ラノベの感想) トラブルシューター シェリフスターズMS mission01 (角川スニーカー文庫)
レーベル:角川スニーカー文庫
発行日:2000/1/1
著者:神坂 一
イラスト:光沢賢司
ISBN:4-04-414609-8
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其は自由の名を冠せし大地
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犯罪組織ラガイン・コネクションに誘拐された娘コリィを探して欲しいと言うのが依頼の内容でした。
別の星から宇宙船でやって来てそれは無いでしょと不満を述べるサミィが面白いね。
事前に会社から依頼内容を聞いてないのかな?ちょっと不安になるね。
宿泊先がイーザーと同室なのに驚き赤くなっていたサミィが可愛いぞ。
イーザーにはサミィを口説こうなんて気はさらさら無いよ。
しかしイーザーは必要以上にサミィを心配しているね。
別行動を取るたびに無理してないかと聞いてきます。
レストランで依頼人と会ったのですが、依頼内容にサミィが切れている横で黙々とメニューを読み注文していました。
注文の仕方も変わっています、「肉と糖分」って注文したぞ。
これにはウェイトレスも目が点ですね、慌ててサミィがメニューから適切な料理を選び直し注文をしています。
一般人とのやり取りだけはサミィが主導権を握れるようですね。
些か手が早いようですが彼女は意外に常識人だ。
依頼人をさらったサイボーグのロートレックとの戦闘では苦戦しましたね。
初対戦のときはサミィの先制攻撃で左腕を斬り飛ばしたけど片腕になってから強さが上がったね。
ロートレックは頭も改造しているようで脳内麻薬を意図的に分泌させることが出来るようだ。
サミィとの戦闘中に鼻血たらしはじめて、逃げ出したね。
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其は獣の運命を抱きし者
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ロートレックがイーザーとサミィと再戦したいが為に居所を教えてくれました。
衛星軌道上にある岩塊が浮遊する場所にある犯罪組織の研究所に拉致されていました。
研究所に近づくと戦闘機が出てきて迎撃してきました。
サミィたちは戦艦に乗っているので小回りが利かずレーダー頼りに戦闘するのがセオリーなんですけどレーダーが妨害電波で使えなくなりました。
普通なら撤退するのが常識ですがサミィは非常識な作戦に出ます。
目が見えない状態で岩塊がゴロゴロしている空間に突撃して戦闘機を蹴散らしました。
もちろん岩塊にぶつかって戦艦モーニングスターはボロボロになるけど気にしない方向です。
しかしモーニングスターは凄い性能ですね、サミィの適当な戦闘指揮でも余裕で勝つよ。
研究施設にはイーザーが突入しました。
中でどんな敵が待っているか分からないので戦闘力の高いイーザーが乗り込んだ。
待ち構えていたロートレックと戦闘になりますがイーザーがあっさり勝ちます。
最大戦力だったロートレックを倒されてびびった指揮官が非道な作戦にでました。
研究施設では薬物投与と洗脳で一般人を戦闘員に仕立てる研究がなされていました。
指揮官は実験中だった一般人をイーザーに嗾けましたが、イーザーは指揮官の予想を裏切り彼らを躊躇無く無力化しました。
イーザーの所業に自分達の悪行を忘れて抗議しますが、非難される覚えは無いと返すイーザーが痛快ですね。
もちろんイーザーは優しいから殺してないぞ、脳を揺らして昏倒させただけだからね。
攻撃してきた一般人の中に目的のコリィを見つけたイーザーは昏倒したコリィを担いで逃げました。
逃げたイーザーを追いかけて正規の戦闘員達が攻撃してきました。
その攻撃でコリィ以外の一般人は死んでいきましたがイーザーは助けないね。
イーザーが脱出してからサミィがモーニングスターで研究施設を破壊しました。
ここでサミィはコリィの他に捕らわれていた人がいないか聞いてきたけどイーザーはちょっとした嘘つくね。
死んじゃったので他にはいないは正しいが、見殺しにしたよね。
助け出したコリィは薬物の後遺症で意識が戻らない状態でした。
サミィたちは二人を犯罪組織の手が届かない田舎の惑星に連れて行き親会社クロフト傘下の病院を紹介して別れました。
依頼はここで終了なのですが、コリィの症状と研究施設で行われていた実験に怒ったサミィが組織壊滅を画策してイーザーを言いくるめて実行に移しました。
イーザー止めろよなと言いたいね。
敵が犯罪組織なので面子を潰すために単純な正面突破攻撃を慣行しました。
敵の本拠地の高層ビルに殴りこみ、イーザーが地上からサミィが屋上から虱潰しに攻撃していきました。
その場には星を統治する総督ラインゴートが文句を言いに来ていました。
サミィたちが破壊した岩塊が一部惑星上に降り、主星からの自分の評価が下がるとか言っています。
犯罪組織と癒着している奴が何言っているって感じですが彼は運が無いよ。
ラインゴートが金品あるは武器など何らかの見返りを欲していたのでラガインはサミィ達を倒すのに実験していた生物兵器を投入しました。
他にもパワードスーツに薬物投与した兵士を乗せて投入したよ。
パワードスーツはイーザーが結構あっさり片付けた。
問題は生物兵器の方で、こっちはサミィが担当したんだけど危なかったね。
結構な知能があるようでサミィのパワードスーツを開けようとしてきました。
パワードスーツのハッチが開いてしまいサミィは喉笛を噛まれそうになったんだけど、咄嗟の行動で逆に生物兵器の喉笛をサミィが噛み千切ったぞ。
サミィが勝利するんだけど、自分は人間じゃないのかなと自省しています。
サミィとイーザーは親会社のクロフトが作った生体兵器のようです。
サミィは自分が人間じゃないことを気にしていますが、彼女の感情の動きは人間的に見えるね。
結局、生物兵器は全くコントロール出来ていなくて味方の研究員とか兵士とかを殺してしまいました。
ラガイン、ラインゴートの親玉二人も生物兵器にやられたね。
ラインゴートはイーザーが発見した時にはまだ息はあったが、助けてと懇願するラインゴートをイーザーは無視したよ。
助ける必要性を感じないだって、イーザー痛快な奴だね。
もちろんラインゴートは激怒するけど、出血量を増やしてしまい死を早めただけだった。
生物兵器の喉笛を噛み千切って倒したので返り血でサミィは血まみれでした。
それを見たイーザーが動揺していたよ、「状況判断能力が混乱した」と言っているね。
サミィに心配したって言うのよと教えられていたね。
イーザーは感情表現が拙い感じがするね。
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エピローグ
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最後に社長のティモシー・マイスターから通信が入り、任務の完遂を報告しましたが、秘密の残業は言えません。
報告書は実直すぎなイーザーに書かせる事が出来ずサミィが書くことにするようですね。
多分、ぼんくらそうに見えますが社長には全部ばれている気がするね。
良いことしたからね、大目に見てもらえると良いね。
結構高価そうなパワードスーツを壊したから無理っぽいけどね。
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成分 | 美少女 | 戦闘 | 兵器 | 作戦 | 変態 | シリアス |
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