ラノベの感想) エンジェル・ハウリング 第7巻 帝都崩壊1-from the aspect of MIZU (富士見ファンタジア文庫)
レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2004/1/25
著者:秋田禎信
イラスト:椎名優
ISBN:4-8291-1585-8
ミズーが帝都に向かって出発しました。
出発に際して負傷中のジュディアをペインに預けています。
ミズーはジュディアを保護していてねとペインにお願いしていました。
始めは疎んじていたジュディアに対して結構な愛着が沸いたようだね、親近感だよねこれは。
人として良い傾向だけど、これが原因でミズーは若干決断力が鈍るんだけど、別な強さを手に入れたみたいです。
ペインはミズーにファミリーに成らないかと提案していたね。
ミズーは帝都での目的が終わったらジュディアを迎えに来るつもりのようなので帰ってきたときにペインの仲間になるのか注目ですね。
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ペインはミズーを気に入ったのは本当のようですね。
配下のファニグをミズーに付けてくれました。
この男は道案内、協力者の選定、物資調達などで役に立ちましたね。
いつもは冗談とも本気ともつかない戯言ばかりを言っているんですがやる時はやる奴でした。
もしかしたら今までミズーが関わった人々の仲でも最もまともな人かもしれませんよ。
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帝都への移動には乗り合い馬車なども使ったんだけどね。
ミズーはいつものように不機嫌顔で黙っていたんだよね。
ファニグとミズーは恋人同士設定だったので、ミズーが妊娠中と誤解されてたようだね。
妙に居合わせた人々が親切だったのは、そういう事情があったのね。
ミズーが怒りを抑えているのが笑えたね。
まあミズーは黙っていれば気弱な美人にみえるのでファニグに望まぬ妊娠をさせられたと思われたようですね。
ミズーの本性をしっていれば不埒を働く前に斬られてしまうと判るからね。
知らないと言う事は幸せな事なのかも知れないね、退屈を紛らす話のネタにはなったしな。
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帝都へは下水道を通って侵入しました。
事実密入国になるんだけど、意外なほどあっさりと入国に成功しました。
下水道で帝国の念糸使いの特務騎士エリコ・スアハが案内してくれました。
帝国は急な膨張で支配圏を広げたので不満分子も多い感じですね。
帝国は優秀な念糸使いを広く募集をしたようで、純粋な帝国民以外からも兵士を採用しているようです。
まあ、広大な領土を持っているので当然なのかもしれませんが、意外と末端の兵士に二重スパイ的な人が多そうだね。
ミズーがエリコにビビッていましたね。
戦うつもりでしたがファニグに止められていました。
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帝都にある影街に潜むことになりました。
ミズーは暗殺以外は何も出来ないのでファニグが協力者との連絡などをしてくれています。
ミズーは最初、ベスポルドに会おうとしていました。
ファニグが隠れ家に居なかったのでミズーは空腹に負けて食事に出かけました。
入った飯屋で偶然にもマリオを発見しましたね。
暫くマリオと影人のやり取りを観察していましたが、マリオが激高していました。
彼女は交渉が上手くいかず激高したようですね、影人に連れられて店を出て行きました。
マリオが影人に殺されそうになっていたのでミズーは影人をぶちのめしてマリオを助けました。
ミズーはマリオにベスポルドの居所を聞きますね、マリオは簡単に喋ってしまうぞ。
ミズーがマリオの口の軽さに不安を抱いていました。
マリオ敵に捕まったら真っ先に吐くんじゃね?
マリオをベスポルドに付けているのは弟帝らしいんだけど、この人本当に大丈夫なのかな?
人選が不味すぎるような気がします。
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マリオを助けた後、疲労が蓄積していたミズーは気絶するね。
倒れていた所を影人に運ばれていきました。
目覚めたところでファニグも捕まっていました。
ミズーが倒してしまった影人はファニグが協力をお願いしていた一派のようです。
ミズーが過激な方法で拘束を抜け出し逃げ出そうとしている所へウルペンが襲って来ました。
影人たちはウルペンと黒衣に倒されてしまいました。
ウルペンはミズーを帝都に近づけたくないようですね。
騒ぎを聞きつけてエリコが精霊を連れて迎撃に来ましたね。
彼は一応味方してくれました、ワザと負けてくれます。
彼の使った闇精霊が強烈でしたね、ギーアの攻撃を吸収してしまいました。
闘いの後にファニグが言っていた「姉さんは黒衣を倒すたびに味方を増やす」が印象的ですね。
確かに増えてるね。
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次にフリウと接触しました。
彼女の護衛のリスに勝ったのかな。
サリオンとフリウを連れて隠れ家に戻りました。
ファニグが留守なのに困惑していましたが、彼は呑気にも屋根の修繕をしていたね。
不運なサリオンの上に天井をぶち抜いて落ちてきたぞ。
ミズーとフリウが会話していました。
ミズーがベスポルドに愛について語られたとフリウに告げました。
フリウの勘違いが面白いですね、フリウはベスポルドがミズーにプロポーズしたと思ったようです。
フリウはベスポルドとミズーの結婚には反対のような意見をいっているね。
ベスポルドとミズーが結婚してフリウを娘とする家族か、うーんおもしろいかもしれませんが、戦闘力が高すぎる一家となりますね。
ベスポルドの語ったアマワに付いての知識を伝えていました。
結局、アマワについては何も分かっていないんだよね。
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ミズーはベスポルドとの接触を試みてファニグと二人で待ち合わせ場所で張り込みました。
ベスポルドが影人に協力を求めて接触してくる場所で待っていると斥候としてマリオがやって来ました。
影人たちはベスポルドを捕まえるつもりのようで戦闘になりました。
そこへエリコが特務騎士としてやって来ますね。
彼の闇精霊とマリオの鋼精霊とミズーの獣精霊の闘いに発展していきました。
三体の精霊が激突したので綺麗だった帝都が破壊されていきました。
警備隊なども出張って来ましたが役に立たなかったね。
戦闘中にミズーはベスポルドと会いました。
ファニグが探し当てたようです、彼は有能ですね。
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ミズーはベスポルドにフリウが帝都に来ている事を知らせます。
それから八年前の帝宮での火事について質問していました。
アストラがどうなったか聞いていましたね。
ベスポルドの話ではアストラはアマワとの契約を拒み死んでしまったと言っていましたね。
ベスポルドはアストラが集められた契約者の中で一番賢明だったとも言っていました。
アストラはアマワを滅ぼそうとしたそうだね。
アストラの攻撃の余波で帝宮は焼き払われてしまった。
力尽きてアストラは息絶えたとベスポルドは言ってるね、看取ったとも言っているので間違いは無いんだろうけど。
生き残ったベスポルドはその後、辺境を放浪しているときにフリウを見出し彼女の破壊精霊を使いアマワを滅ぼす事を考え始めたようです。
しかし最後はフリウを置いて帝都に来ているので彼の考えもよく判らないね。
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ベスポルド、ファニグ、サリオンを逃がすためにミズーは闘いを始めました。
帝国兵は出て来ましたが帝都で戦っているのに黒衣の出現数が少ないのに違和感を抱いていました。
ミズーは帝都を逃げながら時間稼ぎをしていました。
ミズーは出てきた黒衣に対して有効な攻撃方法を発見しましたね。
黒衣は仮面を剥がされると無力化できるようですね。
弱点を看破したミズーが笑わせるなと叫んでいるね。
確かに、仮面が剥がされただけで動揺する黒衣を怪物と恐れていた自分が可笑しかったんだね。
途中でウルペンと遭遇しました。
そして大量に倒れている帝国兵の死体も見つけました。
ウルペンに自分がやったと思っているのかと揶揄されているね。
まあミズーは自分が獣の瞬間を無意識に発動したのかと焦っていたから図星だったけど。
結果としては死んだと思われていたアストラが帝国兵と黒衣を殺して廻っていました。
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散々ミズーの前に現れては彼女を言葉で嬲っていたアイネストはアストラにバッサリとやられました。
今までミズーが散々殺そうと斬りつけたけど全然切れなかったのになんでかな?
と思ったら、アストラは殺人精霊アストラになっていたようです。
アイネストは遂に念願の神秘に到達したようですね。
獣の瞬間とは人が精霊になることと推察していました。
しかし死に掛けてるんだよね。
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ベスポルドの話とアイネストの推察を考慮すると、アストラはアマワを倒そうと獣の瞬間を呼び出して精霊になり攻撃を始めたんだよね。
それで死んだ後に獣の瞬間が永続するようになり殺人精霊になったと言う事だよね。
暗殺術はミズーより上手なようなんだけど、これは厄介な精霊じゃないだろうか。
誰がアストラを倒す事になるのかな?
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ミズーは死者を出さないように戦っているようですが暴力は振るうんだよね。
ウルペンが特に激しく殴られていたね。
ミズーが騎上位でウルペンをタコ殴りにしていました。
ウルペンはミズーにやられて片腕になっているんだよね、しかも自分ではミズーに勝てないのを判った上で闘いを挑んで来ましたね。
彼は八年間眠ったままのアストラがミズーが帝都に来ることで目覚めてしまうと恐れたようだね。
彼のアストラへの愛の形は結構歪んでいたので行動の意図は分かるけどね、無謀だったね。
ウルペンは若干変態チックでしたね、眠っているアストラの頬を撫でて悦に入っているからね。
ベスポルドの話した内容から推察するとウルペンと生前のアストラは別に恋愛関係には無さそうなんだよね。
それでもアストラを妻と言い張るウルペンの心境がよく判らない感じではあるね。
殺人精霊化したアストラの余りの強さに惚れたのかな?
ウルペンは変態気質がありそうなので意外とこの推理は当たっているんじゃないだろうか?
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ミズーは獣の瞬間を呼び覚まし殺人精霊アストラに挑んだようですが負けたみたいだね。
ミズーは生きているとは思うが怪我の程度が気がかりではあるね。
ウルペン、ベスポルド、ミズーはアマワの契約者だから生きているんだよね。
アマワが何なのか未だに判らないね。
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成分 | 美女 | 美少女 | 戦闘 | 魔法 | 作戦 | 神秘 |
評価 | A | A | AAA | B | B | A |
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