ラノベの感想) エンジェル・ハウリング 第9巻 握る小指-from the aspect of MIZU (富士見ファンタジア文庫)
レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2004/7/25
著者:秋田禎信
イラスト:椎名優
ISBN:4-8291-1631-5
ミズーは殺人精霊アストラと闘い負けそうになっていました。
気絶したミズーをウルペンが救出しましたね。
ウルペンはミズーをファニクに任せて逃げました。
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死にかけのアイネストとウルペンが出会いました。
アイネストがウルペンにミズーの状態を説明していました。
ミズーは硝化を始めたと言っています。
本当の獣にならなければアストラに勝てないと悟ったミズーが硝化を始めたと言っていますね。
どうやらイムァシアの鍛冶師たちが作ろうとした絶対殺人武器とは精霊だったようだね。
精霊化したアストラとミズーが最後に互いを殺し合い消えるという設計のようですね。
アイネストは最後に自分を殺したのはミズーだと言っているのだけど、彼女が硝化し始めているみたいなので、これは正しい見解のようだね。
最後まで観察を続けたそうでしたがアイネストは消えました。
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破壊された帝都でミズーとファニクはサリオンとマリオに会いました。
サリオンはフリウを探していました、マリオはミズーを鋼精霊エングの仇として追って来ました。
これはマリオの勘違いで、エングを殺したのはアストラでした。
ミズーの説得で納得はしてくれました。
しかしアストラを追うと言い出したマリオを止めるのに苦労する事になりました。
無駄死にするだけだとミズーが説得しても聞いてくれないマリオを組み手で叩き伏せて説得していました。
ミズーはこの時に精霊を保持していませんでした。
ギーアを封じた水晶檻はアストラに奪われていたんだよね。
それをマリオに気づかせないように精霊と武器と念糸なしの組み手に持ち込みました。
なんでも有りの状況で戦えば多分マリオは勝てたよね、ちょっとずるいけど、マリオの為には良かったんだけどね。
マリオの闘い方は相変わらず稚拙すぎました、駆引きとかは全くしませんね、渾身の力で殴りかかって来ました。
ミズーにコテンパンにやられてしまいました、しかもかなりの手加減をしてもらっていました。
マリオは最後まで納得しなかったね走り去りました。
ミズーも慣れない事はしない方が良いなと嘆息していました。
彼女なりに優しさを示したようだね。
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サリオンとマリオと別れた後、ファニクに連れられてペインの闘犬を飼育している村を訪れました。
そこにペインに預けてあった武器が送り届けられていました。
そこで出会った犬回しのエダンも一緒にウルペン探しの旅に出ました。
ミズーはアストラを止めようと考えていましたが、精霊であるアストラを探すアテが無いんだ。
そこでアストラを追うであろうウルペンを探す事にしました。
犬回しの村にウルペンに脅された傭兵がやってきて攻撃してきました。
その傭兵を捕まえてアジトまで案内させていました。
険しい山を登り中腹にある砦を目指しました。
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砦に到着すると中は死体の山でした。
そこの住民は全て殺されていましたね。
砦で待ち構えていたウルペンによると、アストラが住民を殺したと言っていました。
他にも村が死滅させられたとも言っていました。
ウルペンは帝都から持ち出した精霊を使ってミズーを殺そうとしてきました。
雷撃を使う巨大な精霊、刃物型の精霊、粘着する精霊の三体を使ってきましたね。
帝都が無くなったのでウルペンも捨て鉢になっていますね、なりふり構わずミズーを攻撃してきました。
ミズーは精霊無しで工夫して対処していましたよ、結構頭を使っていますね。
雷撃精霊の雷撃で刃物型の精霊を倒しました、粘着精霊は天井を崩して瓦礫に埋めました、雷撃精霊からは雨が止むのを待って逃げました。
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イムァシアの塔でウルペンと戦う事になりました。
ウルペンはアストラを守る為にミズーを殺したかったようです。
ウルペンはアストラに対する愛をミズーに否定されたくなかったようですね。
ミズーは否定しないと言っていたんだけどウルペンは挑んで来ましたね。
互いに剣を投げ合って決着しました。
ミズーの知らない距離での投げ合いになりミズーはウルペンに当たらないと確信していました。
しかし幸運ですね、これはアマワの契約者だからかな?
契約者同士の闘いだったのですが、ウルペンの心臓にミズーの投げた剣が刺さりました。
ウルペンの投げた短剣はミズーの眉間を捉えていましたが軌道上でミズーの剣と接触して逸れました。
ミズーの投げた剣も軌道を逸れたのですが、それが幸運にもウルペンに当たりました。
ミズーは泣きながらウルペンの言葉を伝えると言っていますね。
彼女もウルペンを義兄と認めたようだね。
ウルペンは納得して死んでいきました。
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塔の最上階でアストラが待っていました。
ギーアもそこに居てミズーを捕らえましたね。
そしてギーアが喋りましたよ。
ギーアは獅子の子が獅子になるまで守ると言っていました。
ギーアはミズーとアストラが戦うのを止めようとしていました。
しかしミズーのお願いを聞き入れミズーを自由にしてくれました。
アストラは何も語りませんでしたが、ミズーが「あなたを愛している、アストラ」と言って互いの心臓を刺しあいました。
同士討ちと思ったらアストラは消えましたね。
ミズーに傷はありませんでした。
ミズーが完全な精霊にならなかったからアストラだけが消えたのか。
ミズーは生きながらにしてアマワの契約者を辞める事ができました。
アマワはミズーに失望したと言っていましたね。
彼女を脅して来ましたがミズーはもう恐くないと返答していましたね。
アマワは消えました。
ギーアはミズーに付いて来るようです、これは頼もしいね。
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ミズーはジュディアと共にアスカラナンに行くようです。
別れの前にファニクと一緒に彼の姉の結婚式を覗きに行きました。
ファニクは勘当中の身の上なので遠くから見ていました。
別れ際にミズーがファニクに絵葉書を出すと言っていましたね。
彼女もかなり変わりましたね、友人、知人を得たようです。
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成分 | 美女 | 美少女 | 戦闘 | 魔法 | 作戦 | 神秘 |
評価 | AA | A | AAA | B | B | A |
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