方7名の100首の読み上げデータを揃えている事を教えてくれました。
全国のかるた好きは驚いています。
周防名人は名人になる前は家に帰ったらずっとその読み上げの音源を流していた事を教えてくれます。
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詩暢ちゃんの聴力は一般の人と大差ない事が分かりました。
札を取る時の詩暢ちゃんの目線をトレースすると彼女の強さの秘密が分かりました。
詩暢ちゃんは札を取る時に札を見ていない事が分かりました。
太一は目と手の整合作用が凄い、運動神経が凄いってことなのか?と言っています。
ピアニストが目を閉じてもピアノが弾けるみたいな、見なくても札の在処がわかるし、そこに届くように自分の身体を正しくコントロールできている、訓練でしか身につかない、と解説します。
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一人で練習している事を指摘された詩暢ちゃんは、自分なんか下手で他の人に迷惑かけてしまうから、一人がお似合いです、と言っていました。
(訳)自分より強い人がいないので練習にならない。
試合で全国の皆さんと対戦できるときはえろう楽しみです。
(訳)負けるわけがない。
と答えています。
詩暢ちゃんの本音が理解できる新は「ぷ」と笑っていますよ。
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詩暢ちゃんは札は小さな神様みたいに見える。
みんなとってもかわいくて我儘です。
この子たちと、この札たちと、離れずに生きていくのが、私の夢です、と語りました。
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詩暢ちゃんのこの発言はかるたを知らない人にも衝撃を与えたようです。
千歳が、愛が凄いの伝わってくる、と言っています。
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千早はクイーンを目指したいと母親に訴えます。
勉強も頑張るから、両方がんばるから、クイーン戦に出たいと訴えます。
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千早は母親に、なんかこう、ふんわり、幸せになって欲しいって位なもんでしょ、と母親が期待している事を尋ねます。
千早ママはテーブルをドンと叩いて、違うわ、高確率で幸せになって欲しいのよ、と叫びます。
千早と千歳は驚いていますね、期待の高さに。
太一が千早に援護射撃を行いました。
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太一は千早は周防名人に近い耳の良さを持っています。
でも聴力にはピークがあって千早は今かも知れない。
いつか”感じ”なくなる。
言うだけ言うと太一は帰ってしまいます。
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千早ママは太一の言葉で千早の事を認める事にしたようです。
両立できるの?お財布的にも浪人してもらっちゃ困るのよ?と聞いてきます。
千早は駒野先生(机君)に教えて貰った上達の4ポイントを使い説得しています。
1.目標は具体的に
2.時間は集中的に使う
3.第三者に反省点の指摘を受ける
4.居心地のいい場所から出ていく
千早は太一にお礼を言っています。
太一は何もしてない、と言って帰って行きました。
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周防名人の番組を見た後に村尾さんが新の問題点を指摘してきました。
最近、自分以外で新が負けた相手は全て白波会の選手だ。
周防名人のことより前に、白波会的なかるたが弱点かも知れないと考えるべきだと言っています。
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千早は受験勉強を頑張る事になります。
身体を動かしながらリスニングをしています。
英語担当の教師は音読が大事と千早にアドバイスしました。
千早が難しい発音を聴き取れている事に驚いています。
リスニングは発音できることが大事、音源を良く真似することで聴く力が上がっていく、と言ってますね。
これはかるたにも効果がありそうですね。
音読訓練が終わり休憩していると直ぐに忘れてしまいます。
かるたで鍛えた忘却力が発揮されています。
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英作文に困っていると知ったかなちゃんが英語で読む万葉集を貸してくれます。
千早はかるたを続けている自分と、一段落した机君、肉まん君、かなちゃんの間に線が出来たと感じてます。
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千早は周防名人が持っている専任読手の音源をコピーさせてもらう為に東大かるた会を訪ねます。
周防さんは留守でしたが須藤君と他の部員が居ました。
専任読手7人の読みのデータをコピーして分けて欲しいって周防さんに頼みに来た?バカか?と須藤君は罵ります。
千早は馬鹿は承知でございます、と言って土下座しています。
須藤君は土下座までが早い、安い、と言って残念そうにしています。
須藤君は東大かるた会の三人に勝てれば周防さんに口添えしてやると言ってきました。
千早は須藤君たちとかるた勝負をする事になりました。
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太一は周防名人と一緒に行動していました。
太一は周防名人と一緒の時は同じ物を飲み、食べ、同じリズムで歩いてみる、事にしています。
既に2ヵ月も観察しているそうです。
太一は音に繊細な人の感覚が自分のものになるような気がしています。
太一は周防さんが耳をとても大事にしている事を知ったようです。
周防さんが耳の良さは期間限定の強さだと考えている事が伝わってくると感じています。
二人も東大かるた会にやって来ました。
太一は千早が来ているので驚きます。
周防さんは千早の目的が専任読手7名のデータだと知り、須藤君が嗾けた勝負を辞めさせました。
須藤君には勝手な事するな、と言っています。
千早には帰ってくれ、読手さんのデータは何してもあげないよ、一生懸命お願いすれば、大抵の事は叶ってきた?甘いよね、と言って千早を追い返しました。
周防名人は千早の事が嫌いなんだろうか?
太一は周防名人に近づこうとしているのに千早に会ったら自分に戻ってしまうと考え、千早には会いませんでした。
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落ち込んでいる千早に須藤君から電話が掛かってきます。
須藤君は読手さんの音源を持っていると言っています。
必要なら、今日の続きをしよう、クイーンになりたいんだろ?俺も名人になりたいんだ、周防さんを倒したいんだ、と言っています。
千早は須藤君の誘いに乗る事にしました。
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詩暢ちゃんは伊勢先生のかるた会(明星会)に行く事にします。
著書で分からない箇所があったので質問に行ったようです。
先生は不在だったのですが弟子が沢山来ていました。
子供が多くて詩暢ちゃんは驚いたようです。
伊勢先生が詩暢ちゃんと取らせたいと言っていた、結川桃ちゃんと取る事になりました。
明星会のメンバーは詩暢の事を称賛しているのですが詩暢ちゃんは悪く捉えます。
自分の事を鑑定しようとしていると思ったようです。
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詩暢ちゃんと桃ちゃんの対戦は詩暢ちゃんが15枚差で勝ちました。
詩暢ちゃんは明星会のレベルの低さに呆れたようです。
桃ちゃんとの試合が終わるとさっさと帰ってしまいました。
お弟子さんの中に詩暢ちゃんと取りたそうにしている子が居たんだけど詩暢ちゃんの目には映っていないようです。
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詩暢ママは詩暢ちゃんに芸能活動を始めさせるつもりの様です。
テレビやラジオの出演依頼を取り付けています。
詩暢ちゃんにも携帯が必要だと言っているので買ってあげるようですよ。
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須藤君は千早を連れて北央学園に現れます。
北央の後輩は須藤君が千早と交際しているのでは?と言っています。
美馬くんだけは、やめて、須藤先輩は女子と付き合うなんて、そんな人じゃない、と否定しています。
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須藤君は読手のデータをコピーしてきたと言っています。
千早に渡そうとするのですが千早が断っています。
須藤さんはどんなに性格が悪くても卑怯なことしちゃダメなんです、と言っています。
須藤君は千早に好感を抱いたようですね。
それを美馬くんが敏感に感じ取り嫉妬しています。
須藤君は千早の面倒を見始めますね。
彼は千早の事を読手講習会に連れて行きます。
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講師は山城今日子さんでした。
千早は初めてだったので、色々と問題点を指摘されていました。
山城さんが公認読手のテストに進める人を発表しました。
須藤君はその中に入っていましたね。
こっそり廊下に出て雄叫びを上げて喜んでいます。
千早は須藤君になんでかるたをしているのか聞いてみます。
須藤君は直ぐには答えてくれませんでした。
北央で練習している時にさり気なく教えてくれました。
須藤君は基本的にカッコつけです。
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須藤君はかるた協会の会長を目指している事を教えてくれました。
普通に就職してかるた続けて、爺になっても続けて、運営の方も色々やって、後輩のかるた部のやつらが、安心して楽しくかるたやれるように、仕事しながらやる、それが俺の思う文武両道。
かるた協会の会長って全員名人経験者なんだぜ、笑う、と最後に茶化します。
後輩たちと千早と持田先生は感動の余り、ウルウルしています。
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須藤君は耳の良い奴には何が聞こえているんだ?と質問してきました。
須藤君は自分が音源を聞き込んでも意味が無い、根本から違うみたいなんだ、と言っています。
千早は、わかんないけど、私は速さを磨きたい、色んな手で来てください、と頼んでいます。
千早と須藤君の練習が続くようですね。
似た者同士で良い練習ができているようです。
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詩暢ちゃんは詩暢ママのマネージメントでテレビに出演しています。
タレントの女の子を相手にかるたをしています。
タレント活動は反響も良くて順調なようですが、詩暢ちゃんに大問題が発生しました。
かるたの声が聞こえなくなってしまいました。
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9月になり新学期が始まります。
千早は受験勉強とかるたに励んでいるようです。
成績が思うように上がらず落ち込んでいるようです。
電車の中でかなちゃんから借りた”英語でよむ万葉集”を読んでいると周防名人に遭遇しました。
周防名人は常々、ちはやぶるの一首は大げさなんじゃないかと思っていると言っています。
二人で話していると周防名人の携帯が鳴りだしました。
千早が出ないんですか?と尋ねると周防名人は君は知らない番号に出るのか?と驚いたようです。
君とは合わないなと言いながら、留守電を再生します。
そこには、詩暢ちゃんの「ハァ」って溜息が録音されていました。
二人は電車から降りてホームでリダイヤルします。
詩暢ちゃんは出てくれませんでした。
千早が詩暢ちゃんよくかけてくるんですか?と聞くと、いつも僕からかけている。
初めて電話してくれたのに、詩暢ちゃん携帯買ってもらったのかな?と泣いています。
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ただ事ではないと思った千早は全財産を差し出し、周防名人に京都に行ってくれませんか?とお願いしています。
1000円ちょっとだね。
周防名人は、え、え、そんな事態?と驚いています。
千早に詩暢ちゃんが周防さんに電話かけてくるのは普通のことなんですか?と問われて心配になったようです。
これって普通じゃないと認める事になるよね、ちょっと可哀想だよね。
周防名人は女の子にもてないからね。
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詩暢ちゃんの自宅に電話すると、かるたの練習をしていると教えられました。
千早は不安そうにしていますが、周防名人はまたかけてきてくれるんじゃないの。
仕事に遅れるから、じゃあね、と言って去って行きました。
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詩暢ちゃんは困っていたとはいえ、周防さんに電話した事を恥じています。
練習を続けているのですが、かるたの声は聞こえて来ないようです。
そこに伊勢先生がやってきました。
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詩暢ちゃんは伊勢先生の本に沢山線を引いて読み込んだようです。
詩暢ちゃんは意味が分からないことばっかだったと文句を言っています。
続けてレベルの低い練習をしている明星会にはもう行かないと言っています。
伊勢先生は厳しくしたら続かん子も多くてな、と現状を教えてくれます。
この発言で詩暢ちゃんは怒ったぞ。
歳とらはりましたなあ先生。
うちには、かるた楽しむより、強くなる道しか選ばせてくれへんかったのに、と言っています。
詩暢ちゃんはいつも自分は一人だと項垂れています。
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伊勢先生は詩暢ちゃんの問題に気が付いたようですね。
伊勢先生は詩暢ちゃんは競技かるたの高い山に挑める子だと思ったそうです。
自分の著書で分からない事があるって事はまだまだ、詩暢ちゃんは登り切っていないと言っています。
詩暢ちゃんは、また強く成れって話か、自分はクイーンだ、これ以上の強さがあるのか、と叫びます。
伊勢先生は、綿谷君に負け続け、周防君とも戦った事がないのに、最強のつもりか?と諭します。
強い言葉を使ってすまんかった、と言って伊勢先生は帰って行きました。
詩暢ちゃんは項垂れる事になります。
伊勢先生厳しいです。
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項垂れている詩暢ちゃんの頭の上に詩暢ママが携帯を置きます。
呼び鈴が鳴り来客を伝えます。
詩暢ちゃんの頭の上で携帯が鳴りだします。
玄関を開けると汗だくの周防さんが立っていました。
周防さんは、電話した?何かあった?と聞いてきます。
詩暢ちゃんは周防さんの腕を掴むと伊勢先生の家に向かい駆けだします。
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伊勢先生の家に駆け込み、これから名人とかるた取るわ、勝ったら、認めてや、うちこそ最強やって、と叫びます。
周防さんは対戦させられる雰囲気になっています。
クイーンと名人の対戦が実現するかと思われたのですが意外な人物が邪魔に入りました。
明星会のこころちゃんと云う小学生が自分と対戦してと割り込んできました。
伊勢先生はこころを連れ出そうとしてますが、こころは頑なに対戦をねだります。
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だってチャンス無いかもしれんもん。
クイーンもう来んかもしれんもん。
クイーンうちと、かるた取って。
強い人と試合がしたい、どんだけ強いんか知りたい。
うちも強いで、桃ちゃんにもときどき勝つんやで、と言っています。
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札が詩暢ちゃんに語り掛けました。
この子小ちゃいころのあんたみたいやなぁ。
詩暢ちゃんはこころちゃんに自分の過去の姿を見て、自分のかるたを取り戻したようです。
詩暢ちゃんはこころちゃんと対戦する事にして、周防さんを追い出しました。
可哀想過ぎますね。
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伊勢先生は、名人とクイーンの最高峰の一戦も見て見たかったけどな、と言っています。
周防さんは、無邪気な事を言いますね。
詩暢ちゃんに何か呪いをかけてたのは伊勢先生でしょう?と言い残して帰って行きました。
これって詩暢ちゃんを孤独にしたのはお前だろって事だよね。
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周防さんは新幹線の中から千早に連絡を入れてくれます。
周防さんは千早が知らない番号でも出るタイプで良かったと言っています。
千早の番号は須藤君に聞いたそうです。
周防さんは詩暢ちゃんが元気だったと教えます。
千早が連絡あったんですか?と聞いてきたので、連絡があったと誤魔化そうとしました。
しかし新幹線のドアが閉まる音が入ってしまったので新幹線の中に居る事がバレました。
周防さんは君も耳いいよね、と呆れています。
察しの悪い千早でも周防さんが詩暢ちゃんに会いに京都に行ったと分かったでしょう。
周防さんは東日本予選頑張って、詩暢ちゃんと不尽の高嶺で待ってるよ、と言っていました。
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