ラノベの感想) 百錬の覇王と聖約の戦乙女 第4巻 (HJ文庫)
概略:
平和な期間が作れたので勇斗をユグドラシルに留める為の工作を始めます。勇斗は保養所で女の子たちと混浴しご奉仕される事になりました。蹄の族都を奪った豹が角に攻め込んできました。勇斗は狼を動かし角を助けに向かいます。フェリシアはロプトから手紙を貰い豹の宗主になっていると知りますが勇斗に言えません。心ならずも勇斗はロプトと戦う事になりました。この戦いでロプトの妻が使った秘法が帰還の為の手掛かりとなります。
レーベル:HJ文庫
発行日:2014/5/1
著者:鷹山誠一
イラスト:ゆきさん
ISBN:978-4-7986-0812-9
雰囲気:混浴、ご奉仕、ロプト襲来、豹と対決
.
フェリシアは字が読めない勇斗の為に彼に報告すべき手紙の選別をしています。
自分宛ての手紙を発見しました。
確認するとロプトからの手紙で豹の宗主をしているので自分の元に来いと書いてありました。
フェリシアは呆然としています、勇斗にこの事を知らせる事ができませんでした。
.
勇斗は族都に戻って来ていて平和を享受しています。
イングリットがガラスの製造に成功して狼の新たな収入源となっています。
勇斗が買い取った奴隷の少女がお茶のお代わりを持ってやって来ました。
彼女はエフィーリアと名乗ります。
ユグドラシルでは奴隷は最下層の人間なので宗主の勇斗は雲の上の存在です。
緊張していてプルプル震えているエフィーリアは勇斗にお茶を零してしまいました。
涙目で狼狽しているエフィーリアの頭を勇斗は優しく撫でています。
勇斗はエフィーリアの頼りなさを新鮮に感じています。
勇斗の庇護欲をくすぐるようです、勇斗はエフィとの愛称を付ける事にしました。
.
エフィと勇斗のやり取りを見ていたフェリシア、ジークルーネ、イングリットが激しく嫉妬しています。
フェリシアは勇斗は年下が好きなんじゃないか?と狼狽しています。
ルーネは自分だってあんなに撫でられた事は無いのに羨ましい。
イングリットは小さい娘に嫉妬したのを恥じています。
彼女たちは勇斗から見ると優秀過ぎるので庇護欲を喚起しないんだよね。
フェリシアは自分は来年には20歳の年増ですと落ち込んでいます。
ルーネは侮れないとエフィの事をライバル視しています。
イングリットは女と見たら見境なく次から次に優しくする勇斗を自重しろと罵倒します。
.
勇斗はエフィが文字が読める事を知り義務教育を導入しようと考えます。
ユグドラシルでは裕福な家の子供しか教育を受ける機会を与えられていません。
急速に大きくなっている狼は深刻な人材不足に陥っています。
将来的にそれの解消を狙っての計画です。
しかし無料で教育を行うって考え方がユグドラシル世界の人には理解できないようです。
反対にされてしまい、エフィを使いテストしてみる事になりました。
エフィに教育を施し効果が出れば説得しやすいと考えたようです。
エフィは『粘土板の家(ヴェクスト)』(私塾のようなもの)に通う事になりました。
.
勇斗はクリスティーナを呼び出し秘法の使い手を探して欲しいとお願いしました。
鋭いクリスティーナは勇斗が元の世界に帰る方法を模索していると気が付きました。
クリスティーナとアルべルティーナは勇斗と盃を交わしたばかりです。
宗主の座を捨てて故郷に帰ろうとしているので無責任と取られても仕方ありません。
クリスティーナは勇斗の不義理を不問にしてくれました。
.
勇斗は貨幣を導入して狼の領内での取引を円滑化しました。
勇斗は狼の経済活動を活発化する為に優れた行商人だったギンナルを召し抱えました。
勇斗は優れた専門家を発掘する事で狼を強くしているようです。
ギンナルに褒美を与えるようですが内容を聞いた彼が驚いています。
.
蹄の族都ノーアトゥーンに入ったフヴェズルングは狼への侵攻を考えています。
側近の一人ヴァーリが蹄の残りの領地も占領しようと進言します。
フヴェズルングは自分の言う事を聞かないならば、お前は要らない、と言って彼を処断しようとします。
フヴェズルングを止めたのは彼の妻シギュンでした。
シギュンは先代の豹の宗主で『ミズガルズの魔女』と呼ばれる希代の秘法使いです。
シギュンがフヴェズルングを夫にと見込んで豹の跡目を譲ったそうです。
フヴェズルングは凶気によって人を制しています。
.
勇斗が故郷に帰ろうと考えている事は若頭のヨルゲンにバレていました。
ヨルゲンはイアールンヴィズの宮殿の一室に必要なメンバーを集めます。
集まったのは、フェリシア、イングリット、ジークルーネ、アルべルティーナ、クリスティーナ、リネーア、エフィです。
ヨルゲンは働きすぎの勇斗を休ませたいと言っています。
スルツェイ山の麓あたりで保養して貰おうと考えている。
別天地に赴けば宗主の重責を忘れて開放的な気分にもなられよう。
親密になるには絶好の機会だと思わんか?と問いかけました。
幾人かの少女の目の色が変わり狼と化しました。
.
同時刻、勇斗は美月と通話中でした。
美月が突然、妙な悪寒を感じます。
美月は勇斗を狙う少女達の存在を察知したようです。
怖いですねー、勇斗は彼女を正妻にするのはちょっと考えた方が良いと思うよ。
.
勇斗は保養に出かける事になりました。
フェリシア、イングリット、ルーネ、アルべルティーナ、クリスティーナ、リネーア、エフィが同行する事になります。
馬に乗れない勇斗はフェリシアの操る馬に乗せて貰っています。
本人は醜態をさらしていると思ってますが、民衆は数多の美姫たちを引き連れて、内一人を自らの馬に乗せていると考え、勇斗の強壮っぷりに恐れ慄いています。
.
目的の保養所に到着した勇斗は気を利かせて先に温泉に入る事にします。
宗主の自分が先に入らねば少女達が入浴できないだろうと考えての事です。
しかし相手は一枚上手でした。
気配を消したアルべルティーナとクリスティーナが風呂場に潜入していました。
勇斗は逃走を図りますが失敗し、残りの女の子がやって来てしまいました。
逃げられないと悟った勇斗は彼女たちの好きにさせる事にします。
.
勇斗はご奉仕される事になりました。
嫁入り前の女性の裸を責任を取る事もできない自分が見る訳にはいかないと考え勇斗は目を瞑っています。
勇斗は馬鹿なんじゃないだろうか?勿体ないにも程があるよ、ここは視覚的にも堪能する場面だよ。
これは彼女たちに取っては残念な事だよね。
視覚的にも勇斗を攻撃したいところだった筈だよね。
勇斗がここまでされても頑ななのが驚きです。
.
クジ引きで誰が何処を洗うのか決めたようです。
賢明なエフィーリアはくじを引くのを辞退しました。
リネーアは濡れたタオルで勇斗の胸板を洗っています。
背中を引き当てたのでフェリシアでした。
彼女は自分のおっぱいを使って勇斗の背中を洗ってくれています。
真顔で、道具を使って敬愛するお兄様のお背中を流すのは無粋の極みです、自らの身体で洗って差し上げてこそ、誠心誠意のご奉仕と言える、と言っています。
右足を引き当てたルーネも凄い事をしてくれます。
彼女は勇斗の右足を舐めてくれました。
自分の事を武骨者と考えているルーネはフェリシアにアドバイスして貰ったそうです。
フェリシアは舐めれば良いと教えたそうですよ。
他の子たちもそれぞれに勇斗にご奉仕を始めました。
哀れな勇斗は上せてしまい倒れてしまいました。
.
「申し訳ございませんでした」
14の瞳が心配そうに勇斗を見ていました、愛されてますねー。
勇斗は彼女たちがこのような暴挙に出た理由を聞いています。
彼女たちは勇斗にご奉仕させて欲しかったんだと答えました。
彼女たちの気持ちを汲み取り条件付きで孝行させる事にしました。
服は着ろ、密着しすぎるな、との条件を出しました、勿体ない。
やっぱり勇斗は馬鹿だよ。
.
ヨルゲンの元にクリスティーナが現れました。
二人は狼と爪が盃を交わす前は情報戦をやり合った仲です。
お互いの持っている情報を教え合い協力する事を決めます。
クリスティーナは勇斗が秘法の調査をしている事を教えました。
この話を聞いてヨルゲンは勇斗が帰る方法を探していると確信したようです。
ヨルゲンが勇斗に慰安旅行を勧めたのは彼をユグドラシルに引き留める為の工作でした。
旅行中に誰かとねんごろになって欲しかったそうですよ。
絶好の機会を与えたのに男一人落とせない姉妹たちの不甲斐なさを嘆くべきか、あれだけの器量が揃っているのに自制できる勇斗の貞操観念を褒めるべきか、悩ましいそうです。
ヨルゲンの思惑は失敗に終わったのね。
クリスティーナは爪に利益を流す為に狼のために忠実に働いてくれそうです。
.
クリスティーナとアルべルティーナが豹が蹄の族都ノーアトゥーンを制圧した事を教えてくれます。
豹が鉄の矢と鐙を使っている事が判明します。
勇斗は情報伝達が速すぎると驚いています。
狼と豹は領土が接していません、情報が漏れたとは考えにくいです。
勇斗は豹に情報をもたらしたのがロプトじゃないか?と指摘します。
それをフェリシアが認めました。
彼女はロプトから手紙が届いていた事と、勇斗に報告出来なかった事を謝ります。
フェリシアは勇斗に黙っていた事で解任される事を恐れています。
勇斗は人間の心が弱い事を学んでいるのでフェリシアを不問としました。
.
勇斗はロプトが豹の宗主になっている事がバレると狼の連中が交戦したがると考えます。
この件を秘密にする必要が出てきました。
勇斗は「アルクリ」とアルべルティーナとクリスティーナを纏めた愛称を付けます。
勇斗が口外するなと命じ、クリスティーナがアルべルティーナを黙らせておく事を請け負いました。
勇斗はロプトと戦いたく無い、豹とは仲良くやっていきたいと思っています。
.
勇斗は美月に愚痴を聞いてもらっています。
ロプトが豹の宗主となっていると聞いた美月は、彼と戦えるの?と心配しています。
勇斗は、狼の宗主だ戦えるさ、と消極的な答えを返しています。
.
豹が角に侵攻してきました。
騎馬による一撃離脱戦術への対抗策として勇斗は城塞に籠る事を指示します。
リネーアは角の強さを馬鹿にするなと憤慨しています。
勇斗は狼の兵でも豹には敵わない、同じ命令を下すと言ってリネーアを説得しました。
リネーアは納得して配下の者に絶対に打って出るなと厳命しました。
.
フヴェズルングは勇斗への怒りが激しすぎて記憶が改竄されていました。
彼の主観的な記憶では勇斗が自分を騙して宗主になりフェリシアの書簡まで捏造している事になっています。
.
豹に攻め込まれた角の城塞都市はリネーアの命令を守り城塞内に籠っていました。
敵を誘き出してから包囲殲滅するのが豹の戦術です。
豹は角が城塞から出てくるように周辺の村を襲います。
豹の部隊が少数と思った角は打って出てしまいます。
隠れていた豹の伏兵に囲まれて殲滅されてしまいました。
.
勇斗は部隊を率いて角の族都フォールクヴァングに到着しました。
少し遅れて到着したルーネが謝罪してきます。
勇斗は咎める事はしませんが、とっととあっちに行ってくれ、と言って彼女を追い払います。
ルーネはこの世の終わりでも来たかのような顔で青ざめています。
フェリシアとリネーアもルーネの事を遠ざけようとしています。
彼女には新たな役割が与えられているように思えますね。
.
豹が攻城兵器を使ってきました。
勇斗がイアールンヴィズ籠城戦で使った投石器を使ってきました。
ロプトは勇斗が考案した物でも有効なら迷わず使うようです。
.
勇斗は豹が駐留するミルクヴィズ(角から奪った城塞)に進軍する事にしました。
ミルクヴィズに向かうにはナーストレドと呼ばれる湿原を通る必要があります。
これはフヴェズルングの張り巡らせた罠でした。
豹は遊牧民なので街に立ち寄らなくても生活できます。
フヴェズルングはその特性を使い多くの兵を平原に隠していました。
勇斗が予想できない大軍で包囲殲滅するのがフヴェズルングの作戦でした。
狼が進軍してきたので勇斗を罠に懸けてやった、とご満悦です。
.
後は大軍で包囲殲滅するだけだったのですが勇斗は新たな兵器を開発済みでした。
勇斗は荷車を鉄で補強して移動式の『荷車城塞』を作り出していました。
それを使い豹の放つ鉄の矢を防ぎました。
更に弩を三人で撃つ事にして速射性能を高めました。
勇斗はロプトの思考を読み切り、彼が伏兵を使い包囲殲滅してくると予想しました。
.
フヴェズルングは勇斗に指揮官としての資質で負けたと認められませんでした。
配下の者は撤退を進言しますが彼は逆転する方法を模索し、非人道的な手段に気が付きます。
豹が困っているのは荷車城塞を越えられない事にありました。
そこでフヴェズルングは人間を踏み台にして荷車城塞を越える事にします。
それにはシギュンの協力が必要です、彼女はフヴェズルングの作戦を認めます。
.
豹が夜戦を仕掛けてきました。
シギュンが騎馬に秘法を掛けました。
その時に勇斗の身体が薄くなります・・・シギュンの秘法は現世に戻る手掛かりになりそうです。
シギュンはジャンプを嫌う馬ごと騎馬兵を狂戦士化することで荷車城塞を越えられるようにしました。
フヴェズルングが荷車城塞を越えてきました。
咄嗟に勇斗は撃つなと指示してしまいます。
.
城塞内に着地したフヴェズルングが勇斗目掛けて斬り込んできました。
スカーヴィズが相手をする事になり、彼はフヴェズルングがロプトだと気が付きました。
二人の戦いはフヴェズルングの勝利に終わりスカーヴィズは負傷しました。
フェリシアが勇斗を庇います。
妹のフェリシアが自分の邪魔をする事が信じられないフヴェズルングは彼女の事を偽物と断じました。
フェリシアに向けられた刃を勇斗が受け止めます。
勇斗はフェリシアを偽物と断じたフヴェズルングが許せないようです。
しかし剣の技量はフヴェズルングが上なので勇斗は斬られそうです。
そこに助けに入ったのがジークルーネでした。
.
ルーネは駱駝に乗って登場しました。
何故駱駝に乗っているのか?駱駝の匂いを馬が嫌うからです。
フヴェズルングが騎乗している馬が暴れ出しました。
大成功です。
不利を悟ったフヴェズルングが撤退を指示しました。
勇斗やフェリシアがルーネの事を遠ざけようとしていたのは駱駝の匂いが付いた彼女が臭かったからでした。
.
一夜明けて勇斗は雷に挙兵の動きがあると聞いて帰還を決めます。
彼としては豹を追いかけて舞姫(シギュン)を捕まえたいとの思いもありますが諦めます。
勇斗は咄嗟にロプトを庇った自分の甘さに辟易しています。
自部の甘さで怪我をさせたスカーヴィズを見舞う事にします。
スカーヴィズは勇斗の甘さが人々を引き付ける魅力になっている気にするな、と言っています。
彼の勧めで勇斗は葡萄酒で後悔を飲み込む事にしました。
.
雷の族都ビルスキルニルでステインソールの懐刀レスクヴァが豹と兄弟盃を交わす事を計画しています。
彼女はステインソールをユグドラシルの覇者にしようと考えています。
狼が思った以上に強大になったので単独では攻略できないと考えます。
その為、豹と盃を交わそうと考えたようです。
「アレクシス様も何卒よろしくお願いいたします」と言っているので彼に取り持ちを頼むのね。
帝国は勇斗の事を警戒しているので頑張ってくれそうです。
ステインソールの事は自分が説得すると言っていますね・・・
上手くいくんだろうか?
豹と雷が同盟すると厄介だぞ。
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平和な期間が作れたので勇斗をユグドラシルに留める為の工作を始めます。勇斗は保養所で女の子たちと混浴しご奉仕される事になりました。蹄の族都を奪った豹が角に攻め込んできました。勇斗は狼を動かし角を助けに向かいます。フェリシアはロプトから手紙を貰い豹の宗主になっていると知りますが勇斗に言えません。心ならずも勇斗はロプトと戦う事になりました。この戦いでロプトの妻が使った秘法が帰還の為の手掛かりとなります。
レーベル:HJ文庫
発行日:2014/5/1
著者:鷹山誠一
イラスト:ゆきさん
ISBN:978-4-7986-0812-9
雰囲気:混浴、ご奉仕、ロプト襲来、豹と対決
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フェリシアは字が読めない勇斗の為に彼に報告すべき手紙の選別をしています。
自分宛ての手紙を発見しました。
確認するとロプトからの手紙で豹の宗主をしているので自分の元に来いと書いてありました。
フェリシアは呆然としています、勇斗にこの事を知らせる事ができませんでした。
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勇斗は族都に戻って来ていて平和を享受しています。
イングリットがガラスの製造に成功して狼の新たな収入源となっています。
勇斗が買い取った奴隷の少女がお茶のお代わりを持ってやって来ました。
彼女はエフィーリアと名乗ります。
ユグドラシルでは奴隷は最下層の人間なので宗主の勇斗は雲の上の存在です。
緊張していてプルプル震えているエフィーリアは勇斗にお茶を零してしまいました。
涙目で狼狽しているエフィーリアの頭を勇斗は優しく撫でています。
勇斗はエフィーリアの頼りなさを新鮮に感じています。
勇斗の庇護欲をくすぐるようです、勇斗はエフィとの愛称を付ける事にしました。
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エフィと勇斗のやり取りを見ていたフェリシア、ジークルーネ、イングリットが激しく嫉妬しています。
フェリシアは勇斗は年下が好きなんじゃないか?と狼狽しています。
ルーネは自分だってあんなに撫でられた事は無いのに羨ましい。
イングリットは小さい娘に嫉妬したのを恥じています。
彼女たちは勇斗から見ると優秀過ぎるので庇護欲を喚起しないんだよね。
フェリシアは自分は来年には20歳の年増ですと落ち込んでいます。
ルーネは侮れないとエフィの事をライバル視しています。
イングリットは女と見たら見境なく次から次に優しくする勇斗を自重しろと罵倒します。
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勇斗はエフィが文字が読める事を知り義務教育を導入しようと考えます。
ユグドラシルでは裕福な家の子供しか教育を受ける機会を与えられていません。
急速に大きくなっている狼は深刻な人材不足に陥っています。
将来的にそれの解消を狙っての計画です。
しかし無料で教育を行うって考え方がユグドラシル世界の人には理解できないようです。
反対にされてしまい、エフィを使いテストしてみる事になりました。
エフィに教育を施し効果が出れば説得しやすいと考えたようです。
エフィは『粘土板の家(ヴェクスト)』(私塾のようなもの)に通う事になりました。
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勇斗はクリスティーナを呼び出し秘法の使い手を探して欲しいとお願いしました。
鋭いクリスティーナは勇斗が元の世界に帰る方法を模索していると気が付きました。
クリスティーナとアルべルティーナは勇斗と盃を交わしたばかりです。
宗主の座を捨てて故郷に帰ろうとしているので無責任と取られても仕方ありません。
クリスティーナは勇斗の不義理を不問にしてくれました。
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勇斗は貨幣を導入して狼の領内での取引を円滑化しました。
勇斗は狼の経済活動を活発化する為に優れた行商人だったギンナルを召し抱えました。
勇斗は優れた専門家を発掘する事で狼を強くしているようです。
ギンナルに褒美を与えるようですが内容を聞いた彼が驚いています。
.
蹄の族都ノーアトゥーンに入ったフヴェズルングは狼への侵攻を考えています。
側近の一人ヴァーリが蹄の残りの領地も占領しようと進言します。
フヴェズルングは自分の言う事を聞かないならば、お前は要らない、と言って彼を処断しようとします。
フヴェズルングを止めたのは彼の妻シギュンでした。
シギュンは先代の豹の宗主で『ミズガルズの魔女』と呼ばれる希代の秘法使いです。
シギュンがフヴェズルングを夫にと見込んで豹の跡目を譲ったそうです。
フヴェズルングは凶気によって人を制しています。
.
勇斗が故郷に帰ろうと考えている事は若頭のヨルゲンにバレていました。
ヨルゲンはイアールンヴィズの宮殿の一室に必要なメンバーを集めます。
集まったのは、フェリシア、イングリット、ジークルーネ、アルべルティーナ、クリスティーナ、リネーア、エフィです。
ヨルゲンは働きすぎの勇斗を休ませたいと言っています。
スルツェイ山の麓あたりで保養して貰おうと考えている。
別天地に赴けば宗主の重責を忘れて開放的な気分にもなられよう。
親密になるには絶好の機会だと思わんか?と問いかけました。
幾人かの少女の目の色が変わり狼と化しました。
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同時刻、勇斗は美月と通話中でした。
美月が突然、妙な悪寒を感じます。
美月は勇斗を狙う少女達の存在を察知したようです。
怖いですねー、勇斗は彼女を正妻にするのはちょっと考えた方が良いと思うよ。
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勇斗は保養に出かける事になりました。
フェリシア、イングリット、ルーネ、アルべルティーナ、クリスティーナ、リネーア、エフィが同行する事になります。
馬に乗れない勇斗はフェリシアの操る馬に乗せて貰っています。
本人は醜態をさらしていると思ってますが、民衆は数多の美姫たちを引き連れて、内一人を自らの馬に乗せていると考え、勇斗の強壮っぷりに恐れ慄いています。
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目的の保養所に到着した勇斗は気を利かせて先に温泉に入る事にします。
宗主の自分が先に入らねば少女達が入浴できないだろうと考えての事です。
しかし相手は一枚上手でした。
気配を消したアルべルティーナとクリスティーナが風呂場に潜入していました。
勇斗は逃走を図りますが失敗し、残りの女の子がやって来てしまいました。
逃げられないと悟った勇斗は彼女たちの好きにさせる事にします。
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勇斗はご奉仕される事になりました。
嫁入り前の女性の裸を責任を取る事もできない自分が見る訳にはいかないと考え勇斗は目を瞑っています。
勇斗は馬鹿なんじゃないだろうか?勿体ないにも程があるよ、ここは視覚的にも堪能する場面だよ。
これは彼女たちに取っては残念な事だよね。
視覚的にも勇斗を攻撃したいところだった筈だよね。
勇斗がここまでされても頑ななのが驚きです。
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クジ引きで誰が何処を洗うのか決めたようです。
賢明なエフィーリアはくじを引くのを辞退しました。
リネーアは濡れたタオルで勇斗の胸板を洗っています。
背中を引き当てたのでフェリシアでした。
彼女は自分のおっぱいを使って勇斗の背中を洗ってくれています。
真顔で、道具を使って敬愛するお兄様のお背中を流すのは無粋の極みです、自らの身体で洗って差し上げてこそ、誠心誠意のご奉仕と言える、と言っています。
右足を引き当てたルーネも凄い事をしてくれます。
彼女は勇斗の右足を舐めてくれました。
自分の事を武骨者と考えているルーネはフェリシアにアドバイスして貰ったそうです。
フェリシアは舐めれば良いと教えたそうですよ。
他の子たちもそれぞれに勇斗にご奉仕を始めました。
哀れな勇斗は上せてしまい倒れてしまいました。
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「申し訳ございませんでした」
14の瞳が心配そうに勇斗を見ていました、愛されてますねー。
勇斗は彼女たちがこのような暴挙に出た理由を聞いています。
彼女たちは勇斗にご奉仕させて欲しかったんだと答えました。
彼女たちの気持ちを汲み取り条件付きで孝行させる事にしました。
服は着ろ、密着しすぎるな、との条件を出しました、勿体ない。
やっぱり勇斗は馬鹿だよ。
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ヨルゲンの元にクリスティーナが現れました。
二人は狼と爪が盃を交わす前は情報戦をやり合った仲です。
お互いの持っている情報を教え合い協力する事を決めます。
クリスティーナは勇斗が秘法の調査をしている事を教えました。
この話を聞いてヨルゲンは勇斗が帰る方法を探していると確信したようです。
ヨルゲンが勇斗に慰安旅行を勧めたのは彼をユグドラシルに引き留める為の工作でした。
旅行中に誰かとねんごろになって欲しかったそうですよ。
絶好の機会を与えたのに男一人落とせない姉妹たちの不甲斐なさを嘆くべきか、あれだけの器量が揃っているのに自制できる勇斗の貞操観念を褒めるべきか、悩ましいそうです。
ヨルゲンの思惑は失敗に終わったのね。
クリスティーナは爪に利益を流す為に狼のために忠実に働いてくれそうです。
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クリスティーナとアルべルティーナが豹が蹄の族都ノーアトゥーンを制圧した事を教えてくれます。
豹が鉄の矢と鐙を使っている事が判明します。
勇斗は情報伝達が速すぎると驚いています。
狼と豹は領土が接していません、情報が漏れたとは考えにくいです。
勇斗は豹に情報をもたらしたのがロプトじゃないか?と指摘します。
それをフェリシアが認めました。
彼女はロプトから手紙が届いていた事と、勇斗に報告出来なかった事を謝ります。
フェリシアは勇斗に黙っていた事で解任される事を恐れています。
勇斗は人間の心が弱い事を学んでいるのでフェリシアを不問としました。
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勇斗はロプトが豹の宗主になっている事がバレると狼の連中が交戦したがると考えます。
この件を秘密にする必要が出てきました。
勇斗は「アルクリ」とアルべルティーナとクリスティーナを纏めた愛称を付けます。
勇斗が口外するなと命じ、クリスティーナがアルべルティーナを黙らせておく事を請け負いました。
勇斗はロプトと戦いたく無い、豹とは仲良くやっていきたいと思っています。
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勇斗は美月に愚痴を聞いてもらっています。
ロプトが豹の宗主となっていると聞いた美月は、彼と戦えるの?と心配しています。
勇斗は、狼の宗主だ戦えるさ、と消極的な答えを返しています。
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豹が角に侵攻してきました。
騎馬による一撃離脱戦術への対抗策として勇斗は城塞に籠る事を指示します。
リネーアは角の強さを馬鹿にするなと憤慨しています。
勇斗は狼の兵でも豹には敵わない、同じ命令を下すと言ってリネーアを説得しました。
リネーアは納得して配下の者に絶対に打って出るなと厳命しました。
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フヴェズルングは勇斗への怒りが激しすぎて記憶が改竄されていました。
彼の主観的な記憶では勇斗が自分を騙して宗主になりフェリシアの書簡まで捏造している事になっています。
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豹に攻め込まれた角の城塞都市はリネーアの命令を守り城塞内に籠っていました。
敵を誘き出してから包囲殲滅するのが豹の戦術です。
豹は角が城塞から出てくるように周辺の村を襲います。
豹の部隊が少数と思った角は打って出てしまいます。
隠れていた豹の伏兵に囲まれて殲滅されてしまいました。
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勇斗は部隊を率いて角の族都フォールクヴァングに到着しました。
少し遅れて到着したルーネが謝罪してきます。
勇斗は咎める事はしませんが、とっととあっちに行ってくれ、と言って彼女を追い払います。
ルーネはこの世の終わりでも来たかのような顔で青ざめています。
フェリシアとリネーアもルーネの事を遠ざけようとしています。
彼女には新たな役割が与えられているように思えますね。
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豹が攻城兵器を使ってきました。
勇斗がイアールンヴィズ籠城戦で使った投石器を使ってきました。
ロプトは勇斗が考案した物でも有効なら迷わず使うようです。
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勇斗は豹が駐留するミルクヴィズ(角から奪った城塞)に進軍する事にしました。
ミルクヴィズに向かうにはナーストレドと呼ばれる湿原を通る必要があります。
これはフヴェズルングの張り巡らせた罠でした。
豹は遊牧民なので街に立ち寄らなくても生活できます。
フヴェズルングはその特性を使い多くの兵を平原に隠していました。
勇斗が予想できない大軍で包囲殲滅するのがフヴェズルングの作戦でした。
狼が進軍してきたので勇斗を罠に懸けてやった、とご満悦です。
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後は大軍で包囲殲滅するだけだったのですが勇斗は新たな兵器を開発済みでした。
勇斗は荷車を鉄で補強して移動式の『荷車城塞』を作り出していました。
それを使い豹の放つ鉄の矢を防ぎました。
更に弩を三人で撃つ事にして速射性能を高めました。
勇斗はロプトの思考を読み切り、彼が伏兵を使い包囲殲滅してくると予想しました。
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フヴェズルングは勇斗に指揮官としての資質で負けたと認められませんでした。
配下の者は撤退を進言しますが彼は逆転する方法を模索し、非人道的な手段に気が付きます。
豹が困っているのは荷車城塞を越えられない事にありました。
そこでフヴェズルングは人間を踏み台にして荷車城塞を越える事にします。
それにはシギュンの協力が必要です、彼女はフヴェズルングの作戦を認めます。
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豹が夜戦を仕掛けてきました。
シギュンが騎馬に秘法を掛けました。
その時に勇斗の身体が薄くなります・・・シギュンの秘法は現世に戻る手掛かりになりそうです。
シギュンはジャンプを嫌う馬ごと騎馬兵を狂戦士化することで荷車城塞を越えられるようにしました。
フヴェズルングが荷車城塞を越えてきました。
咄嗟に勇斗は撃つなと指示してしまいます。
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城塞内に着地したフヴェズルングが勇斗目掛けて斬り込んできました。
スカーヴィズが相手をする事になり、彼はフヴェズルングがロプトだと気が付きました。
二人の戦いはフヴェズルングの勝利に終わりスカーヴィズは負傷しました。
フェリシアが勇斗を庇います。
妹のフェリシアが自分の邪魔をする事が信じられないフヴェズルングは彼女の事を偽物と断じました。
フェリシアに向けられた刃を勇斗が受け止めます。
勇斗はフェリシアを偽物と断じたフヴェズルングが許せないようです。
しかし剣の技量はフヴェズルングが上なので勇斗は斬られそうです。
そこに助けに入ったのがジークルーネでした。
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ルーネは駱駝に乗って登場しました。
何故駱駝に乗っているのか?駱駝の匂いを馬が嫌うからです。
フヴェズルングが騎乗している馬が暴れ出しました。
大成功です。
不利を悟ったフヴェズルングが撤退を指示しました。
勇斗やフェリシアがルーネの事を遠ざけようとしていたのは駱駝の匂いが付いた彼女が臭かったからでした。
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一夜明けて勇斗は雷に挙兵の動きがあると聞いて帰還を決めます。
彼としては豹を追いかけて舞姫(シギュン)を捕まえたいとの思いもありますが諦めます。
勇斗は咄嗟にロプトを庇った自分の甘さに辟易しています。
自部の甘さで怪我をさせたスカーヴィズを見舞う事にします。
スカーヴィズは勇斗の甘さが人々を引き付ける魅力になっている気にするな、と言っています。
彼の勧めで勇斗は葡萄酒で後悔を飲み込む事にしました。
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雷の族都ビルスキルニルでステインソールの懐刀レスクヴァが豹と兄弟盃を交わす事を計画しています。
彼女はステインソールをユグドラシルの覇者にしようと考えています。
狼が思った以上に強大になったので単独では攻略できないと考えます。
その為、豹と盃を交わそうと考えたようです。
「アレクシス様も何卒よろしくお願いいたします」と言っているので彼に取り持ちを頼むのね。
帝国は勇斗の事を警戒しているので頑張ってくれそうです。
ステインソールの事は自分が説得すると言っていますね・・・
上手くいくんだろうか?
豹と雷が同盟すると厄介だぞ。
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