ラノベの感想) パンツではじまる世界革命 (一迅社文庫)


レーベル:一迅社文庫
発行日:2014/8/1
著者:綾野陽一
イラスト:崎由けぇき
ISBN:978-4-7580-4584-1

女子高生の鑑賞が好きな男子高校生と美少女女子高生が乗り合わせた列車が異世界にワープして物語が始まりました。
男子高校生は早起きして駅で通学中の女子高生を鑑賞していました。
目当ての女子高の最寄り駅に移動しようとしてホームに入ってきた列車に飛び乗りました。
数分で次の駅に着くはずが中々停車しないのでおかしいなと思っていると光につつまれ列車は異世界に飛ばされました。
広大な未開の森に漂着します。
男子高校生は自分の名前を忘れていましたが、女子高生の鑑賞とパンツが好きなことは覚えていました。
一緒に飛ばされた女子高生も名前を忘れていましたが彼女の通っていた女子高では胸ポケットに生徒手帳を入れておく校則があったのが幸いしました。
男子高校生に指摘され自分の胸ポケットに生徒手帳が入っているのを思い出します。
生徒手帳には結城剣子と書いてありました、彼女は剣子と名乗ります。
生徒手帳を見つけるときに一悶着ありました、剣子は巨乳さんです、男子高校生が剣子の胸を凝視していたので変態やろうと罵っています。
しかし男子高校生はいわゆる変態紳士なので手をだしたりはしません。
自分で変な名前と言っています。
二人で現状の確認が終わると森をぬけることにしました。
歩いているとスライムに出会いました。
モンスターがいることにビビッていましたがそのスライムが攻撃をしてきました。
剣子さんひどい一人で勝手に逃げようとしていました。
男子高校生がスライムに開いていた穴に手を突っ込みスライムを昇天させて戦闘に勝利しました。
倒されるとスライムが美少女になりました。
彼女は名前を捨てて自分を倒した男子高校生の下部になると言い出します。
彼女をスラ子と名づけ下部にしました。
彼女との戦闘中に男子高校生の持っていたスーマートフォンを彼女に投げつけたんですが、スラ子はスマートフォンを食べてしまい、その機能を自身の能力として使えるようになりました。
以降スラ子は異種族間の通訳としても活躍することになりました。
スラ子の説明ではこの世界では三つの勢力が戦闘状態にあるRPGのような世界だそうです。
男子高校生や剣子のような人間種、魔法を使う魔法使い、スラ子が属するモンスター。
まずは人間の町を目指しました。
そこで男子高校生や剣子のように異世界から飛ばされてきた人間に出会いました。
小袖さんと言います、彼女は見た目は12歳の中学生なんですが、25歳のお姉さんでした、彼女が言うには、この世界では異世界から飛ばされてきた人間は年をとらないようです。
25歳の中学生か?
さらに彼女は男子高校生にとって衝撃的な発言をしました。
この世界にはパンツがないそうです、パンツのようなやわらかい綿の糸が存在しないらしく、堅くてごわごわした腰巻をパンツの代わりとして使っていました。
男子高校生はパンツの制作を計画して行動に移しました、彼は元の世界に帰ることはあまり重要視していません。
最初はお金を稼ぐところから始めました。
スラ子にRPGでいうところのステータス情報が見えるコンタクトレンズを作成させます。
それを売って資金を稼ぎました。
資金が溜まると次に銭湯を始めます、露天風呂、マッサージ、サウナなども運営し始めます。
これらもヒットして更に資金が集まりました。
資金が集まると金糸を紡げるという金糸の女王に会いに行きます。
金糸の女王は一応人間種の敵なんですが、まったく気にしていません。
女王は金を必要としていました。
彼女の魔法には大量の金を必要としていました。
さらに女王の目的は自由な生活を手に入れることでした。
それまでの彼女は属する魔法帝国の王の后になることで自由を手に入れようとしていました。
王様は高齢者で女王に王様のことが好きかと聞いたら言葉を濁していましたが嫌いなようでした。
これはチャンスと男子高校生が交渉を始めます。
女王が糸を紡いでくれれば売り上げの一部を謙譲すると交渉します。
女王は男子高校生の提案を面白いと受け入れ協力関係が始まりました。
糸を手に入れ念願のパンツ制作が始まりました。
それまでに無いやわらかな肌触りにパンツは大ヒットしました。
更なる資金が集まり他の服の制作も始めます、ブルマ、スク水、女子高制服とか、通常の服ですね。
男子高校生がおよそRPG世界にそぐわない行動をしている間、剣子さんはRPG的な努力を重ねレベルアップに励んでいました。
剣子は元の世界に帰ることを目標にしています。
元の世界に帰るには高レベルの貴族を倒せばいいようです。
レベルアップの最中に敵を殺さなくても戦闘中でも規定の値を超えるとレベルアップすることに気づいた剣子はモンスターを殺さないように戦闘をしていました。
相手が瀕死状態になると回復アイテムを与え止めは指しませんでした。
相手のモンスターも最初は剣子の行動に戸惑っていました、敵なのに痛めつけてから回復させるとか意味不明ですよね。
そのうちモンスターと剣子が打ち解けて友達になってしまいます。
このへんもRPGじゃないな。
まあ剣子はスラ子に聞いてモンスターが少女の変身した戦闘形態であると知っていましたからね、殺すことができなかったんでしょうね。
彼女はやさしいからね。
そんなこんなで上手くいっていたんですが、お金の匂いを嗅ぎつけた人間種の王国の第三王子が都市を摂取しました。
小袖のお店も取り上げられます。
いつもは、穏やかな小袖もこれには怒り心頭で王子に食って掛かりました。
王子は変態で小袖を見初めてしまし、パンツの中に手を入れようとしてきました。
変態紳士である男子高校生はそれを見て怒り心頭で王子を殴ってしまいました。
最初は穏便に交渉で切り抜けようと考えていたようですが、美少女をめでるのが趣味の変態紳士には王子の行動が許せなかったようです、かっこいー。
男子高校生は王子の親衛隊にお腹を指されてしまい瀕死状態になってしまいます。
それを知った金糸の女王が激怒して人間種を滅ぼそうとして城ごと町の近くにワープして来ました。
男子高校生はまったくその意図は無さそうなんだけど、女王と何度も交渉する間に彼女を口説いているとも取れる発言を繰り返していました。
そもそも魔法王国は童貞と処女しか魔法を使えないと考えられていて女王は貞操帯をはめられていました。
それを取ってやると男子高校生は宣言していたんだよね。
乙女な女王は男子高校生に惚れてしまい愛する人を傷つけた種族はゆるさんと激怒しているんだよね。
女王の動きを察知して剣子は女王と対決するつもりで女王と対峙していたんだけど、人間種の町を守る防衛隊と友達のモンスターも隊列に加わり全面衝突しそうになっていたんだよ。
そこへ男子高校生の命を受けたスラ子が割り込み王子一派の討伐を女王に依頼しました。
その前にあったスラ子の人間種と魔法使いとモンスターは共存できると言う説得が効果的でしたね、町の人間種はスラ子をモンスターだと知った上で受け入れていました。
スラ子は正体を隠しているつもりで決死の覚悟だったんだけどね。
王子一派は討伐されました。
傷が癒えた男子高校生は女子高の設立に乗り出しました。
彼の言いようでは近頃、女子高の制服のような服装の女の子が増えている、制服とは何らかの組織に属することを示すものであり、制服もどきはいただけない、邪道だと考えています。
改造制服はありだけど、コスプレ制服はだめと言いたいようです。
それで女子高を作ろうとする彼は本物の変態紳士だね、天晴れだよ。
ちなみに、金糸の女王には黒ストッキングとタイトスカートで美人教師をやってもらうことになりました。
彼女の恋はかなうのかな?
男子高校生は本当にパンツが好きだね。
元を正せばパンツが無い世界だと知らされ剣子のパンツが危ういと危惧したからこそ行動を開始したんでした。
パンツが完成するまでは、剣子は一枚のパンツを大切に手洗いして使っていました。
パンツ完成直前に一枚しかないパンツが破けてしまい、(レべリング中にお尻の部分がスッパリ切れました)ノーパンで町に帰ってきたこともあったんだよね。
このときが一番剣子が緊張したんじゃないかな、意地悪な風が吹くと穿いてないのが見えちゃうんだよ。
破けたパンツは小袖に修繕して貰いましたが布が無いのでお尻を包む部分がごわごわ素材でした。
その継ぎ接ぎパンツのパンチらを男子高校生は見ちゃったんだよね。
このときの男子高校生は自らの行いの正しさを感じただろうね、剣子に新しいパンツを。
剣子のパンツ問題も解決したしね、まだ元の世界に帰ってきていないようだが、異世界を統一するんだろうか?
途中から剣子はそれを目標にしていたけどね、男子高校生は金糸の女王と結婚するのかな?
スラ子も男子高校生の争奪戦に参加するのかな?
いつの間にか男子高校生の周りには美少女が集まっていてハーレム的な状態なんだけど帰ってくるのかな?
ひょっとして剣子も争奪戦に参加するのかな?
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成分美少女変態紳士パンツ経済革命
評価AAAAAAAAAAA
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