ラノベの感想) 正妻の座は渡さない! (一迅社文庫)

レーベル：一迅社文庫
発行日：2014/8/1
著者：天草　白
イラスト：誉
ISBN：978-4-7580-4602-2

スーパーのチラシを見てその日の特売情報を精査して食材の買い物をするのが趣味と化している主人公、雪人くんが突然大財閥の総帥の隠し子であり、次期当主に指名されてしまいます。
雪人の知らない間に正妻を選ぶ妻ロワイアルが開催されることになってしまう。
当然、非モテの雪人の廻りに三人の美少女が現れました。
一人は中学時代の後輩の真由ちゃん、黒髪ロングでちょっとだけ黒キャラです。
二人目は大阪からの転入生、関西弁がかわいい桃花ちゃん、かなりの照れ屋さんです、たこ焼きがソールフード。
三人目は小柄な先輩の柚子さん、彼女はのんびりマイペースです。
うーん、三人とも魅力的で選べんね。
正統派のハーレム主人公なら全員ゲットだけど雪人にその度量は無いんだよね、チキンめ。
妻ロワは意外なことに桃花のリードで展開しました。
彼女は口調と態度は漢らしいんですが女子力高いですよ。
一番、真面目に競争に参戦しているのが彼女でした、競技内容を予想してその対策の為に相当な訓練をしていました。
彼女は自分の家に誇りをもっています、彼女の家は財閥内では食品関係を一手に請け負っていました。
系列のファミレスに雪人と二人で入ったんですが、その時にお客さんの笑顔が一番大切やと言っています。
注文したラブラブパフェに照れている姿もかわいいですね。
妻ロワが進むと桃花と柚子に不利になるアクシデントが続発しました。
真由が疑われてしまいます、彼女には中学時代から黒い噂がありました。
真由と敵対している人が不幸な目に合っていたようです。
アクシデントの中では水泳競争のときに桃花と柚子の水着が破れてしまったのが良かったね。
桃花は競泳水着で勝ちに来ていたんだけど柚子はパレオ付きのビキニで浮き輪使っていました。
柚子が予想外に巨乳で雪人も喜んでいました、ラッキースケベきたー。
新婚を想定した帰宅した夫を出迎えるシュミレーションも面白かったね。
真由がやってくれました、ごはんにする、お風呂にする、それとも、わ、た、し。
桃花も同じことするかと期待したんですが、彼女は会社の経営方針を相談するシュミレーションをしていました。
経営者の家庭はあんななのか？桃花のイメージが分からない、何を考えているんだ。
柚子のシュミレーションはもっと酷かったよ。
帰宅するとテーブルの上にカップ麺とデザートのポテチが置いてありました。
手料理を期待していた雪人はガッカリです。
自分で厳選したものだと胸を張る柚子がちょっとかわいいかも。
妻ロワの終盤に裁縫勝負がありました。
それまでトップを快走していた桃花に痛恨のアクシデント、刺繍に使っていた針がぽっきり折れました。
予備の針もありませんでした。
真由が逆転してトップに立ちました。
これは怪しすぎましたね、桃花が真由に不正をしてるだろと詰め寄ります。
真由は否定しますが、雪人はそれを信じ切れませんでした。
その後、真由が妻ロワを棄権します、彼女にも思うところがあったようです。
桃花が家来を使って調べたところ、不正を行っていたのは真由の実家でした。
妻ロワに勝利するために審査員を買収したり設備設置の業者を買収していました。
真由の実家では妻ロワが失敗に終わったので他の財閥と婚姻関係を結ぼうと真由を政略結婚の道具にします。
その情報をつかんだ桃花が雪人に教えてくれます、うーん、やっぱ桃花はカッコいいよ、男前だ。
雪人、桃花、柚子が真由のお見合いをぶち壊しに行きました。
雪人が次期当主候補という権力を使い真由の母を説得して、真由を家から出奔させることに成功しました。
真由は晴れて自由の身になったんだけど、花嫁をまだ選んでいないね。
一度は雪人は真由を花嫁に指名するんだけど、桃花と柚子が諦めなかったんだよ。
真由は妻ロワを棄権しているから雪人の決定は無効だ、もう一度、妻ロワをやることになります。
雪人は一度は真由を選んだけど、桃花にも柚子にも関心はあるので、もう一回選ぶとなると誰を選ぶか分からないね。
桃花を選ぶのが正解のような気がするよ、彼女は正直だし真面目だからね、照れ屋で乙女なところが高ポイントだよね。
桃花なら裸エプロンとかも頼めばやってくれそうじゃん、照れ照れでさ、うーん、夢が膨らむなー。
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成分	美少女	女子力	乙女度	恋愛	おっぱい
評価	AAA	A	AA	B	C

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