F1 2014 最終戦 アブダビ 決勝
予選2位のハミルトンが好スタートを決めてトップに立ちました。
ポールポジションのロズベルグは少し遅れました。
ハミルトンが見える位置にロズベルグが続く展開で始まりました。
中段ではポジション争いが熾烈でしたがクラッシュは無く無事にスタートしました。
レースはハミルトンが引っ張る形で推移しました。
見える位置で付いて行ったロズベルグの反撃に期待していたのですが彼のマシンを悲劇が襲いました。
最終戦の段階にきてもパワーユニットにトラブルが出てしまいパワーダウンしてしまいます。
ターボを使った回生昨日MGU-Hにトラブルが出たようですね。
エンジンとMGU-Kで回生したパワーしか使えない状態になってしまい後続のマシンに徐々に抜かれていってしまいました。
最終的にポイント圏外まで後退してしまいました。
ルノーのパワーユニットを使うクビアトとマルドナードが故障してストップしました。
マルドナードのマシンは排気管辺りから火が出ました。
最終戦なのでパワーユニットの寿命が尽きたのかも知れませんね。
今シーズンのパワーユニットは複雑そうなので安定動作させるのが難しかったのかもしれませんね。
ロズベルグが後退したのでハミルトンが余裕で勝つだろうと思っていたのですが、ウィリアムズのマッサが魅せてくれました。
ハミルトンとの差が10秒以上あり残り周回数が15周くらいかな、柔らかいタイヤに交換してハミルトンを追撃してくれました。
1周で1秒近く差を縮める周もありました。
ハミルトンには余裕があったようで3秒差位までは近づけたのですが、それ以上は無理でした。
3位にはボッタスが入りメルセデスのパワーユニットで表彰台を占めました。
最終戦になっても、その優位性を保てたのは凄いですね。
ハミルトンはシーズン11勝目を上げました。
19戦の内11勝ですからね、凄い勝率です、チャンピオンに相応しい強さでした。
ハミルトン、2回目のドライバーズチャンピオンおめでとう。
結果
予選 | 決勝 | ドライバー | チーム | パワーユニット |
2 | 1 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | メルセデス |
4 | 2 | フェリペ・マッサ | ウィリアムズ | メルセデス |
3 | 3 | ヴァルテリ・ボッタス | ウィリアムズ | メルセデス |
5 | 4 | ダニエル・リチャルド | レッドブル | ルノー |
8 | 5 | ジェンソン・バトン | マクラーレン | メルセデス |
14 | 6 | ニコ・ヒュルケンベルグ | フォース・インディア | メルセデス |
13 | 7 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | メルセデス |
6 | 8 | セバスチャン・ベッテル | レッドブル | ルノー |
10 | 9 | フェルナンド・アロンソ | フェラーリ | フェラーリ |
9 | 10 | キミ・ライコネン | フェラーリ | フェラーリ |
11 | 11 | ケビン・マグヌッセン | マクラーレン | メルセデス |
12 | 12 | ジャン-エリック・ベルニュ | トロ・ロッソ | ルノー |
16 | 13 | ロマン・グロージャン | ロータス | ルノー |
1 | 14 | ニコ・ロズベルグ | メルセデス | メルセデス |
17 | 15 | エステバン・グティエレス | ザウバー | フェラーリ |
15 | 16 | エイドリアン・スーティル | ザウバー | フェラーリ |
20 | 17 | ウィル・スティーブンス | ケータハム | ルノー |
19 | DNF | 小林可夢偉 | ケータハム | ルノー |
18 | DNF | パストール・マルドナド | ロータス | ルノー |
7 | DNF | ダニール・クビアト | トロ・ロッソ | ルノー |
シーズン総括
今年のハミルトンは強かった、決勝レースでの強さが特に目立ちました。
いやーしかし珍しいチャンピオンの取り方を見たよ。
これまでも複数回チャンピオンを取ったドライバーは見てきましたけど大体連覇とか前回のチャンピオンから3年以内に次のタイトルを取っていたからね。
今回のハミルトンは2008年以来だから6年ぶり!!
しかもチームを移籍してのタイトルですからね、これも凄いことだよね。
メルセデスに移籍した時点では、それ程、速い強いマシンは持っていなかったんだよね。
今シーズンの強さを予見していたんだとしたら凄い眼力だよね。
予選で失敗しても決勝で挽回する機会が増えたのは見る方としては大変面白かったです。
何時ごろ射程圏に捉えるのかとワクワクしながら見ていました。
コンストラクターズではメルセデスの猛威が1年間続きましたね。
まさかこれ程の支配力を示すとは思いませんでした。
ルールでシーズン中のパワーユニットの改良は許されていないとは言え、これほどの差が付くとはね。
ルノーとフェラーリは失敗してしまったようですね。
そしてルール上、解決策を見つけたとしても改良が出来なかったと。
ルノーとフェラーリの敗因は思考が固かったことだよね、メルセデスの発想が自由過ぎたんだよね。
ターボエンジンの常識的な配置では無かったみたいだしね。
やるなメルセデス、絶対チャンピオン取りたかったんだろうね。
何て言うか執念のようなものを感じたよ、圧倒的な速さをもっていたんだけど、シーズン中にフロントウィングとかノーズの改良をして空力の改善を図っていたからね。
正直に言うと発表時のマシンよりもシーズン後半のマシンの方がカッコ良かったんだよね。
特にノーズが良くなったと思うんだよ。
これで念願のチャンピオンを取れたし、しかも圧勝と言える結果でしたからね、おめでとうございます。
とても面白かったです。
特にチャンピオンを争う二人のドライバーに自由に闘わせたのが良かったです。
次は連覇を目指すことになりますね。
きっと来シーズンも強いんだろうけど、もっと速くなっていることを期待したいですね。
ウィリアムズの復活も嬉しかったですね。
昨シーズンまでの低迷が嘘のように好調なシーズンを送りました。
唯一の心残りは優勝出来なかったことですね。
シーズン中にギャンブルすれば勝てたかもしれないレースがありました。
確実にポイントを取ることを優先したんだと思いますが来シーズンは勝ちに行ってもらいたいですね。
シャシー性能も高そうなので期待したいです。
今シーズンは失敗に終わったルノー勢とフェラーリ勢の復活にも期待したいですね。
ルノーが不調だったのに優勝したレッドブルのシャシー性能は高かったんですね。
優勝したチームが2チームだけとか寂しいです。
そう言えばフェラーリは1993年以来の未勝利シーズンに成ってしまいましたね。
とても悲しいです。
来年こそ速いマシンに仕上げて下さい。
個人的にはフロントのプルロッドは止めた方が良いと思うんですよ。
あれは失敗でしょう。
もう空力が絶対の時代では無いと思います。
バランスですよ、パワーユニットと空力のバランスが重要に成ってきていると思います。
来シーズンはめちゃめちゃ速くて壊れない頑丈な勝ち続けるマシンを作ってくれると信じています。
やはりフェラーリが勝たないと詰まんない!!
新時代を感じさせるドライバーも数多く現れましたね。
リカルドの活躍はちょっとした驚きでした。
メルセデスが猛威を振るっていたシーズンで彼だけがメルセデス以外の優勝者でした。
しかも3勝しています、これは驚きですよ。
パワーユニットの性能差を考えれば勝てるはず無いんだから。
レッドブルに加入した1年目でベッテルに勝利したのは大きいですね。
来年はベッテルがフェラーリに移籍するのでチームのエースになりますね。
さらに飛躍するか注目ですね。
新人ではクビアトの活躍が目立ちましたね。
何と二年目の来シーズンはレッドブルに乗ることになっています。
彼は将来勝てるドライバーになるかもね。
上位チームへの移籍の早さはチャンピオンの条件の一つだからね。
レッドブルは来シーズンは若手コンビなんだよね、上手くマシン開発できるか注目ですね。
今シーズンも空力性能は良さそうだったんだよね。
パワーユニットの出来次第ではチャンピオンに帰り咲けるかもしれないからね。
その辺を注目しよう。
今シーズンは初戴冠のチャンピオンは生まれませんでしたが、とても面白いシーズンでした。
開幕直後はエンジン音が小さくなりつまらないとか言われましたが、レースは面白かったと思います。
シーズンが終わってみるとパワーユニットの静かな音にも慣れました。
あれはあれで良いものです。
来シーズンは新しい挑戦者が現れますからね。
ホンダが加わりパワーユニットが4メーカーから供給されますからね。
さらなる争いに期待したいですね。
やばー来シーズンの開幕が待ち遠しいよ。
まずは新車のテストだね。
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