ラノベの感想) エンジェル・ハウリング 第1巻 獅子序章-from the aspect of MIZU (富士見ファンタジア文庫)
レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2000/10/25
著者:秋田禎信
イラスト:椎名優
ISBN:4-8291-1304-9
殺し屋のミズー・ビアンカが退役軍人のベスポルドを探しにやって来ました。
彼を殺すのが目的かなとか思ったんだけど、もっと重大な理由がありました!
ミズーは未知の精霊アマワの契約者になってしまったようです。
最初は彼女の姉、アストラが契約者だったみたいだけど、彼女が死んでしまったので契約が自動的に相続されたようだね。
ミズーはアマワに会ったことがあるんだけど、アマワの存在に恐怖していたね。
アマワは気の良い奴のようで、一つだけ質問を受け付けてくれます。
ミズーは賢いのか愚かなのか微妙な質問をしたようだ。
今までで一番アマワに打撃を与える質問をしたのは誰かと聞いていました。
その答えがベスポルドでした。
なるほどね、だから辺境まで探しに来たのね。
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ミズーの人探しの仕方は独特でした。
ベスポルドの情報を得るために情報屋の元を訪れました。
しかし、金の無いミズーは情報屋の居る町で起こった殺人事件を利用しました。
ミズーは優秀な殺し屋として帝国中に知れ渡っているようで、その事件を起こしたのは自分で、敵対勢力を掃除したから情報ちょうだいと交渉していました。
情報屋は呆れていましたがミズーと取引する気になったようです。
しかし、この情報屋は帝国から派遣された黒衣と言う処刑人に足を斬られてしまいました。
動けない情報屋の元に、殺人事件を起こした真犯人がやって来て殺されてしまいます。
真犯人は変態野郎で自分を特別な存在として他人に認識してもらいたいみたいでした。
自分の手柄を横取りしたミズーを狙って来ました。
腕はそれなりのようで、ミズーの左脚に怪我を負わせましたが、ミズーにあっさり殺されたぞ。
ミズーの攻撃は常軌を逸したものだったぞ、剣を投げたぞ、それが真犯人にズブッと刺さって殺したぞ。
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真犯人の攻撃で負傷したミズーは出血多量で気を失いました。
それを助けてくれたのが、隣の国の神秘調査会という謎集団に属するアイネストでした。
こいつも色々謎の多い人物でした。
彼が言うには世界の神秘を解き明かすのが目的らしいね。
神秘調査会は大きな組織のようで活動資金は潤沢なようで、ミズーが養生する為に宿代と医者に治療を頼む代金を支払ってくれていました。
ただね、宿に泊まる時にミズーとアイネストの関係を夫婦と説明していたね。
宿で目を覚ましたミズーは全裸だったよ。
治療のためだけどね、アイネストが部屋に入ってきたときに「キャー」とか悲鳴をあげたのは可愛かったかも。
もちろん状況の分からない中で考えての行動でしたがね。
ミズーの容姿は素晴らしい美人のようだけど、可愛げが無いな、絶望的に。
アイネストは調査対象にミズーを選んだようです。
ミズーは鬱陶しいみたいですが、アイネストを都合よく利用していました。
殺人事件の容疑者として捕まりそうになりますが、片足が動かないので、逃げるときに杖代わりに使っています。
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ベスポルッドの居場所は情報屋の元に黒衣が置いて行った資料で判明したんだよね。
なんで黒衣がミズーに協力するのか分からないけど。
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ベスポルドの居る村へ向かう途中でマリオという精霊使いの美少女がミズーを襲って来ました。
ミズーも精霊を出して撃退しました。
マリオは闘い方がミズーに比べると稚拙なようですね。
ミズーに捕まってしまいました。
マリオから情報を引き出す為にアイネストも一緒に捉えた風を装います。
マリオはアイネストも自分と同じ様にミズーに捕まったと納得したようで、自分の目的を少し話してくれました。
ミズーをベスポルドに会わせない為に行動しているようですね。
しかもベスポルドを助けることが世界を救う事に繋がるとか言っていました。
最後にアイネストがミズーと神秘調査会の地図と交換したと言って精霊を封印してあるイヤリングを返してあげました。
マリオの精霊は二対いて、鎧になるね、彼女は精霊を着込む事になるよ。
精霊の鎧を着込んだマリオは飛んで行ってしまいました。
マリオからは結構有益な話が聞けたね。
アイネストはマリオにおじさん呼ばわりされて軽くショックを受けていたね。
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ベスポルドの元に飛んで行ったマリオを追いかけてミズーたちも出発しました。
山を登るので移動手段が徒歩です、時間が掛かってしまいミズーが焦れていました。
アイネストは休憩を挟みながら行こうとお願いしますが聞き入れてくれないね。
ミズーが「勤勉な人間は、時間に関して言い訳をしないの」って言うんだけどアイネストの返しが笑えたね。
「勤勉な殺し屋って、ちょっと嫌だなぁ」と言っているね、これには同感だよ。
ミズーは気分を害したようだ。
彼女は幼い頃から姉のアストラと一緒に暗殺者として訓練を受けていたようだ。
彼女を訓練していた奴等は「絶対殺人武器」を作りたかったみたい。
だからミズーは好きで殺し屋をしているわけでは無いようだ。
だから殺し屋呼ばわりは気に入らないみたいだね。
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ベスポルドの住む村に着いたらベスポルドは硝化の森に入って精霊狩りをしていて留守だと分かりました。
硝化の森は装備を整えないと入るのが難しいようでミズーはベスポルドの帰還を待つことにしました。
村の宿屋で滞在して過ごすことにしました。
が、その宿に黒衣が五人も現れてしまいます。
ミズーは部屋に隠れて黒衣をやり過ごそうとしましたが、手配書が帝国中に出回っているミズーは黒衣を倒す事を選択したようだ。
アマワに会ったときの恐怖を思い出したのが理由かな?
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アマワとの契約内容が分からないね。
ミズーがベスポルドに対して自分と同じはず「あらゆる偶然が彼を守る」と考えているね。
これってどういうことだ?
不死って事なのかな?
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成分 | 美女 | 美少女 | 戦闘 | 魔法 | 作戦 | 神秘 |
評価 | AAA | A | B | B | B | AAA |
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