ラノベの感想) 東京レイヴンズ 第13巻 COUNT>DOWN (富士見ファンタジア文庫)
レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2015/3/25
著者:あざの耕平
イラスト:すみ兵
ISBN:978-4-04-070524-8
仲間と合流した夏目は倉橋長官達が企てる三回目の霊災テロに備えて木暮との接触を試みていました。
京子が星詠みをして木暮の居場所を特定しようとしていましたが接触する事が出来ないでいました。
京子の星詠みは精度が上がっていますね、場所の特定までは上手く行っていますね。
しかし木暮が単独では無かったので接触出来ないでいました。
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夏目たちの考えでは陰陽庁が倉橋長官、夜叉丸、蜘蛛丸の相馬多斬子を主とする一派に牛耳られている。
そこで木暮に接触して陰陽庁を内部分裂させようとの狙いがありました。
それと平行して音信不通の春虎と大友に接触しようと試みていたね。
行方が掴めない二人でしたが、大友が夏目たちの隠れ家に会いに来てくれました。
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最初は共闘する事になると期待感を抱いていましたが、大友は意外にも拒否してきました。
大友は相馬一派がやろうとしている儀式の内容を大方理解していました。
神様、平将門を永続的にこの世に降ろそうとしているようですね。
大友の式神として使役されている蘆屋道満が過去に行われた儀式を見ていたようで儀式の内容を推察できたみたいです。
大友は夏目たちは能力不足と考えているようで、危険なので大人しくしててねとお願いに来たようですね。
冬児が特に反発しましたが、結局のところ共闘する事は無くなりました。
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大友の線が無くなったので木暮との接触に絞って行動を開始しました。
京子の星詠みで出た場所に行くと、木暮が蜘蛛丸と戦闘中でした。
木暮に加勢しようとした時に夏目に異変が生じました。
夏目は泰山府君により蘇っているので霊力が安定していないので意識を失ってしまったようですね。
お香を炊くのを忘れていたのが原因のようだね。
魂の定着が不安定になっていたようだ。
夏目たちは、お香の効果を低く見ていたようですね。
木暮が官舎にも戻らず行動を読み難かったのは、彼なりに陰陽庁を調べようとしていたのね。
雑誌記者の若宮理香と協力関係にありました。
しかし、理香は木暮と蜘蛛丸の戦闘に巻き込まれたね、生きているのか?
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春虎は烏羽と月輪を使い、安部清明を呼び出し、夏目の状態を良くする方法を聞いていました。
春虎の儀式は高レベルでしたね。
遠隔術法で月輪である秋乃を使っていました。
儀式の結果、夏目を救う良い方法は見つかりませんでした。
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秋乃は夏目たちの仲間として認められたい一心で隠れ家で待機していろと天海に命令されたのですが、こっそり夏目と冬児の後を追いかけました。
隠れ家から消えた秋乃の捜索に鈴鹿が出て来ました。
秋乃は緊張していたのか、腕がイマイチなのか、鈴鹿に発見されてしまいました。
鈴鹿が発見した時に秋乃は春虎の遠隔術法で月輪として使われていました。
あー、春虎の儀式が途中で失敗したのは鈴鹿が秋乃に声を掛けたからなのね。
鈴鹿は秋乃の気持ちに理解を示してくれるね。
鈴鹿も最初は反発心が強かったからね、秋乃が仲間内での最年少のようで、一番近いお姉さんとして面倒を見るようだね。
秋乃は春虎に夏目の状態が悪いことを聞いていました。
そして、それを誰にも言わないでくれと頼まれていたんだけど、鈴鹿にはぺらぺらと喋ってしまいました。
秋乃は慌てて鈴鹿を口止めしていますね。
鈴鹿も夏目に状態を告げるつもりは無いようですね。
夏目の状態は不味いようですね。
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木暮と蜘蛛丸との戦闘は激しかったですね。
蜘蛛丸はフェーズ4の鵺を複数体召喚していました。
蜘蛛丸も自身の霊力が強化されている事に驚いているね。
多斬子が神卸を行った影響なんだよね。
しかし木暮は強かったですね、パワーアップした蜘蛛丸を物ともせずに倒しかけたぞ。
あと少しの所で遅れて現れた夜叉丸の術で意識を奪われてしまいました。
助っ人に駆けつけようとしていた冬児と夏目は逃げ帰りました。
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鈴鹿と秋乃は帰り際に相馬多斬子と遭遇しました。
多斬子は鈴鹿に久しぶりに会えて喜んでいましたが、鈴鹿は多斬子が変な事に気づいたね。
鈴鹿の見立てでは、多斬子の感情が薄いようですね。
これは神卸の影響なのかな?
しかし、多斬子の監視が付いてないから一人でぶらぶらしていた発言で、これは多斬子捕獲の好機と見て行動しました。
鈴鹿が多斬子と会話している間に鈴鹿の影で秋乃がメールを打って冬児と夏目を呼び出しました。
即席コンビの鈴鹿と秋乃の良いコンビプレーですね。
四対一の状態が出来たので多斬子を捕獲できるかと思いましたが、意外な落とし穴がありました。
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問題に成ったのは冬児ですね。
冬児は鬼の生成りなんだけど、元になったものが平将門なのね。
その残滓というか一部を核にして生成りになったので、将門の嫡流である多斬子には刃向かえませんでした。
あらーこれは不味いですね、冬児は強くなっていたのに対相馬では役立たずかもしれないね。
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遅れてやってきた、夜叉丸と蜘蛛丸が多斬子を守り始めたので、全員が捕まってしまうピンチになってしまいました。
ここで、秋乃が活躍しましたね。
月輪として春虎に使役されて仲間のピンチを救いました。
しかし、秋乃は相馬一派に捕らわれてしまいました。
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夏目たちの窮地を救いましたが、夏目を救う方法を聞きだすのに必要だった月輪が敵の手に落ちた状態の春虎が決意しました。
相馬一派を倒し、陰陽庁を打倒して秋乃を救い出すと。
これは、いよいよ夏目たちと共闘する事にするのかな?
春虎が相馬一派と戦う決心をしたとなると大友の動きにも変化が起きるのか?
対相馬で、春虎、夏目、大友が共闘するのか注目だね。
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京子の心境も心配ではあるね。
倉橋長官は三回目の儀式を前に、春虎の名前で陰陽庁に対してテロ予告を出しました。
汚い手段ですが、陰陽庁内を対テロ体制で離反者が出にくい状況を作りました。
京子は父親に対抗するつもりでいるようですが、相手が倉橋長官ですからね。
京子に意外な乙種呪術が掛かっていないと良いですね。
倉橋長官は油断出来ないからね。
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天馬の使役する機甲式の羽馬が複数の式から構成されている事が鈴鹿の解析で判明しました。
なんでもパソコンのOSのような構成になっている見たいですね。
各機能を実現する個々の式を統率する式があるようです。
鈴鹿は革新的な方法だと言っていますね。
これは羽馬の活躍がありそうですね、期待大です。
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冬児の出生の秘密も露になるね。
彼って意外と権力者寄りなのね、凄いコネを持っているぞ。
対陰陽庁に使おうとしていましたが、今となっては使う機会は無さそうだね。
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