ラノベの感想) トラブルシューター シェリフスターズSS mission02 (角川スニーカー文庫)


レーベル:角川スニーカー文庫
発行日:2001/7/1
著者:神坂 一
イラスト:光沢賢司
ISBN:4-04-414612-8

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ジ・アンノゥン
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惑星ギルガメスでの未確認生物の調査が今回のお仕事でした。
この惑星には古くから未確認生物の噂がありました。
今回、事故が起きて人が死んでしまいました。
地元警察はボートのスクリューに巻き込まれた事故として処理していましたが、シェリフスターカンパニーに調査依頼が来てしまいました。
地元警察も事故として処理しているのでレティシアも事故だったと証明して早々に依頼を終わらせるつもりでした。
警察は事故と発表していましたが、未確認生物が居るとの噂に信憑性が出てしまいテレビ局とかの取材陣もやって来ていました。
まずは警察署に捜査資料を見に行きました。
メニィが生物学者、レティシアがその助手に偽装して警察署に行きました。
警察署への説明をメニィが行ったのですがまるで生物学者のように理路整然と説明しています。
メニィは頭も切れるようですね、普段は能天気なんですけど。
資料を見たメニィが被害者は何かに齧られたみたいだと言いました。
この段階でもレティシアはまだ半信半疑でしたね。
パワードスーツで問題の湖に潜って調査を開始しました。
そこには地元の漁師たちも未確認生物狩にきていて漁船のウィンチでメニィのウンディーネが引き上げられてしまいました。
文句を言い合っているところに未確認生物が襲って来ました。
未確認生物に襲われてレティシアは孤立してしまいます。
悪いことにパワードスーツも故障してしまい、湖の岸辺に流れ着きました。
たった一人で心細そうなレティシアが女の子っぽく見えますね。
なんとか冷静さを保ち焚き火をして救助を待っていました。
一人ぼっちで不安だったのかレティシアの心情が吐露されています。
彼女はクールな風貌ですが、感情表現が下手なだけのようですね、周囲からクールだと評価されているのでそれに乗っかってクールを装っているみたいです。
そりゃそうか、怒るとすぐにメニィにチョップしているからね、感情的な人だよね。
一人でぶるぶる震えているレティシアの元に未確認生物が襲って来ました。
レティシアはセイレーンの中に入りなんとか攻撃をして未確認生物を追い払いました。
故障中でモニターが写っていなかったのに頑張りましたね。
翌朝、漁師の一人、マクニールと合流して町を目指して歩き始めました。
途中でコラードと出くわしました。
こいつがなんで居るのか不明ですがメニィが一緒じゃないのがガッカリだった様子です。
しかしコラードはメニィに連絡してレティシアを救援に行くように言ってくれました、彼の真意がどこにあるのか不明だね。
町への帰還中にマクニールが哀しい事実を言ってくれますね。
今回の依頼はシェリフスターカンパニーの無料キャンペーンの広告を見たマクニールが冗談で依頼を書いてしまった事が発端でした。
それを聞いたレティシアがよく切れなかったね。
彼女の不安感は相当だったのね。
町に向かっている途中で未確認生物に襲われました。
こいつら両生類のようだね、地上では這って襲ってきたぞ。
銃弾が効かずピンチでしたがコラードに教えてもらったメニィが救援に来てくれて難を逃れました。
巨大な生物が居ることが確認されたので湖を閉鎖しての本格的な調査を始めました。
なかなか姿を現さない巨大生物にレティシアが焦れてきます。
ここでもメニィが的確な意見を言っています。
レティシアたちはワイバーンを傍に駐機して調査を行っていました。
巨大生物は自分よりも巨大なものが傍にある場合は動かないのでないかと仮説を立てます。
レティシアは両生類なので森の中に居るのではと反論しますがメニィが巨体なので陸上では動けなくなってしまい餓死するだけだから絶対に水の中に居ると言っていました。
なるほどねと納得できる説明ですね、やはりメニィはバカじゃないよ、かなり賢いよ。
メニィの意見を取り入れワイバーンから離れると、出て来ましたよ巨大生物。
レティシアはウンディーネに魚雷を発射させ斜線上にセイレーンを載せて見えないところから魚雷を当てる作戦を取りました。
しかし巨大生物は流木を使って魚雷を弾いたようですね。
見えないはずなのに、次に巨大生物は聴覚を使って物体を認識しているのではないかと仮説を立てました。
レティシアは勇気ありますね、セイレーンの動力を切って巨大生物を目掛けて湖を沈降していきました。
予想はあたり巨大生物はセイレーンを石ころだと思ったようです。
巨大生物の中央部あたりで魚雷を打ち込み巨大生物を真っ二つにして倒しました。
動力を切っていたセイレーンは湖の底まで沈んでいきます。
そこでレティシアは驚愕の光景を目にしました。
湖底に沈んでいた流木は巨大生物でした。
こいつらいつもは流木に擬態して湖の底に沈んでいたようです。
可哀想に観光地だった湖は閉鎖されてしまいました。
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エスコートV・I・P?
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大物政治家の息子を彼の故郷まで護衛する依頼が来ました。
トラブルシューターとしては今までに無い真っ当な依頼ですね。
一風変わっているのはサイモンが宇宙船酔いするので目的地に直行せずに途中で宇宙港で休憩しながら目的地を目指すことが依頼内容に含まれていました。
しかし護衛対象のサイモンくんは真っ当な人物ではなかったです、考えようによっては勇敢な人ですよ。
サイモンくんは凄い女好きでしたね。
初日からレティシアを口説き始めました。
レティシアとメニィのどちらでも良く、クールなレティシアの方が好みだったと言っています。
夜になり各自の部屋に戻った後、サイモンがレティシアの部屋にのこのこやって来ました。
自分ではかっこ良く決まっていると考えている自慢の笑顔で迫りました。
レティシアは面白い対応をしていますね。
サイモンの誘いを五万でどおとサイモンの頬を両手で掴みながら返しています。
単位を言わないのが恐ろしいね、サイモンは通貨単位だと思ってあれこれと言っていましたがレティシアがそんな事するわけないじゃん!!
単位はボルトだよボルト。
サイモンの頬を掴んだいるレティシアの両手に嵌めたグローブから電撃が発せられてサイモンは感電していました。
しかしサイモンは諦めない震える体でメニィの部屋を目指しましたが途中の廊下でレティシアの追撃にあい撃沈していました。
翌日から攻略対象をメニィに変えてきました。
メニィと仲良くしてレティシアを嫉妬させよう作戦に切り替えました。
メニィには男女間の色事など分かるはずも無くサイモン対策をどうするかレティシアが悩んだいました。
悩んだ末にメニィに秘策を授けました。
サイモンがお尻触ってきたら軽く頭突きすると教え込んでいます。
サイモンは懲りずに夜にメニィの部屋にやって来て口説き始めました。
当然のようにお尻を触ってきてメニィに頭突きされて昏倒していました、痛そうですね、少しだけ同情するよ、相手がメニィだからな。
以降も懲りずに口説き続けますが一向に好転しない状況にサイモンは的外れな妄想にとらわれました。
レティシアとメニィは女同士のいけない関係で男を排除しようとしていると思い込みます。
これには笑えましたね、レティシアとメニィで百合展開ですか、ありえないよね。
危機感の無いまま宇宙港で休憩している時に、サイモンが二人組みの男にさらわれました。
レティシアは疲れていたんでしょうけどサイモンがさらわれたと知ってもそれって問題あるのと返してメニィを困惑させています。
レティシアのこういう態度にメニィは日ごろからビビッているのね。
メニィは真っ当な説得をしてサイモンを取り戻しました。
逃げる男を追いかけようとしたメニィに救出されて安心したのかサイモンが抱きついて来ました。
そんでもってお尻に触れてしまいメニィの頭突きを喰らっていました。
メニィには故意の行動か不可抗力かの判断は付かないようですね。
レティシアは頭を抱えますがサイモンだから良いかと投げやりですね。
その後も誘拐犯は仕掛けて来ました。
レティシアがサイモンの泊まるホテルの部屋を事前に自分が確認すると言い出して大体事件は解決していたみたいですね。
部屋のチェック中に盗聴器を仕掛けてサイモンと誘拐犯の会話を聞いていたようです。
サイモンと誘拐犯はグルでした。
誘拐犯はシェリフスターがやっている無料キャンペーンを邪魔しようとした同業者でした。
同業者だけにメニィのでたらめな強さに困惑しいましたね。
キックだけで鋼鉄の手すりを曲げるとか人間とは思えない強さですからね。
途中で諦めムードが漂い始めたのも無理は無い、失敗したとは言え誘拐犯たちも優秀なトラブルシューターなのでしょう。
無事に目的地に付いて依頼が終了しました。
サイモンは本当にまぬけだな、この段階になっても計画がばれていると思っていません。
レティシアの連絡先を聞き出そうとしているよ。
最後までナンパに励むとは一貫性を感じるね、呑気なものだよ。
残念ですがサイモンにはお仕置きが待っていましたね。
道中さんざんいらいらさせられたお返しにレティシアが電撃をプレゼントしていました。
レティシア、やっぱり恐い人だよ…メニィがビビッているのは正しい反応だと思います。
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成分美少女戦闘兵器作戦変態ギャグ
評価AACABAA
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