ラノベの感想) ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? 第17巻 (電撃文庫)

概略:
シュヴァインにオタバレの危機が到来しました。これはシュヴァインが調子に乗って俺様プレイで初心者を助けてヒーロー気分に浸ってしまったのが原因です。オタバレを回避する為に文化祭のミスコンに出てステージ上からオタク嫌いと宣言する事になります。ミスコンには開催条件が設定されていて10人の参加者を集める必要がありました。人数を集める為にアコも参加する事になってしまいます。ミスコンが開催されると知れ渡ると参加者が増えてしまい文化祭前に予選が行われる事になりました。参加者のプロフィールが学内のサイトに掲示されます。セッテが自分の目的を叶える為に美少女バージョンのアコの写真を使ったのでアコが予選1位になってしまいました。

レーベル:電撃文庫
発行日:2018/6/9
著者:聴猫芝居
イラスト:Hisasi
ISBN:978-4-04-893900-3
雰囲気:シュヴァインにオタバレ危機、文化祭でミスコン、美少女亜子大人気、豚姫様降臨、新部長決定
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夏休みが終わり二学期が始まりましたが、シュヴァイン(瀬川)がダメ人間に成っています。
昼夜逆転生活が長かったのでとても眠そうにしています。
学校ではオタクであることを隠してリア充JKをしているのですが正体がバレてしまいそうなくらいダメな状態でした。
シュヴァインはJKを演じる為に「リアルJKプレイングメモ」なる攻略情報を纏めています。
ゲームの話は禁止。
アニメの話も禁止。
まとめスレの話とかしない。
語尾にンゴとつけない(重要!)。
この通りにやれば、もうプロJKよ、と言っています。
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アコはマスターとセッテに風邪をひいたと連絡してずる休みしようと画策していました。
ルシアンかシュヴァインに連絡すると迎えに来られると思ったようです。
作戦としては良いと思うのですがマスターとセッテを甘く見ていたようですね。
二人はアコの家に迎えに行きアコを学校まで引き摺ってきました。
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名前よみ性別キャラ名キャラ性別キャラの職業(備考)
西村英樹にしむら ひできルシアンインペリアルガード
玉置亜子たまき あこアコホーリークレリック
瀬川茜せがわ あかねシュヴァインドラゴンナイト
御聖院杏ごしょういん きょうアプリコットアークメイジ(ギルドマスター)
秋山奈々子あきやま ななこセッテファウスト
斉藤結衣さいとう ゆい猫姫?(部活の顧問)
双葉みかんふたば みかんみかんハンター
西村瑞樹にしむら みずきシュシュアシュラ(リアル妹)
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LA内で大きなイベントも無くまったりと部活に励んでいたのですが、新入部員のみかんが文化祭で何をするのか質問してきました。
マスターたちは何も考えていませんでした。
しかしまだ開催まで3週間もあると余裕の態度を示します。
みかんから、残り時間が少ないと指摘されて、焦り始めました。
去年はLA内で攻城戦に参加して城を取り、そのスクリーンショットを展示しました。
文化部は毎年同じ出し物をやっているとの話もでたのですが、去年とは違う事をしたいとの意見に纏まります。
議論の末にLAで使用している衣装を作り展示する事になりました。
マスターが外注を使い手際よく準備を手配しています。
大まかな形に作ってもらいアクセサリーや装備品を自分たちで作る事になります。
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ネトゲ部の部室に現生徒会長の高石会長がやって来ました。
高石会長はマスターに相談がある、と言っています。
彼女は生徒会で主導するイベントの中にミスコンが入っている事について質問してきました。
マスターがミスコンが開催されない理由を教えています。
毎年参加者が集まらなくてミスコンは開催されていなかったそうです。
過去2年間でエントリーしたのはマスターだけだったそうです。
参加者が10人以上、全学年から参加者がある事、男女の参加者が居る事、が開催する為の条件だそうです。
ルシアン、アコ、シュヴァインから常識的に考えてミスコンになんか参加しませんよね、と言われてしまい、マスターは落ち込んでいます。
気遣いの人セッテが直ぐに謝って、と言ってきてマスターを慰める事になっていました。
マスターでも開催できなかったと知り高石会長はヤル気を滾らせる事になりました。
彼女はマスターに褒めて貰いたいようですね。
何とか開催できるように頑張ってみる、と言い残して帰って行きました。
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前ヶ崎高校の文化祭ではクラス展示と部活展示が行われます。
ルシアン達のクラスは劇をやる事になっていました。
部活展示が忙しいと言うと部活を優先しても良いとの話になります。
これがシュヴァインを困らせる事になりました。
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クラスメートの鈴木香織(かおちゃん)と前川雪(ゆっきー)は茜(シュヴァイン)を気遣ってくれただけでした。
シュヴァインが部員じゃない、セッテとアコのプレイを見ているだけだ、自分は初心者なんだ、と主張した事で事態が悪化しました。
香織と雪はゲームをしてみたいと言い始めてしまいます。
その話を聞いたマスターが乗り気になってしまったので二人が体験入部する事になってしまいました。
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部室に行くとマスターが満面の笑みで待っていました。
マスターは一応、シュヴァインが入部を拒否していると装ってくれますが、シュヴァインの困った姿を見て笑っているようです。
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ルシアンはマスターからシュヴァインを次の部長に指名しようと考えていると教えられます。
セッテは自分よりも相応しい人が居ると言っているそうですよ。
セッテはシュヴァインの方が部長に相応しいと思っているようです。
シュヴァインはオタバレを回避したがっているので部長には成りたくないと思っているようです。
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マスターが文化祭で展示する衣装の金属部を作る為に機械工作部に依頼に行く事になります。
セッテは衣装の手伝いを手芸部に依頼に行っています。
ルシアンとアコが火織と雪と初心者の振りをしているシュヴァインにゲームの手ほどきをする事になりました。
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ここでシュヴァインが小細工をしてしまいます。
アコに香織と雪の相手をさせて、自分はルシアンに教えて貰う事にします。
自分は香織と雪の対面の席に座る事にしてプレイしている画面を見られないようにしました。
アコ以外の全員でキャラを作り、ゲームを始める事にします。
ルシアンとアコの案内で初心者エリアを回る事になりました。
この作業中にシュヴァインは熟練者のキーボード裁きを見せていたので席を対面にしたのは正解だったと言えます。
香織はかおかお、雪はゆっきーと言うキャラを作りました。
二人が初心者エリアで、絶対にクリアできないダンジョンの入り口を発見してしまいます。
シュヴァインは中で起こる事を全て知っているのですが、初心者を演じているので二人を止められませんでした。
ルシアンとアコは落ちを言ってしまい、二人をガッカリさせたくないのか、何も言いませんでした。
かかかおとゆっきーは何度も死に戻りを繰り返しながら、クリアを目指していました。
二人の無駄な行動を見ていられなくなったシュヴァインは使えるアイテムが売ってないか町に見に言ってくる、と言い残してかかおかとゆっきーの前から消えます。
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ダンジョンの攻略を再開したかおかおとゆっきーの前に見ず知らずの高ランクプレイヤーとしてシュヴァイン様が登場しました。
颯爽と登場し、こまっている二人を助けてくれます。
「あん?なんでこんなところにノービスが居んだ?」とカッコいい台詞を吐きます。
二人からダンジョンの奥に行きたいとお願いされてシュヴァイン様は二人をエスコートしてくれます。
二人からお礼を言われて、じゃあな、気をつけて戻れよ、と言って去って行きました。
ここまでだったら何も問題は無かったんだよね。
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調子に乗ったシュヴァインは、その後も何度も何度も二人がピンチに成る度に登場して二人を助けていました。
シュヴァインが登場する時は必ず、茜(シュヴァインが作った初期キャラ)が居なくなるので、シュヴァイン=茜、と疑われてしまいます。
かおかおとゆっきーは追及してくるんですが、下校時刻を告げるチャイムが鳴り救われました。
かおかおとゆっきーはネットゲームが体験できて満足そうに帰って行きました。
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戻ってきたマスターとセッテはシュヴァインがやらかしてしまった事を聞いて呆れています。
セッテはシュヴァインが俺様をしている場面を見られなくて残念だ、と言っています。
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オタバレを防ぎたくて初心者プレイをしたのですが、シュヴァインばれしそうな窮地に陥る事になってしまいました。
混乱した瀬川はLAを引退すると言い出します。
自分から引退すると言って出ていった人は直ぐに戻ってくるとの法則があるのでルシアンたちは心配していません。
シュヴァインもそこは分かっているようです。
一人で辞めても一日で戻ってくるわ、あんたたちも一緒に引退するのよ、と言ってきました。
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マスター、ルシアン、アコは反対していますが、セッテは賛成しました。
マスターが考えを改め、一人ひとりLAとどう関わっていくのか、少し距離を置いて考えてみる必要があるかもしれん、と言い出しました。
多数決により、ネトゲ部は一時的にLAを休止する事が決りました。
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ルシアンとアコはシュヴァインの見ていないところでLAにログインしました。
しかし直ぐにシュヴァインにバレてしまいます。
シュヴァインはフレンド登録している舎弟にルシアンとアコがログインしたら教えろと命じていました。
シュヴァインから流行っているドラマを見るように勧められ、リア充的な生活をしてみる事になります。
ルシアンは瑞樹から解説されながら、流行りのドラマを見る事になりました。
アコも見たらしく、翌日の学校で感想を言い合う事になります。
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翌日の教室でルシアンはショートカットの物凄く可愛い子に「おはようございます」と挨拶されます。
ルシアンは俺に挨拶する女子なんて珍しいと目を向けて、驚く事になりました。
ショートカットの女の子はアコでした。
シュヴァインとセッテがアコをリア充にするためにウィッグで変身させたそうです。
変身したアコはルシアンの好みだったようです。
ルシアンはアコに、結婚してください、とプロポーズしていました。
反射的に、あ、はい、と答えたアコは、もう結婚してますよ、と反論しています。
ルシアンは、結婚しているとしても結婚してください、とお願いしています。
ルシアンは、可愛い、可愛すぎてヤバイ、と言っています。
アコはルシアンからの高評価に照れたようですね。
ルシアンはアコが可愛過ぎて近くに居られないようですね、徐々にアコから距離を取ろうとしていました。
アコは今が攻め時なんじゃないでしょうか?と言っていました。
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放課後はカラオケに行く事になりました。
シュヴァイン主導でリア充的な活動をしてみる事になります。
ルシアンとアコはタンバリンとマラカスを手に取り賑やかし役を引き受けます。
他にも色々とリア充的な活動をして、余った時間は文化祭の準備をしたそうです。
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その結果、アコ、マスター、ルシアン、セッテ、シュヴァインに禁断症状が発生する事になりました。
みかんは自分ももうすぐこうなる?と期待しています。
みかんは先輩と同じ境地に到達したいと考えているようです。
セッテにまで禁断症状が出るなんて意外ですよね。
シュヴァインが、明日はリア充するって決めて最初の休日だから、集まって遊ぶ事を提案しました。
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翌日、集合場所にやって来たのはルシアンとシュヴァインだけでした。
セッテは家の用事が入ったようです。
みかんは瑞樹に誘われたのでゲームをすると言っています。
アコとマスターはネトゲを始めていました。
ルシアンとシュヴァインはアコの了解を取ってから二人で遊びに行く事にしました。
二人はアコに否定されたら帰るつもりでしたが、アコは許可してくれました。
信じてますからね、信じてますからね、と言っていました。
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二人が向かったのは大きめの複合施設でした。
ここでシュヴァインのウィンドウショッピングに付き合う事になりました。
ルシアンは普段ウィンドウショッピングをしないそうですよ・・・初めてだと感慨深げにしています。
アコと買い物に行く場合は目的地と買う物は最初から決まっていて、買ったらすぐに帰ってしまうそうです。
シュヴァインがワンピースを手に取り結構好きかもと言っています。
ルシアンは似合うんじゃねーのと褒めていますね。
シュヴァインは、あたしって何でも似合うし、と強気な発言をしています。
ルシアンが、本当に何でも似合う?と問いかけると本当の事を教えてくれました。
シュヴァインをターゲットにしてないサイズの服が結構ある事を教えてくれました。
まあ、確かにシュヴァインは小柄だからね。
Sサイズの服を指し、大きいのよ、と怒っていました。
シュヴァインはサイズ的に苦労しているようです。
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ルシアンが電機屋かゲーム屋に行きたいと主張しました。
シュヴァインは雰囲気とか考えなさいと不満を零しつつも付いてきてくれます。
二人が向かたのは家電フロアでした。
シュヴァインは家電フロアの空気が落ち着くと言っています。
ルシアンもファッションフロアよりもホーム感があると言っていました。
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ルシアンはハブの買い替えを考えているそうです。
リビングに置くのでサイズ感が分からないと怒られるそうです。
シュヴァインは納得したようです。
ルシアンがパッケージだけじゃわからないぞ、レビューも表示してくれよ、と文句を言っています。
シュヴァインは☆1です、って書いたら誰も買わないでしょ、と正論を吐いています。
この辺から会話がオタクに変化していきました。
その後は戸建てとマンションの回線の違いを言い合っています。
シュヴァインは戸建て回線のルシアンを羨んでいるようです。
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シュヴァインが停電に備えてUPSが欲しいと言い出しています。
シュヴァインの部屋のブレイカーはリビングと同じだそうです。
シュヴァインがばはむーと(シュヴァインの愛機)を使っている時に電子レンジとエアコンを同時に動かすと落ちるそうです。
ルシアンはもうちょっとアンペアが必要なのですは、と言っています。
会話が完全にオタクになってしまっています。
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シュヴァインがこれは絶対にリア充の会話じゃないと気が付きました。
ルシアンがどんな会話をすればリア充なんだろう?と問いかけます。
シュヴァインが気持ち悪い事を言い出しました。
「ねあ英樹ー?あたし達が一緒に住むなら、どの冷蔵庫にするー?」
ルシアンは「キモッ!」と反応してしまいました。
此処に居てはリア充っぽくならないと判断して移動する事になります。
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二人が向かったのは、おもちゃ屋の階でした。
そこでエアガンを見て回る事になります。
AKとかサブマシンガンとかの単語が自然と出てきます。
シュヴァインは、うーじー、があると喜んでいます。
ルシアンは、俺はMP5派なんだよ、と反論していました。
この時点で既にリア充とはかけ離れているね。
二人はどういう話題がリア充なんだろう、と考えます。
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シュヴァインが、「英樹、浮気したら撃ち殺してやるんだからねっ!」と言っています。
ルシアンはアコよりもましだな、と感想を述べました。
怖くなったシュヴァインは、アコならどうするのよ、と聞いてきました。
ルシアンがアコのやりそうな行動を教えています。
「浮気相手を撃ち殺して、俺には何も言わない」
シュヴァインはアコの怖さに戦慄しています。
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二人でファーストフード店で昼食を採る事になりました。
ルシアンは意外な選択に驚いています。
シュヴァインは、変に気負わないのがリア充ってものなのよ、と説明してくれました。
いつも行くのに気合を入れてられないそうですよ。
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二人は店内で席を探しているかおちゃんとゆっきーに遭遇しました。
二人は茜(シュヴァイン)に気が付き会話を始めます。
二人はパソコンを見てきた、と言っています。
オタク感あるよねー、と会話していました。
二人が茜と一緒に居るのが西村(ルシアン)だと知り驚いています。
西村くんはヤバイって、アコちゃん絶対怒るから、と心配してくれます。
茜はデートではなくアコ達がドタキャンしたから二人で行動する事になったと説明しました。
それを聞いて、二人は、奥さん公認?なーんだ、びっくりしちゃったー、と言っています。
アコのルシアンと結婚しているって主張はクラス内で公認されているようですね。
離れた場所が開いたので二人は、じゃ学校でねー、デート頑張ってー、と言って去って行きました。
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シュヴァインがいい機会だからと言ってルシアンにアコとどこまで進展しているのか聞いてきました。
ルシアンは、瀬川(シュヴァイン)の知っている所までだよ、キスまでだよ、と答えます。
シュヴァインは、大げさに驚いていますね、チキってんの?と聞いてきました。
ルシアンは正直にチキっていると認めています。
ルシアンはシュヴァインに隠し事をしたり、彼女相手に変に格好つけるつもりはないようです。
ルシアンは、アコが可愛いので、超イケメンスポーツマンの陽キャラ様に取られるんじゃないかと不安になっている事を教えます。
これ以上アコに依存してから裏切られたら心が死ぬんだ、と苦しい心の内を吐露しています。
シュヴァインは、もう少しアコの事を信じられない、と言ってきます。
ルシアンはアコの事は信じているけど、自分の事が信じられないと言っていました。
これを聞いたシュヴァインは、あんたら、本当に似てるわね、と呆れていました。
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ルシアンは解決策があると言って、マジで結婚する、と言い出します。
流石のシュヴァインも驚いたようです、呆気に取られていました。
年齢的に結婚は無理だから、婚約すれば、変な男を排除する大義名分にはなるかな、と言っています。
シュヴァインは、確かに、と納得してくれます。
アコも喜ぶでしょ、いいんじゃない、と言ってきますよ。
ルシアンは、俺の一生が決るんだぞ、簡単にいうなよ、と反論しています。
このタイミングで将来を決めるとかキツ過ぎる、でもアコが誰かに取られたら死ぬ。
シュヴァインは無限ループね、と呆れています。
笑いたきゃ笑え、とルシアンが言うと、シュヴァインは笑わないわよ、と答えます。
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シュヴァインは適当なことをする男よりもマシだし、そっちの方があんたらしいわ、と言ってくれます。
それを踏まえてシュヴァインは且つてルシアンに言った、直結厨を取り消す事にします。
ルシアンの事を、直結失敗厨に改めると言っていました。
ルシアンはランクが下がってるだろ、と反論しますが、シュヴァインの中ではマシになったそうです。
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シュヴァインが今日、付き合ってくれた理由を聞いてきました。
ルシアンは、シュヴァインが本当に引退するのか聞きたいから付き合った、と答えます。
シュヴァインはルシアンの対応がおかしかったようですね、笑っています。
シュヴァインは本気で引退するつもりはないそうです。
ネトゲするよりも、リア充的な活動をして後悔なくネトゲが辞められればと試したそうですが無理なようです。
シュヴァインは理想の自分が保てれば良いと言っています。
オタバレまでは許容できるが、シュヴァインだってバレるのは許容できない、と言っています。
ルシアンは、そうですね、と納得していました。
俺様キャラがバレてネナベだとバレる訳には行かないよね。
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茜が今日楽しかった?と聞いてきました。
ルシアンは、ああ、流石、お前は相棒だよ、と答えます。
ルシアンの答えにシュヴァインは満足したようです。
まだ昼なのにシュヴァインが終わりみたいな言い方をしているのでルシアンは困惑しています。
シュヴァインはデートはこれで終わりよ、と言って店の外を見ます。
そこにはアコが来ていました。
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シュヴァインはデート中もアコと連絡を取り合っていたそうです。
あたしは親友を裏切るような女じゃないのよ、と言っています。
ルシアンはアコを呼んだならマスターも呼ぶべきなんじゃないか?と提案します。
シュヴァインはマスターはもうちょっと勉強すべきだと思うわよ、と答えます。
アコが食べ終わったら三人でネカフェに行く事になりました。
シュヴァインは禁断症状が出ている事を告白しました。
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シュヴァインは引退するのは無理でした、と言ってLAに戻ってきました。
セッテがルシアン君とデートして満足した?と揶揄います。
シュヴァインがああん?と言って威嚇しています。
セッテは、今のは私が悪かったです、と本気で謝っていました。
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シュヴァインのオタバレ防止策を検討する事になります。
彼女がツインテールを辞めようか、と言い出すと即座にセッテ、アコ、ルシアンに否定されています。
全校生徒の前で壇上に上がり非オタ宣言するのが良いのではないか、とのアイデアが出てきました。
ミスコンに出場すれば、壇上でアピールする時間が与えられます。
その場を使いオタク嫌いをアピールする事になりました。
ネトゲ部はミスコンを開催させる為に動き出す事になりました。
セッテがその発想は凄くオタクっぽいんじゃないかな?と心配そうにしています。
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高石会長にミスコンの状況を聞きに行き、自分たちが開催に向けて出場者を集めると伝えます。
ネトゲ部は出場してくれそうな人を集める事になりました。
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ネトゲ部が準備した出場者は以下の様になりました。
マスター。
シュヴァイン。
ルシアン。
みかん。
瑞樹。
上宮耕一君(新入部員勧誘時にルシアンと仲よくなっています)
推薦も可能なので猫姫さん。
かおちゃん。
ゆっきー。
が出場を決めました。
開催には出場者が10人必要です。
あと一人足りません。
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アコに向かって「@1ね」「@1か」と迫ります。
アコは自分は既婚者なのでミスでは無いです、と抵抗していました。
シュヴァインがあたしを助けると思って出て欲しいとお願いしています、親友のあんたに頼むしかないの。
アコは悩んだ末にシュヴァインの為に出場する事を決めました。
セッテはミスコンの司会をする事になったので出場はしません。
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出場者が10人集まったのでミスコンが開催される事になったのですが、告知をすると、出場者が増えてしまいました。
開催されるならば出てみようと思った、学内のカッコイイ男子と、可愛い女子がエントリーしてくる事になりました。
エントリーした全員を壇上に上げる事は時間的に無理なので予選が行われる事になります。
出場者の写真とコメントを学内サイトに載せて投票が行われる事になりました。
セッテが予選に使うサイトに情報を載せる役目を請け負います。
ルシアンとアコはセッテに全てを任せてしまいました。
ここでセッテがやらかしてしまいました。
アコの紹介に使った写真は、ウィッグを装備した美少女仕様のアコを写したモノでした。
これが悲劇を生む事になりました。
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予選結果が発表される事になりました。
ネトゲ部の関係者で予選を通過したのは、アコ、シュヴァイン、マスター、猫姫さん、耕一の5名でした。
シュヴァインは2位になって浮かれています。
シュヴァインとマスターの応援を頑張ろうと盛り上がっています。
セッテが言い難そうにアコが1位になったと伝えました。
シュヴァインとマスターはアコに負けたと悔しがっています。
アコはなんで自分が?と呆然としています。
セッテが登録写真に美少女バージョンの写真を使った事が原因だと教えてくれました。
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アコは辞退したいと言い出しますがみかんに止められてしまいます。
みかんは11位でした。
アコが辞退すると繰り上げでミスコンに出場できるのですが、みかんはそれでは不満なようです。
「たまきせんぱい、辞退したら一生恨む」と睨んできましたよ。
負けず嫌いなみかんは、自分に勝ったアコが辞退する事を許しませんでした。
譲られた勝利はいらない、絶対に出す、と言っています。
アコは辞退する事が出来なくなりました。
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分析の結果、アコが優勝する可能性が最も高い事が判明してしまいます。
ライバルと目されるシュヴァインに票をいれたのはオタクと思われる人たちでした。
シュヴァインの目的は壇上で、オタクキモイ、と言う事です。
それを実行すると確実に票は減ります。
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ミスコンの優勝者には特典が与えられます。
学校紹介のパンフレットに載るモデルになるそうです。
アコは絶対に嫌です、と叫んでいました。
アコは、優勝なんてすると、調子に乗ってる、ウザイ、キモイって言われて白い目で見られる、と怯えています。
ルシアンが、クラスには俺も瀬川も秋山さんも居るだろ、と慰めます。
しかし、来年どうするんですかー、と言い返されてしまいました。
これは困った事になりました。
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ルシアンとアコは人気を下げる為の行動を開始しました。
ルシアンはアコに前髪をおろして、黒縁の大きな伊達メガネをかけて登校させました。
モテなさそうな変装をしての登場です。
かおちゃんとゆっきーが速攻であこの容姿を整えてしまいます。
前髪がぱつんと一直線の真面目っぽい髪型になっています。
二人はアコには自分たちの分まで頑張ってもらわないと、と笑顔で応援してくれます。
ルシアンとアコの見た目を地味にする作戦は失敗しました。
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ルシアンはクラス内の男子生徒の切り崩しに掛かります。
彼らにアコに投票しないようにお願いしています。
しかし彼らはアコ派では無い事を教えてくれました。
彼らはアコの内面を多少なりとも知っています。
クラスの男子は玉置さんには入れてない、と教えてくれました。
「どーせ西村が居るしなあ。」
「せめてまともに会話が成立すれば。」
「俺まだ玉置さんと会話3回以上続いたことないわ。」
「ほとんど返事もないしな。」
彼らの話を聞いてルシアンはアコに票を入れたのが、アコを見たことも聞いた事も無い人だと気が付きました。
接点の無い彼らを動かすには、どうすれば良いのか悩む事になります。
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ルシアンとアコは人気度を下げる方法に悩んでいましたが、そんな心配は不要だと気が付きました。
ルシアンとアコがいつも通りに二人で教室で昼食を採っていました。
そこにアコを見に来た生徒が集まってきます。
彼らはルシアンとアコの会話を聞いて、アコが如何に残念な子か理解したようです。
彼らは微妙な表情で戻って行きました。
ルシアンはアコの会話を聞かせて彼女の内面が知られれば人気が落ちる事に気が付きました。
アコ、新しい作戦だ、今日から、もっと仲良く話しをしようぜ、と提案しています。
アコは「ふぇっ」と言って驚いています。
二人はいつも通りのダメな会話を楽しそうにしていました。
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ルシアンの作戦は絶大な効果を発揮しました。
会話によってアコの内面が知れ渡るとアコの人気が急降下しました。
セッテが、どうやったの?と驚いています。
ルシアンはアコと日常会話をしていただけ、と教えました。
セッテは、そっか、落ちるよね、と言って納得しています。
彼女もアコの理解度が高いですね、アコの内面が如何にダメなのか熟知しています。
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セッテはこの機会にアコの可愛さを広めようと考えていたそうです。
プロフィール用に美少女仕様の写真を使ったものワザとだったようだね。
ルシアンはアコの問題が解決した事をシュバインに教える事にします。
セッテはシュバインが少し悩んでいると教えてくれます。
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ルシアンはシュヴァインに会いに行く事にします。
シュヴァインはLA内の猫姫城のテラスに居ました。
ルシアンはミスコンの事で話があると言ってアコの問題が解消した事を伝えようとしました。
しかしシュヴァインはミスコンでアコが優勝して虐められる事になると心配し過ぎていました。
彼女は独自にミスコンの結果を予測しようとしていました。
オープンな掲示板にミスコンに関するスレッドが建っている事を見つけ出していました。
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中を見てみると、出場者の紹介と応援コメントが書かれていました。
アコの事はおっぱいが素晴らしいと強調されていました。
シュヴァインは自分の評価がアコやマスターと比べると低い事を気にしていました。
シュヴァインはアコに勝ちたいと言っています。
しかし彼女の人気はオタク層に支えられています。
ステージ上でオタク嫌いと宣言すると票を逃す事になります。
優勝する為には目的を断念するしかありません。
しかしオタバレ、特にシュヴァインバレは回避しなくてはなりません。
シュヴァインは無限ループに陥り動けなくなっていました。
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ルシアンはシュヴァインに気分転換させる為に狩に誘います。
初心者エリアのカントルに集合する事になりました。
現れたシュヴァインはこの前作った新キャラ茜で登場しました。
ゲームでデートするなら、こっちのあたしかな、って言っています。
ルシアンも新キャラのルシアン三世を使う事にしました。
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茜とルシアン三世は勝てそうもないモンスターと戦っています。
絶対に勝てないと思われていたのですが茜がクリティカル攻撃を出してモンスターを倒してしまいました。
クリティカルの発生率は1%です。
ルシアンは無駄に運使いやがってと残念に思っています。
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二人で盛り上がっているところに、かおかおとゆっきーが登場しました。
かおかおは、父親のパソコンにゲームを入れても良いと言われたので遊びに来たと言っています。
ここで奇跡的な勘違いが発生しました。
シュヴァインが初期キャラの茜を使って遊んでいるのを見たゆっきーが勘違いをしてくれます。
あの俺様って言ってた強い人、茜じゃなかったんだー、と言っています。
そう思った理由を聞くと、強いキャラを持ってるなら、自分たちと作ったキャラを使わないよね、と言っています。
ゆっきーは半端に知識があるので、気分転換に超弱キャラで遊んでみよう、との廃人思考が理解できなかったそうです。
茜はなぜ自分の事をシュヴァインだと思ったのか聞いてみます。
ゆっきーは、タイミングが良かった事と、兄貴みたいなところが茜と同じだと思えた、と言っています。
茜は兄貴と呼ばれるのは悪い気はしないと言って喜んでいました。
ゆっきーの勘違いにより、シュヴァインバレの問題は解決してしまいました。
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茜は自分たちが巻き込んだせいで、怖がっているアコを助けなきゃ、とヤル気が別方向にシフトしました。
アコが文化祭を楽しめるように、この先も何も心配ないように、なんとかするわ。
全部あたしに任せときなさい!と言い切ります。
ルシアンは、シュヴァインにアコの問題は解決していると、何度も言ったのですが、スルーされてしまいました。
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文化祭が始まりました。
ルシアンのクラスはステージで劇をする事になっていました。
ルシアンの役は三匹のネズミです。
アコはチーズの役で、ルシアンにお姫様抱っこされ舞台から退場する事になります。
主役のシンデレラはセッテです、相手役はシュヴァインです。
ルシアンとアコの男女のお姫様抱っこで目を引いて客を飽きさせない演出でした。
最後はシュヴァインがセッテを抱き寄せて大団円を迎えました。
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ルシアンとアコはネトゲ部の展示の番をしていました。
やってきた見学者から、アコが応援を受けています。
アコたちネトゲ部の部員は展示してある衣装を着てステージに上がる事になっています。
それを教えると、楽しみです、と応援されています。
アコは応援されて怯えていました。
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ミスコンの開催時間が迫って来ました。
ルシアンとアコはマスターとセッテの衣装も持って部室を出ようとしています。
そこにシュヴァインがやって来ました。
シュヴァインは秘策があると言ってルシアンとアコを先に行かせて、自分は部室で準備をしていたようです。
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セッテはLAのコスを着て司会を担当しています。
非常に受けが良いですね。
ルシアンはみかんと一緒に客席で見学する事になっていました。
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マスターが登場してきました。
マスターは見た目だけは素晴らしいので大歓声に迎えられます。
「・・・待たせたな、お前達」「私が来た!」
自己アピールが始まり、綺麗、素敵、と歓声が上がり、マスターは、うむうむ、と満足そうにしています。
しかし自己アピールが佳境に入ると会場の雰囲気が一変してしまいます。
マスターは自分の最高のアピールポイントとして金持ちであることを主張しました。
親に小遣いをもらったのではないぞ、未成年ながらもできる手段を駆使して資金を稼いだ、と言っています。
貯蓄額は53億だ、と自信満々にアピールしました。
マスターは、突っ込みを期待していたようですが、会場からは何の声も上がりませんでした。
セッテに「か え れ ♪」と言われてすごすごと退場する事になりました。
ルシアンが喋らなければ問題無いと懸念していた通りの結果となりました。
.
アコが登場してきました。
おおー、とか、可愛い、との歓声が聞こえています。
セッテから自己アピールをして欲しいと言われたアコは「た・・・玉置亜子・・・です・・・」「以上です」と言ってステージから降りようとしていました。
セッテが慌ててアコを止めて、アコと会話することでアコの自己アピールを手伝う事になります。
客席から見ているルシアンも巻き込んでの掛け合いとなり、好印象を与える事に成功しました。
.
茜が登場してきました。
驚きです、茜は猫姫さんのコスチュームを着て登場しました。
しかもセリフまで本気です。
「みんなー、おっまたせだにゃー」
「エントリーナンバー9番!瀬川茜だにゃんっ☆」
ルシアンは豚姫様がリアルに降臨なさった、と戦慄しています。
アピールを頼まれた茜は歌い出しました。
完コピされた歌とダンスを披露して会場を圧倒しました。
可愛いいい!うおおおおお!と大歓声が上がります。
みかんも、やるなら本気、さすが豚さんせんぱい、と頷いていました。
.
優勝者は観客の拍手の大きさで決める事になりました。
茜が一番大きな拍手を貰い優勝する事になりました。
ルシアンも茜に拍手を贈っていました。
.
優勝した茜はセッテからインタビューを受ける事になります。
何か一言と言われて、目的だったセリフを言う事になりました。
「優勝できて嬉しいにゃん☆応援してくれたみんな、ありがとー!あ、でもね!」
「あたし、オタクとか、大っ嫌いなんだにゃん☆」
「みんなありがとー!でもオタクは嫌いー☆」
ルシアンは、マジで言いやがったぞ、と戦慄しています。
みかんは、豚さんせんぱいが全部もってった、と驚いています。
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部室に集まったネトゲ部は優勝したシュヴァインを祝福しています。
アコは無難に負けられて安心しているようです。
マスターは金を越える魅力、見せて貰ったぞシュヴァイン、と言って感激しているようです。
シュヴァインは本気を出さなかった場合、負けてた相手って先生よね、と言っています。
猫姫さんは無難に歌を披露しました、これが大変上手だったそうです。
猫姫先生は盛り下げないように頑張っただけなのに、酷い言い方にゃ、と不満を示していました。
.
猫姫先生は私の服を勝手に使ったのはズルいと言っています。
茜は先生には着れないでしょ、と反論しています。
どう、可愛いでしょ、と言われて、猫姫先生は悔しそうです、「にゃうううう」と唸っています。
確かに猫姫のコスは小さすぎて斉藤先生には着られないんだよね。
.
部室に観客が押し掛けてきて豚姫様との撮影会が始まりました。
主役になっている茜を見ているアコが心境を吐露します。
ヒーラーは頑張っているみんなを見ながら後ろでニヤニヤしているのが楽しいんですよ、と言っています。
私、可愛かったですか?と聞いてきたアコに、ルシアンは、最高だった、と答えました。
アコは出て良かった、と言っていました。
アコに文化祭を楽しんで貰うと云うシュヴァインの目的は達成されました。
.
セッテからミスコンの最終結果が発表されました。
1位、瀬川茜(シュヴァイン)
2位、斉藤結衣(猫姫先生)
7位、御聖院杏(マスター)
10位、玉置亜子(アコ)
最下位になったアコは凄く喜んでいます。
これならば予選が間違ってたと言われる枠です、と喜んでいます。
.
シュヴァインはアコの順位に納得が出来ないようです。
私が頑張ったとは言え低すぎでしょ、と言っています。
セッテがアコ急降下の理由を教えています。
写真を見てアコを可愛いと思った人たちが、アコの実像を見て幻滅した。
それがあっという間に広がって凄い勢いで人気落ちちゃった、と教えています。
シュヴァインはアコに内面を改善しなさい、と要求してきました。
アコは無理です、と抵抗しています。
ルシアンも簡単には変われないとアコの味方をしていました。
.
マスターが重要な話があると切り出します。
マスターは文化祭が終わったので文化部の三年生に引退の時が来たと言っています。
最初は、アコを学校に繋ぎとめる、という当初の目的は達成しているので部として存続させなくても良いと考えていたそうですが、セッテとみかんを迎えた部を存続させたいと考えるようになったそうです。
マスターは次の部長にシュヴァインを指名しました。
シュヴァイン本人は驚いていますが、他の部員は祝福してくれます。
アコ「いいと思います!」
ルシアン「おめでとう瀬川!」
セッテ「茜、おめでとう!」
みかん「豚さんぶちょう」
シュヴァインは、喜んで押し付けてんじゃないわよ、と怒っています。
.
マスターがシュヴァインを選ぶ理由を説明します。
以前から、リーダーとなって皆を導く事ができるのはシュヴァインだと思っていた。
リーダーシップ、ムードメイク、そういった点で優れているのは勿論だが、何よりの理由は、仲間を思う気持ちだ。
と言っています。
部員からも茜を押す理由を言われて茜は部長就任を承諾しました。
「今日からあたしが、このネトゲ部の部長よ!全員、あたしについてきなさい!」
茜の兄貴肌なところが出ていますね。
.
ルシアンは副部長を継続する事になりました。
マスターは、セッテ、アコ、みかん、それぞれに部員として期待している事を語ります。
全員に言葉を掛けてからマスターはネトゲ部の引退を宣言しました。
「私は現代通信電子遊戯部を、引退する」
部員から感謝の言葉を掛けられ、マスターは燃え尽きました。
「ああ、本当に・・・素晴らしい時間だった・・・もう、悔いはない・・・」
.
文化祭が終わり、瀬川茜の評価が決まりました。
オタクっぽい、少なくともオタクを理解している、ただオタクが嫌いらしい。
よくわからないから、まあいいや!可愛いし!
って評価になりました。
瀬川的には納得の結果となりました。
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体験入部したかおちゃんとゆっきーは、自分たちには無理だと判断したそうです。
ネトゲ部に再びやってくる事はありませんでした。
アコのポジションもルシアンの嫁って位置で固まったようです。
お陰でルシアンは妹の瑞樹と話している所を見られると、クラスの女子に説教されるようになったそうです。
.
ルシアンの愚痴に対して、アコ、セッテ、シュヴァイン、みかん、猫姫先生は好き勝手な感想を述べています。
誰もフォローはしてくれませんでした。
ルシアンはマスターの存在を懐かしんでいます。
マスターが引退した事実に部内にしんみりムードが漂います。
.
その時、扉がノックされました。
扉を開けると、そこに居たのは作業着姿のお兄さんでした。
彼はパソコンの搬入です、と言ってテキパキとパソコンデスク、本体、モニタを設置して帰って行きました。
猫姫先生に確認しても何も知らないと言っています。
そこにマスターがやって来ました。
.
マスターは「双葉のパソコンがなかったのでな、新しく仕入れたのだ。金額は変わらんが、多少スペックは上がっている。使いこなしてみせろ」と言っています。
双葉は大喜びですね。
.
ルシアンたちは引退したマスターの席を双葉が使うと考えていました。
しかしマスターは自分が使うと言っています。
マスターはこれからもOGとして部に参加する事を表明しました。
マスターは得意顔で、オンラインゲームは辞めようとして、簡単に辞められるものではないのだ、お前達も実感しただろう、と言っています。
.
マスターの指示で狩に行く事になりました。
ルシアンが真剣な顔をしているシュヴァインに気が付きます。
ルシアンは彼女が何をしようとしているのか気が付き見守る事にしました。
シュヴァインは、これからの活動方針を宣言します。
「部長命令よ!無茶狩りも!廃課金も!廃プレイも禁止!」
シュヴァインは自分が責任者となった以上、堕落した道には進ませないからね、と言っています。
猫姫先生はシュヴァインが部長に成ってくれた事を喜んでいます。
アコは失敗だったと嘆いています。
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シュヴァインが仕切ろうとしていますがマスターがダンジョンに向かうぞ、と命じます。
マスターは部長はシュヴァインになったがギルドマスターは私なのだ、と言っています。
昨日と同じ様で、少しだけ違う、だけど楽しいことは変わらない。
ネトゲ部は新体制で活動を開始する事になりました。
ネトゲは続ける事に変わりはないようです。
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成分美少女課金廃人恋愛ギルド
評価AAACBAAAA
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