ラノベの感想) 魔法戦争 第11巻 (MF文庫J)
武たちはフェニックス財団のあった場所から引越しました。
引越し作業で一三が力仕事を頑張っていたのですが五十島の荷物を落としてしまい彼女のパンツを頭から被る事になりました。
一三は無実を主張しましたが五十島を始め女性陣の視線が冷ややかで可哀想でした。
十は偏頭痛がするようで作業ではあまり役に立っていなかったね。
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ウィザードブレスに動きがありました。
和馬に変身している武に評議委員のアモソフを殺された同じく評議委員のロズリーさんが怒り狂っていました。
彼は60台の大柄な人で、暴力的です。
しかも部下を消耗品扱いする事が出来る将校のようですね。
機嫌が悪かったので彼に意見した部下の士官をグーパンチで殴って殺してしまいました。
それでも彼は不問なんだよね、しかも士官ならあっさり死ぬなよなと言っていますね。
最初は崩壊世界の東京を主な活動場所としている第七軍をロズリーが指揮して戦うつもりだったようです。
しかし司令部は士官部隊を付けて捕虜の救出をさせるつもりでした。
ウィザードブレス側の指揮系統が統一されていないようでした。
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混成部隊を率いたロズリーがトレーラーの隠れ家を強襲して来ました。
和馬をぶっ殺すと意気込んでいました。
ロズリーは魔法で巨大な獣に変身して攻撃して来ました。
彼には養子として育てている幼年の魔法使いが付いていました。
この子たちも獣に変身して攻撃してきました。
トレーラー側は蛭前唯雪が対応していました。
変身魔法でロズリーの養子が変身した獣の姿を模したものを作り出して混乱させようとしましたが、ロズリーは躊躇無く片方を粉砕しました。
粉砕されたのは養子の変身した獣だったのですがロズリーは意に介しませんよ。
拮抗している戦闘にヴァイオレットが参戦して来ました。
ヴァイオレットは騎士王を召喚して戦わせました。
それでもロズリーを倒せないでいましたが彼の魔力を削り取っていく事は出来ていました。
埒が明かないロズリーはヴァイオレットと唯雪を養子に任せて和馬のもとに行ってしまいました。
足止め失敗です。
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ロズリーを待ち構えていた和馬との戦いに入りました。
ロズリーは動きも素早かったので和馬の消滅魔法を撃てずにいました、照準できないですね。
ロズリーに組み敷かれてしまいます。
そこへ鷲頭が現れて和馬に助太刀してくれました。
鷲頭の物体を溶かす魔法がロズリーを捉えましたが彼はワニに変身して難を逃れて鷲頭の右脚をパックリと齧りました。
鷲頭がピンチです、その時和馬の消滅魔法の詠唱が終わり部屋全体に向けて発射しました。
ダイナミックですね、部屋ごとロズリーを消滅させました。
鷲頭は途中で和馬の意図に気づいて彼を助けようとしていた山鼠灯桜と共に逃げ出していたので助かりました。
戦闘後で魔力を消耗していた武は鷲頭との会話で何気なく話していましたが、これで鷲頭は和馬が本物ではない事に気づいたようですね。
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狼神と熊谷蛍がフェニックス財団から逃げ出しました。
彼らは鷲頭の元に戻りましたが、行方不明中の行動について答えようとしなかったので不味い事になりました。
狼神は沈黙を守っているようで監禁されています。
蛍は鷲頭に少しだけ真実を喋ってしまいました。
和馬が別人であると聞いた鷲津は核心しましたね、蛍をお仕置きしていました。
和馬のもとに四条桃花も居ると聞いた鷲津は和馬を殺すしかなくなったと言っています。
これは不味いですね。
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狼神と蛍が逃げた事で隠れ家が鷲津にばれる可能性を考慮して再度の引越しをする事になりました。
武は和馬に変身している魔法を解除して武の姿に戻る事を決意しました。
最近の武は自分が武なのか和馬なのか分からなくなっていました。
丁度良い時期だったのかもしてませんが、なんと魔法が解除できませんでした。
教えられた魔法を唱えたのですが和馬のマスクが剥がれませんね。
何か副作用が出ているようです。
武は魔法を掛けた本人に解除をお願いしようと考えていました。
ヴァイオレットだけは武が和馬の容姿を捨てる事を嫌がっていたようで、驚きの行動に出ました。
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ヴァイオレットは一人でロンドンにあるスプリガンの本部を訪れました。
武に変身魔法を掛けたチェリー・マグナンを暗殺するつもりでした。
彼女にとっては和馬がヒーローで王子様だったんだね。
実際に幼い彼女を助けたのは和馬に変身した武なんだけどね。
しかし彼女の意図は叶いませんでした。
彼女がスプリガンの本部に忍び込むと、そこには多数の魔法使いが倒れていました。
そこで予想外の人物にあったようですね、「えっ?どうしてあなたがここに・・・」と言っていますね。
あなたと呼ぶのは誰だ?
ヴァイオレットは最後の力でトランプを彼女を攻撃した相手に忍び込ませようとしていました、上手く行ったのかな?
ヴァイオレットは死んでしまったようですね。
彼女を殺したのは誰だろうね心臓を刺されたようなんだが?
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ヴァイオレットが留守にしている間に引越し先が襲われました。
フェニックス財団に参加していたスプリガンのバスティがオッドと繋がっていましたね。
元々スプリガンはウィザードブレスに情報を提供する為に組織されたようですね。
ウィザードブレスの影響力半端ないな。
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襲撃を事前に察知した武たちはばらばらに逃げました。
ヘイル、五十島、一三、双葉、七海の班は大阪に逃げ込みましたが地下街に追い込まれました。
そこへ、陽子(武ママ)が助けに来てくれて難を逃れました。
桃花はイランに移動してジェジンとラヤークを迎えに行きましたが、此処にもウィザードブレスが強襲してきました。
桃花の魔法で異空間に移動しての戦闘になりましたが勝ったようです。
桃花は最後に武の元に援護に駆けつけました。
武、六、十、洋平、葵はウィザードブレスの評議委員ヴァーレンドルフの城に行きました。
彼を説得してウィザードブレスの本部に居るオッドを倒す事にしました。
最初はヴァーレンドルフは渋っていましたが和馬が殺されれば次は協力していた自分が殺されると悟ったようで協力してくれる事になりました。
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オッドとの戦闘は苦戦になりました。
そこには三崎蓮杖も居てオッドに加勢して来ました。
三崎は辛らつな手に出ましたね、十と六の父親の死体を操り攻撃してきました。
十が拘束されてしまいピンチでしたが桃花が現れて形勢逆転しました。
オッドと戦う武も攻撃しても瞬時に再生するので苦戦していました。
オッドの攻撃を貰い斬られそうな所に月光が現れました。
月光は武に協力してくれてオッドを追い詰めます。
月光がオッドを引きつけている間にレクイエムの詠唱を行い第二のレクイエムでオッドを倒しました。
オッドの体の一部を消失させる事で彼の魔力噴出を止めて復元魔法を使えなくして倒しました。
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月光は和馬のレクイエムで異空間に飛ばされたはずなんだけどね。
二十代前半に見えるようですね。
一三が陽子と一緒にいる所を目撃した二十代男性は多分、月光だったんだね。
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ウィザードブレスは混乱しているようですね。
誰がトップになるのかな?
武の望んだような正しい組織に変化すると良いですが。
三崎は桃花に倒されました。
彼の最後は哀れでしたね、彼は操ることの出来る死体が無いと攻撃できないそうです。
無抵抗な彼は桃花に別空間にある罠を仕掛けた場所に落とされて即死しました。
桃花は過去に騙された恨みを晴らしたようですね。
六と十は父親をきちっと埋葬できました。
三崎に言われた十の記憶を書き換えたという言葉が二人を苦しめているようですね。
最近の十の頭痛はその辺に原因があるのかも知れないね。
武は新聞紙上でヴァイオレットの死を知りました。
彼女がどこにもいないと信じることができないと考えていますね。
武は彼女の事をどう考えていたんだろうね。
彼女を殺した犯人はトランプを仕込まれたはずなので何れ分かるだろが、ヴァイオレットは自分を殺した相手を「あなた」と呼んでいたんだよね。
ここが気になるね、結構親しい相手のような感じだよね、誰だろう。
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レーベル:MF文庫J
発行日:2015/4/24
著者:スズキヒサシ
イラスト:瑠奈璃亜
ISBN:978-4-04-067472-8
成分 | 美少女 | 戦闘 | 魔法 | 策略 |
評価 | AAA | AAA | AA | A |
AmazonLink: 魔法戦争XI (MF文庫J)
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