漫画の感想) ちはやふる 第33巻 (BE・LOVEコミックス)
概略:
肉まん君は新と戦い負けます、自分がして来た事に意味はあったのかと嘆いています。千早が肉まん君が瑞沢かるた部にしてくれた事を教え彼を慰めます。机君が肉まん君の助けを借りてかなちゃんに告白する事になります。新は千早に負けた事で新しいかるたを模索する事に成ります。新に負けた詩暢ちゃんは危機感を募らせています、彼女もこれまでとは違う方法を探す事になります。
レーベル:講談社コミックビーラブ
発行日:2016/10/13
著者:末次由紀
ISBN:978-4-06-394522-5
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肉まん君が準決勝で新と対戦する事になります。
千早は見なきゃと思いつつ、疲労から寝落ちします。
田丸が千早の面倒を見ていてくれたようです。
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肉まん君は団体戦で新と対戦した千早に印象を聞いたようです。
しかし千早は対戦中の事を憶えていませんでした。
もったいなかった、と本人も悔やんでいます。
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肉まん君は新と小学生の頃、決勝戦で対戦する事が頻繁にありました。
そして毎回負けていたようです。
俺はお前が強いって事を見せる為の道具じゃないと強い気持ちで新に挑みました。
試合中激突する場面もありましたが、肉まん君は新に負けました。
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理音が詩暢ちゃんに挑む事になりました。
理音は感じの良さを前面に出して取りに行きますが、詩暢ちゃんの強さには敵いませんでした。
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新に負けて黄昏ている肉まん君を千早が励まします。
肉まん君は相手を目の前にした時だけ勝ちたいと思うのではダメだ。
新は子供の頃から、名人になる為の毎日を過ごしていて、それが当たり前になっています。
俺の毎日、なんだったんだろうな、3年間なんだったんだろうな、と泣いています。
千早は肉まん君の毎日は瑞沢を強くしてくれる毎日だった。
肉まん君が全部教えてくれた、基礎も理論も根性も。
下の子たちに残るのは肉まん君の言った事だよ、と励まします。
心配して見に来た田丸が千早の言葉に、はい!と力強く頷いています。
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各階級の決勝戦が始まります。
A級は新と詩暢ちゃんの対戦となりました。
B級決勝で机君がヒョロ君と対戦する事になりました。
かなちゃんがC級決勝に進出しました。
菫ちゃんがD級決勝に進出しました。
千早、肉まん君、田丸は菫の善戦に驚いています。
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A級とB級が浦安の間、C級とD級が朝日の間、で行われます。
会場が2つに分かれてしまい、どちらに行くか悩む千早をかなちゃんと菫ちゃんが後押しします。
大丈夫です、浦安の間へ、と言ってくれました。
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決勝戦を前に詩暢ちゃんが威嚇してきます。
団体戦に出るなんて余計な事をするから千早にまけるんだ、と言っています。
新が詩暢ちゃんこそ意外だった、さっき千早と次はクイーン戦で戦うと約束してたな、と言い返します。
新が、千早の事を認めたんだな、と聞くと、詩暢ちゃんは、あんなの単なる勢いだ、と虚勢を張っています。
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報道関係者は周防名人に啖呵を切った新とクイーンの対戦は美味しい、夜のニュースに使えると考えています。
詩暢ちゃんは今年は負けるわけにはいかない、と言っています。
勝てればニュースで大きく取り上げられ、かるたのプロに近づけます。
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菫は対戦相手が試合中に彼氏と視線を交わしてイチャツイテいるのに気が付き気合が入ります。
菫は強くなるんだ、今日が終わったら先輩たちが作ったかるた部じゃなくなる、私たちのかるた部だ、と決意します。
女帝はかるた部の成長を目にして涙しています。
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新と詩暢ちゃんの試合は詩暢ちゃんがリードを奪いました。
いつもの新らしくないと詩暢ちゃんは感じてます。
新はこれまでやっていたかるたを捨てる覚悟を決めます。
これまでは、子供の頃に千早と太一と一緒にかるたをしたアパートの部屋を思い出して取っていました。
千早に負けてこのままで良いとは思えないそうです。
新はチーム戦を戦っている気持ちで詩暢ちゃんと戦う事にしました。
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新が団体戦で出来なかった声掛けをしています。
藤岡東行くぞ!!
彼の仲間は、おっしゃあああ、と応えています。
しかし新の中では失敗だったようです、「よっしゃー」やって言ったのにーと歯ぎしりしています。
村尾さんも唖然として、大きなかけ声はNGや自重して、と注意しています。
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新は札を取りに行く時にB級の決勝を戦っている滉君を励ましています。
新は強くなりたい、千早にも、周防さんにも、負けたくない、と思っています。
詩暢ちゃんは、おもしろい、と受けて立つ構えでした。
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机君とヒョロ君の対戦は接戦になっていました。
机君は勝ってかなちゃんに告白するんだ、と意気込んでいます。
ヒョロ君は、取りたい、あげたい、優華璃さんに俺の優勝メダルを、と思っています。
机君とヒョロ君の対戦はヒョロ君が勝ちました。
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新と詩暢ちゃんの対戦は新が中盤から追い上げて運命戦に突入しました。
詩暢ちゃんは札に向かって、うちのところに来て、とお願いしています。
しかし札は新の方に行きました。
詩暢ちゃんは自分にはチームもない、味方もいない、唯一の友達も敵、自分には敵しかいないと感じています。
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村尾さんは新が、自分以外の力を借りる方法で、もう一段強く成ろうとしていると感じています。
新は千早の言った、攻めがるただから、手に入れたいものほど手放す、って言葉を参考にしたようです。
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A級は新の優勝でした。
B級はヒョロ君と藤岡東の滉君が優勝しました。
C級はかなちゃんと他3名が優勝しました。
D級は菫ちゃんと他6名が優勝しました。
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千早、肉まん君、田丸は菫の優勝に驚いています。
千早は優勝したかなちゃんと菫を抱きしめています。
菫は、暑い、ぎゅーってされるなら真島部長がよかった、と言っています。
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負けてしまいかなちゃんへの告白を諦めようとしている机君を肉まん君がサポートします。
肉まん君はかなちゃんに、ずっと好きだったんだ、と告白します。
おれと付き合って欲しいと言おうとしている肉まん君の口を塞ぎ机君が告白しました。
かなちゃん、僕も好きだった、だったっていうか、好きだ、ずっと好きだ、と告白しました。
肉まん君はニーっと笑って、やっと言った、遅えよ、俺の言ったことなんかウソだよ、と言って立ち去ります。
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かなちゃんは、遅いです、遅いですよ机君。
私もう藻塩みたいになっちゃてますよ、と答えました。
かなちゃんは机君の告白にOKしたようです。
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これを見ていた千早と筑波君が盛大に驚いています。
机君とかなちゃんが互いに好意を抱いていた事に気づいていなかったのは、この二人だけのようです。
菫が気付いてなかったのがおかしいですよ、と驚いています。
千早は自分が新の告白に対して返事をしていない事を思い出しました。
慌てて新を探しに行ってしまいます。
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菫は告ったり、告られたり、いなくなったり、3年が一番落ち着きがない、と嘆いています。
田丸は、あとで、一番カッコイイのは西田先輩だって、言ってあげなきゃです、と呟きます。
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富士崎は宿舎を引き払う準備をしていました。
理音が大声で部員を叱咤していますが、下級生から嫌味を言われています。
どーせ来年はもう顔出さないでしょー、そーいうタイプ、と言われていますね。
理音は、私はこの秋も部活に顔出すよ、クイーン戦に出たいから、と宣言します。
それを聞いたヨロシコは自分も名人戦にでると言い出します。
やってきた桜沢先生は、ぷ、と噴き出しています。
理音ってそんなキャラだった?
部員たちは桜沢先生が笑ったので驚いています。
桜沢先生はかるたを続けたいと理音とヨロシコが思っていると知り感激したようです。
泣いてます、泣きながら、「かるたをずっと続けてね、それが難しくても、心の中でかるた続けてね」
「富士崎での日々が、あのきつい練習が、永遠にあなたたちのエンジンになることを願ってます」
と生徒たちにエールを贈っています。
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母親と二人で帰ろうとしている詩暢ちゃんに伊勢先生が声を掛けます。
一人でやる限界も感じているだろ、君はもっと強くなれる、と説得しています。
詩暢ママが、詩暢は一人でも強いですし、そもそも一人じゃありませんから、と断っています。
詩暢ママは着物で出場させた事を悔やんでいるようです。
詩暢ちゃんの横を新を追ってきた千早が駆け抜けます。
詩暢ちゃんは千早と新のやり取りを見る事になりました。
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千早が新が好きって言ってくれた事の返事をしたいと言い出しました。
詩暢ちゃんは何この青春と思っています。
千早は今の気持ちを伝えたいと言っています。
千早は全国大会でたくさん試合して、もっとかるた強くなりたい、強くなる道を行きたい、詩暢ちゃんにも勝ちたい。
世界一になりたい、と言っています。
これを聞いて新は分かる、と答えています。
新は、俺も千早に勝ちたい、かるたをしてれば、俺らの道はいつか重なる、「いま」じゃなくていいから、もっと近づいたら、俺のことどう思ってるのか聞かせて、近くに行くから、と言っています。
次来るときは名人戦、クイーン戦やな、またの、と言って新は去って行きました。
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詩暢ちゃんは二人のやり取りに呆れたようです。
が危機感も抱いたようです。
伊勢先生に明星会に寄らせてもらうと言っています。
変わって行かないと下から来るかるたバカが怖いですから、と言っています。
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千早の影響力が凄いですね。
詩暢ちゃんまで、これまでのやり方では不味いと思い始めています。
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成分 | 美少女 | 友情 | ライバル | かるた愛 | 恋愛 |
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