ラノベの感想) ミニスカ宇宙海賊 第12巻 モーレツ終戦工作 (朝日ノベルズ)
120年前の独立戦争当時にタイムスリップした茉莉香たちは独立戦争を終わらせる為に銀河帝国の介入をお願いしに行きました。 どこに話を持っていけば上手く行くのか相談しました。 ここでもグリューエルの貢献度が高かったですね。 まずは銀河帝国が開闢以来膨張政策を取っているのは何故なのかを考えました。 表向きは銀河の平和と統一を標榜していますが、結局は儲かるからでしょとの結論に至ります。 そこで銀河の経済を支える帝国銀行の総裁に話を持っていきました。 帝国軍の行動指針を決めているのは情報部の得た情報を元に統合作戦本部が決定していることを突き止め情報部の偉い人も巻き込みました。 銀河帝国の端にある前線基地にある帝国銀行で三者の会談がもたれました。 この席に銀行と情報部を引っ張り出すのにもグリューエルのセレニティー家の威光を使いました。 グリューエルは未来から来ているので、この時代の王家にはグリューエルはいない事までは銀行に調査されました。 頭取はグリューエル本人に会いセレニティー家の人間であるとの確証を得ていました。 彼女の家の家訓は独特ですからね、利用できる物は何でも利用しようとします。 情報部も帝国銀行が茉莉香たちに協力することにしたので経済面での心配が無くなったのでしょう結構乗り気で協力してくれました。 茉莉香たちの戦力は、弁天丸、オデット、サイレントウィスパーの三隻しかありません。 この戦力で帝国軍を銀河帝国の領域外にある茉莉香たちの星まで引っ張って来る必要がありました。 最初は銀行と情報部に「今、茉莉香たちの星系を攻めれば無条件降伏するので、帝国軍の被害無しで広大な領域を帝国の版図に組み込めるので大変お得ですと」交渉を始めました。 しかし当然のことですが帝国側には茉莉香たちの話を裏付ける情報がありませんので難色を示します。 帝国側は帝国艦隊を本気で怒らせる必要があると話し始めました。 茉莉香たちは弁天丸で帝国の中央にある統合司令部を攻撃することにしました。 オデットとサイレントウィスパーは帝国内の軍事基地に対して攻撃を仕掛けて艦隊を混乱させることになりました。 この作戦は凄かったよ、三隻が個別に情報戦を仕掛けて帝国軍を翻弄しました。 120年未来から来ていて情報機器などが進歩していて、当時のデータを持っているとはいえ見事な手