漫画の感想) ちはやふる 第35巻 (BE LOVE KC)
概略:
名人・クイーン戦への挑戦者を決める東日本予選が始まりました。千早は自分が準備不足だったのではないか?との懸念を抱きながら予選会が始まりました。順調に勝ち上がり、桜沢先生と対戦する事になりました。生徒気分では駄目だと自分を引き締めています。太一も順調に勝ち上がっているのですが千早とは距離を取ろうとしています。田丸と肉まん君も予選に出場しているのですが、それぞれ所属するかるた会からエントリーしていまいた。太一は周防さんから学んだ事を試してみようと考えています。
レーベル:講談社コミックビーラブ
発行日:2017/8/10
著者:末次由紀
ISBN:978-4-06-394550-8
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太一は成績を落としているようですね。
このままでは受験に失敗すると担任教師に心配されています。
太一は母親に、母さんてさ、うるさいけど、所作は綺麗でうるさくないよね、と言い残して出かけます。
自習室に行ってきます、と言ってたのですが、これでは怪しまれて当然だぞ。
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千早は寝坊したようです。
朝5時に起きる予定だったようですが8時半になっていました。
遅刻する、と叫んで家を飛び出しました。
彼女が向かった先は大塚です。
かるた記念大塚会館で名人・クイーン戦東日本予選が開催されます。
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会場で理音はお弁当を忘れてきた事に気が付き慌てています。
千早は自分のお弁当を分けてあげると言ってチョコレートを差し出しました。
理音は日本人なら米でしょ、と言って不満そうですよ。
桜沢先生は二人のやり取りを見て呆れていました。
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猪熊さんがやって来たので桜沢先生は驚いています。
彼女が今日は観戦に来ただけだと言ったので安心しています。
翠ちゃんを抱かせてもらい桜沢先生は嬉しそうです。
田丸が近くまで来ていました。
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千早は田丸も出場すると知り嬉しくなります。
この機会に田丸の事を翠ちゃんと呼ぶと言ってますが田丸はややこしくなるのでやめてくださいと断ります。
田丸が埼玉咲良会として参戦するので先輩とは敵同士です。
直ぐに当たってもおかしく無いんです、と言っています。
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千早は肉まん君を発見しました。
しかし彼も翠北会として参加する事になっていました。
翠北会は新しいキャラクターを作っていました。
Tシャツにプリントされています。
肉まん君は女子はユーミンの事を応援すると言って去って行きます。
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かなちゃんと机君は模試があるそうです。
千早は一人で対戦を待つ事に成ってしまいます。
太一を見つけて声を掛けるのですが聞こえなかったようです。
千早は、ここだ、今日だ、私たちの約束の試合、と気合を入れています。
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一回戦が始まる前に千早は左脚の爪が割れているのに気が付きます。
爪が伸びているのに気が付かなかった、絆創膏を探しますが持ってきていません。
千早は準備不足では無かったか?との不安に駆られます。
不安を抱えたまま一回戦が始まりました。
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一回戦の相手は西高の2年、速水さん、でした。
彼女と対戦したかなちゃんが色々と教えてくれたのですが千早は速水さんが書道好きだとしか覚えていません。
対戦中に千早は速水さんに絆創膏を持っていないか聞いています。
速水さんは持っていないと答えて試合を続行しました。
ここがターニングポイントだったようです。
千早はティッシュと輪ゴムを使い割れた爪を保護していつもの取りを始めました。
千早は速水さんが独特の札との繋がりを持っていると予想しています。
試合が終わったら聞いてみようと考えていました。
千早の速い取りに速水さんはペースを崩しました。
最後はお手つきをしてしまい逆転負けを喫しました。
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速水さんは千早に絆創膏をくれました。
礼をして去って行きます、千早は武士?と感じています。
負けた速水さんはユーミンに慰められています。
ユーミンも速水さんが独特な札との繋がりを持っている、これから伸びると感じています。
もっと色々教えてあげる事ができると言って翠北会に誘っていました。
ユーミンは弟子を育てる北野先生の気持ちが少し分かったような気がしています。
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太一は一回戦で田丸の兄に束勝ちしました。
太一の今日の目的は周防さんから学んだ事を試す事でした。
瑞沢かるた部として戦っていた時の様に、勝たなければ、とのプレッシャーを感じていません。
田丸兄は太一に周防さんの様な怖さを感じ、彼の事を悪役だと思ったようです。
翠に太一の怖さを語っています。
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千早と須藤さんは試合だけでなく、色々な取り方の練習をしていました。
須藤さんは千早に戻り手を教え、千早は須藤さんに早く取る方法を教えたようです。
須藤さんは千早の額を掴んで歩かせたりしていますよ。
随分と親しくなってる様ですね、美馬君が嫉妬しています。
千早は須藤君との練習中に、時々読まれる札が浮いて見えると教えました。
千早は馬鹿にされると思ったようですが、須藤君は真顔で、へえ、いいな、と言ってきました。
彼は他のクイーンが札が光って見えた事があると言ったエピソードを知っていました。
須藤君は本気で羨ましいと思っているようです。
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一回戦が不戦勝となった理音は静岡までお弁当を取りに行こうとしていました。
間に合う筈が無いのにバカですよね。
真琴とエロムに見つかり止められます。
理音は今年で読手を引退するお祖母ちゃんが、作ってくれお弁当なんだ、と言っています。
エロムは桜沢先生の真似をして理音を止めます。
真琴は試合に出られなかったら桜沢先生にどやされるぞ、弁当なしも実力のうちだ、と言って理音を会場に戻らせました。
真琴は後輩の啓に電話して、理音の家にお弁当を取りに行かせます。
弁当を受け取ったら届けに来いと無茶な命令を出しています。
エロムは真琴が理音の住所を覚えている事に驚いています。
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二回戦の組み合わせが決まりました。
理音はユーミンと対戦する事になりました。
ユーミンは嫌そうにしています。
千早は桜沢先生と対戦する事になりました。
原田先生はドキドキする組み合わせじゃないか、と呑気な事を言っています。
千早は生徒気分になってしまうのは不味いんです、と言っています。
原田先生はうまいこと言うね、と納得しています。
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太一に声を掛けますが、集中したいから、と会話するのを拒否されますよ。
太一は千早と話す事で自分に戻るのを避けようとしているようです。
原田先生が新が白波会に練習に来た事を教えてくれます。
白波会のかるたに負けないかるたが取りたいんです、と言って本陣に乗り込んでくる。
彼もまだ生徒気分だ、と言っていました。
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通りかかった須藤さんが太一を挑発しています。
太一は白波会から出場した方が、原田先生と広史さんと当たらないからメリットが大きいと言い返します。
須藤君は自分と当たる方がマシってこと?と不快感を露にします。
太一が先に負けた方が競技かるたを辞める、って賭けをしょうと提案しました。
須藤君の夢がかるたをずっと続ける事だと知ってる千早が止めますよ。
太一、そんな賭けはしてはだめだ、と慌てています。
須藤君はどうせ攪乱するための作戦だろ、そんな賭けには乗らない、と言っていました。
須藤君は徐々にペースを乱し始めているような?
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ヒョロ君は肉まん君と対戦する事になりました。
太一の様子がおかしいので心配しています。
ヒョロ君は太一と千早の関係がギクシャクしているのは自分が千早に余計な事を言ったからか?と心配になっています。
ヒョロ君は良い奴だよね、太一と千早のギクシャク関係には直接関係はしてないんだが心配しているよ。
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肉まん君がヒョロ君を威嚇してきました。
人の事はどうでもいいだろ、負けないからな。
たとえお前が未来のお義兄さんだとしても。
ヒョロ君は照れてしまったようですね・・・彼と優華璃さんの関係は順調なようです。
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エロムは太一と対戦する事になりました。
エロムは受験生なのに何やってんの?と言って牽制してきました。
太一はエロムさん大学で彼女できました?と切り返しています。
エロムと呼んでいるのが既に凄いですね。
エロムは太一の術中に嵌り負ける事になりました。
太一は相手を騙す方法を試しているようです。
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西日本予選の会場で休憩中の新は由宇ちゃんの作ってくれた弁当を開けて驚きます。
ハムカツ、トンカツ、牛カツ、メンチカツのめっちゃ勝つセットでした。
デーザートも用意してくれていて、そっちは弁当箱一杯の羊羹でした。
羊羹をyou canと読ませるようです。
新は栄養あり過ぎ、怖い、糖分こんなに摂った事無い、と思っています。
そこに1回戦で負けた村尾さんが戻って来ました。
村尾さんを破ったのは就職して今年から西に参戦しているポコ作でした。
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原田先生の相手はいつもは読手を務めている五十嵐さんです。
五十嵐さんは試合をするより読手の方が絶対にきつい、と思いながら戦っていました。
自分勝手に間を取ったり、揉めたりする原田先生の取り方に色々と文句があるようですね。
読手は辛い立場にあるようです。
綺麗に読めて当たり前で、少しでもミスすると、ネチネチ嫌味を言われるそうですよ。
まあ負けた選手はやりそうですよね。
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千早と桜沢先生の試合は接戦となっています。
千早は桜沢先生の取りに見惚れていては怒られると感じています。
まだ生徒気分は抜けきれないようですね。
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菫ちゃんたち瑞沢かるた部が会場に到着しました。
菫ちゃんは会場で太一ママを発見してお茶に誘います。
近くに喫茶店が無いのでタクシーで太一ママの知っている店に向かう事になりました。
菫ちゃんは太一ママの事を怖がっています。
会話が無いので菫ちゃんが、お母様も学生時代はおモテになられたんでしょうか?と話を振ります。
太一が凄くモテる事を教えると驚いています。
菫は太一の写真を集めた真島先輩フォルダを作っていました。
菫が既に振られちゃったんだけど、このフォルダは消せません。
この恋が人生で一番きれいな恋になるんです、と語ります。
それを聞いた太一ママは菫が自分になっていると感じたようです。
自分や太一が自分らしく生きられているのか?と疑問を抱いたようです。
太一ママは菫を残して一人で帰ってしまいます。
菫が止めますが聞いてはくれませんでした。
ゆっくり食べれば、と言っていたので支払いは済ませて帰ったようですね。
菫は一人でケーキを完食してから会場に戻ったようです。
急いで食べたんじゃないかな?味とか分からなかったんじゃないか?
会場に戻った菫は太一ママが戻って来ていないと知り驚いています。
肉まん君も勝ち上がっている事を教えられても、それはどうでも良いんです、と答えています。
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桜沢先生は千早がこれまで見たことも無い難易度の高い取りをしてきました。
千早は須藤さんどうしよう、と心の中で叫んでいます。
千早と須藤さんは高みを目指す同志になっているようです。
しかし桜沢先生は千早の感じの良さを痛感する事に成ります。
現在の自分よりも千早の方が地力に勝っていると思っているようです。
二人の拮抗した勝負は千早の勝利に終わりました。
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試合後、桜沢先生は生徒から水を受け取り飲んでいるのですが怒りでボトルがベコベコへこんでいます。
猪熊さんが声を掛けてきました。
桜沢先生は100パーセントの実力を出していた綾瀬さんに120パーセントの力を出して負けたと言っています。
悔しかったらしく、もっと上げていくわ、練習いつ来る?と聞いています。
猪熊さんは来週にでも、と答えていました。
その姿を見てヨロシコと真琴は感動しているようです。
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おにぎりが無くて腹ペコの理音は運命戦までもつれ込んでユーミンに勝ちました。
理音が痩せこけていますね。
肉まん君もヒョロ君に勝ちました。
肉まん君はできるだけ真剣勝負をしている真島の傍にいると意気込んでいました。
肉まん君の次の対戦相手は原田先生でした。
よろしくね、とニッコリされています。
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太一は北央の百太と当たりました。
感じの良い選手相手に物凄い飛び出しを見せて相手の動きを止めています。
これも周防さんから学んだことでしょうか?
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模試が終わったかなちゃんと机君が駆けつけてきました。
途中の道路で道に迷っている人物を発見します。
迷っていたのは理音にお弁当を届けようとしている啓でした。
かなちゃんたちに案内されて啓は会場に到着しました。
理音はおにぎりが届いたのでバクバク食べ始めます。
啓が途中で3個食べてしまったそうですが15個残っていました。
真琴はそれだけあれば足りると思ったようですが理音が足りないと泣き出します。
真琴はおにぎり返せと無茶な要求をしてきました。
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エネルギー補給の終わった理音は準決勝で千早と対戦する事になりました。
太一は須藤さんと対戦する事になります。
肉まん君は原田先生に負けたようですね。
会場に到着した机君と合流して太一の対戦を見守る事にします。
苦しかった日をいつか笑って話せるとしたら、俺と机君だけなんだ、と思っています。
三人は固い友情で結ばれているようです。
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成分 | 美少女 | 友情 | ライバル | かるた愛 | 恋愛 |
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